某タイトルのMSX 時代を彷彿とさせるような、見下ろし型視点で進むスニークアクション『UnMetal』。見た目の通りに、金属歯車的なパロディーネタが散りばめられているが、本作独自の要素も多く、案外やり応えバツグン。
ゲームは尋問を受ける主人公、ジェシー・フォックスの回想を聞いていくという独特なスタイルだ。「本当にそんな体験したのか!?」と疑うほどに、ハチャメチャな経験が語られるため、思わず笑ってしまうシーンが満載。ボス戦はバラエティー豊かかつ、なかなかの歯応え。某ゲームのファンでなくても、遊んでみてほしい作品だ。
なお、セリフにはジョークが多く含まれているが、意味の伝わらない日本語はなく、翻訳は最後まで非常に良好だ。
『UnMetal』Steamページジェシー・フォックス
あの英雄のような見た目をしているが、一般人。軍事基地に無実の罪で捕らえられた。基地からの脱出を目指していたが……?
ハリス大佐
フォックスと同じく牢屋に拘束されていた、どこかの大佐。その知識でフォックスを手助けしつつ、大きな陰謀の解決に取り組む。
ロバート
軍事関係の写真を隠し撮りすることを生業とする、危険なパパラッチ。盗撮がバレて拘束されていたところをフォックスが解放する。
ドクター
軍事基地の医者。フォックスの活躍のせいで、救護室がパンパンに。出会ったときにはフォックスに拳銃を向けるのだが……?
取り調べで進むいいセンスな物語
フォックスは連合国にヘリで侵入したところ、撃墜され尋問を受けることに。なぜヘリに乗っていたのか、なにがあったのか、と尋問を受ける中で、フォックスの武勇伝が語られるわけだ。その中には選択肢や行動によって、新たに語られる体験もある。
とにかくパンチ!
フォックスは一般人ゆえに人は殺さない。パンチで気絶させるのが基本。また、アイテムもパンチで物体を壊して入手する。フォックス、まずはCQCの基本を思い出して。
豊富なアイテム
本作はアイテムが大量にあり、武器はもちろん、意味不明なアイテムもある。合成が可能で、某冒険野郎的なトンチキなアイテムで状況を打破するシーンも存在する。
無線機で仲間と会話
「こちらフォックス。大佐、聞こえるか?」と、おなじみ(?)の無線通話も存在。ゲーム中のヒントや、下の画像のようなセリフもアリ。たっぷり30分はプレイするといい。
やり応えのあるボス戦も!
対戦格闘ゲームのようなカットインで始まるボス戦は、ギミックが満載でやり応えバツグン。謎解きゲーム的な側面があり、どのように攻略するかを考える必要がある。思い出さないか? この肉体のぶつかり合い!
UnMetal
- メーカー Versus Evil
- 開発 UnEpic Fran
- 対応プラットフォーム Xbox Series X|S、Xbox One、PC
- 配信日 2021年9月28日配信
- 価格 Xbox Series X|S、Xbox One版は2350円[税込]、PC版は1900円[税込]
- ジャンル アクション・アドベンチャー
- IARC 16歳以上対象
- 備考 Nintendo Switch版とプレイステーション4版は海外版のみ