本日お届けするのはカニが戦う話題の『カニノケンカ -Fight Crab-』。Nintendo Switchパッケージ版はマスティフから、ダウンロード版はカラッパゲームスから、PC版はPLAYISMから発売のタイトルです。担当は、最近までカニカマが苦手だったライターというカナダ長田

カニによる対戦格闘ゲームが勃発!

 カニどうしが戦うという、異色な設定の3D格闘アクション。ルールもかなりユニークで、左右のハサミを駆使して敵を攻撃し、相手の身体を裏返して3カウントを取った側が勝利となる。

 カニには体力ゲージがない代わりに、ダメージメーターがあり、相手を攻撃するごとにダメージが蓄積し、それだけバランスを崩しやすくなる。相手のスキをついて、いかにダメージを与えていくのかが、勝敗のカギとなる。ちなみにNintendo Switch 版では、Joy-Conを振って左右のハサミを動かせるのだが、これはこれで雰囲気があってとても楽しい。カニなのに豪快にクルマをぶん投げたり、ウォールランで高層ビルを駆け上がるなど、思わず笑ってしまう要素も豊富で、何度プレイしても飽きがこない一作だ。

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カニは、完全に裏返ってしまう前にハサミをうまく動かせば、起き上がれる。3カウントが始まったからといって油断していると、反撃を受けて逆に裏返されることも。
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繁華街や回転テーブル、スーパーの食材コーナーと、用意されているステージはバラエティー豊か。各ステージには複数のカニが待ち構えており、勝利すると新たなステージが解放される。
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カニの極意【1】カニを知りおのれを知れば百戦あやうからず

 本作では、さまざまな種類のカニが操作可能。それぞれ特徴も異なっており、たとえば、ヤシガニは重量があって裏返りにくいが動きが鈍い……といった感じだ。当然のこと、カニの長所と短所を把握したうえで戦うことが勝利のポイントとなる。カニの相性によっては、ひとまわり大きなカニを圧倒できることも……。なお、カニはクリアー後にもらえるゲーム内通貨を使って入手できる。

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オオホモラはリーチが長いうえ、加速力に優れていて厄介だが、懐がガラ空き。そのため、小柄なカニだと意外にも有利に戦える。
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アサヒガニは軽いぶん動きが素早い。重量級相手には、立ち回り次第で、後方へ回り込み、一方的に攻撃できる。
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カニの極意【2】カニに金棒、備えあれば患いなし

 カニは、ハサミだけのステゴロ(素手)でも十分戦えるが、なんと武器も扱えてしまう。持たせられる武器はナイフやハンマー、チェーンソーなど多種多彩。中には拳銃などの飛び道具もある。武器にもそれぞれ特徴があり、攻撃力が上がるだけでなく、武器のぶんだけリーチも伸びることになる。何を持たせるかによってプレイの幅も大きく広がるのだ。

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中には、有名な映画に出てくる光る剣にそっくりな武器も。むろん切れ味は抜群で、当たれば大ダメージを与えられる。
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筆者お気に入りのジェットは、両手に装備して飛行が可能。ただし操作が非常に難しく、なすすべもなく飛び回るカニの姿はとてもシュール。
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カニノケンカ -Fight Crab-

  • メーカー名:マスティフ
  • プラットフォーム:Nintendo Switch、PC
  • 発売日:2020年8月20日発売
  • 価格:3980円[税抜](4378円[税込])
  • ジャンル:アクション
  • CERO:全年齢対象
  • 備考:ダウンロード版はカラッパゲームスより発売で、2182円[税抜](2400円[税込]) PC版はPLAYISMより7月30日配信で、1800円[税抜](1980円[税込])
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