今回は、PLAYISMによるカメラ撮影をテーマにしたシミュレーション『ウムランギ ジェネレーション』を紹介したい。担当は、カメラはCanon派だという西川くん

『ウムランギ ジェネレーション』カメラで自由に撮影を楽しむ、個性的なシミュレーター【とっておきインディー】_01

撮る……撮る、撮る。

 仕事柄、取材時にもカメラを手にすることが多い西川くんです。昨今のゲームでは、フォトモードを搭載していることが多いですよね。『ウムランギ ジェネレーション』は、そんなフォトモードをフィーチャーしたタイトルです。

 舞台は荒廃した未来の、ニュージーランドのタウランガ市。プレイヤーはカメラを手に、ステージごとに決められた目標を撮影して、クリアーを目指します。単純に目標を追い掛けているだけだと、単なるモノ探しゲームになることでしょう。しかし、カメラの機材や現像の方法によって、多彩な写真撮影の技術が楽しめるので、撮影にこだわるほどに奥深い魅力が出てくる1本です。

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写真の評価でスコアを稼げ

 ゲームの基本は、被写体を見つけて、写真を撮ること。風景、オブジェクト、人物、撮影するものはどれでもオーケー。写真のスコアは色、被写体、構図といった3つの評価で決まり、スコアが高ければ高いほどステージクリアー時に得られる報酬が多くなるというわけ。

 また、写真は撮影した直後にデジタル現像が可能。もし撮影時に微妙なできあがりになったとしても、コントラストなどをいじれば、クールな写真に早変わりすることも。ステージごとに散りばめられた多彩な被写体をカメラに収めよう。

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写真撮影にはフィルムが必要。1枚1枚を大事に、自分ならではの写真を撮ろう。

【STEP1】被写体を決める
 ゲームは主観視点で進行。一般的なFPSの操作と同じ感覚で、右クリックでカメラを構えて、左クリックで撮影だ。

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【STEP2】構図を決めて撮影する
 カメラの角度を変えたり、ズームやピント調整で構図を決めよう。ピントが合わないと、当然ピンボケ写真になる。

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【STEP3】写真を現像する
 撮影後はコントラスト、露出、色合いを調整可能。慣れないうちは、色を変えるとそれっぽくなるのでオススメ。

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フォトバウンティを狙え

 ゲームの主目標となっているのが、ステージごとに決められた被写体を撮影する、“フォトバウンティ”。オブジェクトを探して撮影するのは、宝探しに近い。友人たちを構図に収めるというような目標の場合は、その場所を探すといった感じ。また、各ステージにはボーナス目標があり、それらも達成することで、さまざまな装備が手に入る。写真撮影がより楽しくなるので、ぜひ達成を目指そう。

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目標の中には、限定的な場所を見つけないとフレームに収まらないものもある。
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装備を手に入れろ

 ボーナス目標の達成で、各ステージごとに撮影に使える多彩なアイテムが入手できる。ゲーム開始時は、標準ズームレンズ1本が初期装備となっている。もらえるアイテムは交換式の望遠レンズや広角レンズ、フラッシュなどさまざま。フォトバウンティには、撮影するレンズが指定されている場合もあるので、一部アイテムはゲームの進行上必ずもらえる場合も。

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ファインダーを覗かず交換すると、その場でレンズを変更する。この仕草がカッコイイ。

■望遠レンズ:遠方の被写体にズームして撮影できるが、取り回しの難しさは現実さながら。
■フラッシュ:いわゆるストロボ。撮影すると発光し、被写体を照らして、明るい写真が撮れる。

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アヤシイ言語も魅力のひとつ

 荒廃した世界には、アジア言語が似合うのはなぜだろうか。本作にも怪しげな日本語などが風景に登場。これもやっぱり魅力なのだ。

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ウムランギ ジェネレーション

  • プラットフォーム:PC
  • メーカー:PLAYISM
  • 開発元:ORIGAME DIGITAL
  • 配信日:5月20日配信
  • 価格:1382円[税抜](1520円[税込])
  • ジャンル:シミュレーション
  • CERO:――
  • 備考:ダウンロード専売
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