つぎで最後にしよう、そう決めて冒険を始める。もはや何回目かもわからない。冒険から帰還した(多くの場合、“ 帰還してしまった”が正しい)僕の脳内は「完全に理解した。つぎはもっとうまくやれる」という根拠のない自信で溢れている。違うデッキビルドを試したい、もっと別の配置なら、あのステータスを伸ばせば……。そして僕は心の中で宣言する。「つぎで最後にしよう」と……無限ループって怖くね?
細かく作りこまれた世界観にのめり込む
本作の大きな魅力は、とにかく奥が深いこと。メインとなるダンジョン攻略はもちろん、物語やその基盤を支える世界観もかなりのボリューム感だ。とくに筆者が驚いたのは下の画像を見てわかる通り、図鑑の“ 分厚さ”だ。
探索も戦闘も自動で進行! それゆえの忙しさがやみつきに
本作では、主人公がランダム生成された道を自動で周回し続ける。さらに、その最中に敵と遭遇した場合も戦闘が自動で進行。戦闘の際には特殊な効果を持つカードを使い、主人公が戦いやすい状況を整えることが重要だが、探索と戦闘が自動で進むため、思考が間に合わないことも。
地形の組み合わせでさまざまな効果が
たとえば、“山”は単体だと効果がないが、となりに別の“ 山”か“ 岩”が置かれている場合はひとつにつき主人公のHPが2% 上昇する。さらに山と岩を3×3の正方形に配置すると“ 山頂”という地形に変化し、効果もアップ。
敵を倒して、より強力な装備を手に入れよう
敵を倒すと装備が手に入ることがある。装備には最大HPなどの基本的なステータスのほか、回避やカウンターの発動率、吸血などのオプションがランダムで付いているため、装備のビルドを考える時間が悩ましくも楽しい。
冒険から持ち帰った素材でキャンプ地を拡張できる
冒険中に獲得した素材は、無事にキャンプ地へ帰還すると、すべて持ち帰ることができる。それらを使って新たな施設を建設することで、新たなカードやクラスなどが追加されていく。キャンプ地をコツコツ拡張していけば、よりスムーズに冒険できるはず。
デッキビルドを変更して新たな冒険へ
冒険中に獲得できるカードの種類は、デッキビルドから自由にカスタマイズが可能。必要なステータスや素材によってカードを入れ換えたり、あえて種類を減らすことによって欲しいカードの出現率を高めたりもできる。
クラスチェンジで戦いかたも変化
ウォリアーやローグ、ネクロマンサーなどクラスによって装備の種類やステータスの傾向が変化し、戦いかたが大きく変わる。
Loop Hero
- メーカー Devolver Digital
- 開発元 Four Quarters
- 配信日 2021年2月3日配信
- 価格 1520円[税込]
- ジャンル RPG