1933年のベルリン。ヒトラー率いるナチスがついに権力掌握に動き出した。このままでは、戦争が勃発するのも時間の問題だ。そこで、レジスタンスを率いるプレイヤーには秘密裏に金や協力者を集め、ナチスの活動を妨害してもらいたい。彼らの不利益になるビラをばら撒いたり、プロパガンダになるものを壊したりと、人員や資源と相談しながら適切な指示を出すのだ。

 なお、街中には密告者や秘密警察がいるため、活動にはリスクがともなう。仲間が捕まると情報漏洩の恐れもあるため、ときには隠れるなどして臨機応変な対応を心掛けてほしい。

秘密裏に資金、協力者を集めて妨害工作を成功させよう

 まず、マップ各所にあるミッションに自身や仲間を配置。実行すると時間が経過し、お金や資源、さらなる人員を集められる。また、必要な資源が揃えば妨害活動も行えるように。ただし、ミッション中には密告者などが現れる可能性があり、その際はとどまるか、中止して逃げるかの選択が迫られる。

『Through the Darkest of Times』組織のリーダーとして仲間を導くアドベンチャー【とっておきインディー】
ミッションの達成や時間の経過で新たなミッションも増えていく。中には仲間を増やせるものも。
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秘密警察が現れてもその場にとどまった場合、運がよければミッション報酬を得られるが、悪いと負傷するリスクがある。
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教会にカトリック保守派の仲間を配置すれば、より多くの協力者を得られるなど、実行メンバーには適性がある。

組織のリーダーとして正しい選択を

 ミッションを実行すると、イベントが発生することも。各イベントでは、ナチスに扇動された人々による不当な暴力などが描かれ、その場に居合わせたプレイヤーはさまざまな選択を迫られる。選択によっては新たなミッションが解放されたりとメリットもあるが、ケガを負うこともあるので、つねに冷静な判断を心掛けよう。

『Through the Darkest of Times』組織のリーダーとして仲間を導くアドベンチャー【とっておきインディー】
イベントでは国会議事堂への放火など、実際の事件も描かれ、プレイヤーに緊張感を与えてくる。
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鍵十字の腕章をした男たちに囲まれる老人。見過ごすか、危険を承知で助けるかはプレイヤー次第。

仲間をまとめるのもリーダーの仕事

 プレイヤーが率いる組織にはモラルの数値があり、ミッションの成否やイベントでの選択によって増減。モラルがマイナスになると組織は瓦解してしまうので、しっかり管理しておきたい。また、仲間が増えると組織内でトラブルが発生する場合もある。ほかの仲間の追放を進言してくる者や、悩みを相談してくる者など、仲間たちにどう接するかによってモラルも変化。

『Through the Darkest of Times』組織のリーダーとして仲間を導くアドベンチャー【とっておきインディー】
モラルは、ミッションを実行して時間が経過するたびに必ず減少。一方で、各ミッションを成功させるごとに少しずつ上昇していく。
『Through the Darkest of Times』組織のリーダーとして仲間を導くアドベンチャー【とっておきインディー】
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新たな仲間がやって来たかと思えば、初期メンバーふたりの関係が悪化……。この場合、どちらかを追放するか、そのまま残ってもらい現状維持をするかを選ぶ必要がある。

『Through the Darkest of Times』

  • 対応プラットフォーム:PC
  • メーカー:HandyGames
  • 開発:Paintbucket Games
  • 配信日:2020年1月31日配信
  • 価格:1455円[税抜](1600円[税込])
  • ジャンル:シミュレーション
  • CERO:ーー
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