神となり、マップを自由に生成(自動生成も可)し、人々の繁栄、多彩な動物たちの行く末を見守るシミュレーター『WorldBox - God Simulator』。人間などの基本種族は設置することで集落を形成し、国に分かれて自動的に繁栄。プレイヤーは神ゆえに、できることは無限大。植物や動物の設置、怪物の呼び出しから破壊活動まで何でもござれ。繁栄した世界の破壊を楽しむのも醍醐味のひとつ。プレイヤーの思うがままに“世界”を楽しむゲームなのです。スマートフォン版は無料で遊べる(一部機能が有料)ので、まずはそちらを遊んでみてはいかがでしょう?

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『WorldBox - God Simulator』AIの繁栄を眺める“神”シミュレーター【とっておきインディー】

基本の4種族

 基本となる4種族を配置するのがゲームの基礎的な遊びかた。それぞれの種族には性格や好みがあり、人間はとにかく領土を広げる性格ですが、内乱を起こすことが多く、なんとも人間的。エルフはドワーフとオークを嫌っています。ドワーフは内向的な性格ゆえに繁栄しにくく、オークは超好戦的で同族以外の種族を嫌っています。まずは種族間の戦いを眺めるといいでしょう。

『WorldBox - God Simulator』AIの繁栄を眺める“神”シミュレーター【とっておきインディー】
土地や自然環境なども自由にカスタマイズ可能で、たとえば日本列島を作って、その中で人々の生活を眺める戦国時代プレイもできます

 人々は木々を伐採し、家や城などを建築して繁栄していきます。大きくなれば港を建築し、船で島の外に出て活動することも。木などの素材を置いて提供する以外に繁栄自体に神が介入することはほぼできず、破壊活動なら可能という感じです。

『WorldBox - God Simulator』AIの繁栄を眺める“神”シミュレーター【とっておきインディー】

やっぱり起きちゃう戦争

 世界のルールを決めるのも神の務め。デフォルトでは陣地を取り合う戦争が許可されていて、近い陣地の国どうしはたびたび戦争を起こして、相手の領土を奪おうとします。なお、戦争を禁止することも可能です。

『WorldBox - God Simulator』AIの繁栄を眺める“神”シミュレーター【とっておきインディー】
各住民たちには名前やレベルなどのステータスが存在し、成長を眺めて楽しむ遊びかたもあります
『WorldBox - God Simulator』AIの繁栄を眺める“神”シミュレーター【とっておきインディー】
噴火などの自然現象を起こすなど、ちょっかいを出して戦争の行く末を変えたりするのもいいでしょう。どう遊ぶのかは、プレイヤー次第なのです

 また、人型だけでなく、動物や虫、ゾンビなどの怪物も産み出せます。動物たちも自動で繁栄していくのです。ゾンビは感染症であり、パンデミックプレイもできます。

人々を困らせるのも神の醍醐味……!?

 なぜか世界の繁栄の助けになるコマンドよりも、爆弾や衛星レーザーなど、破壊系コマンドのほうが多いです。人類の発展を見守りながら、ときおり破壊神のように災害を引き起こし、戸惑う下々の民たちの姿を眺めるのも楽しいかもしれません。

『WorldBox - God Simulator』AIの繁栄を眺める“神”シミュレーター【とっておきインディー】
ファンタジックなドラゴンを召喚し、破壊されていく集落を眺めるのも一興。ドラゴンが倒されることもあります
『WorldBox - God Simulator』AIの繁栄を眺める“神”シミュレーター【とっておきインディー】
超巨大な大蟹を召喚すると、まさかの自分で操作が可能! 自分で繁栄させた町並みを破壊していくのは、巨大怪獣の気持ちが楽しめます

破壊も創造も神次第!

 ここまで紹介したように、本作をどう遊ぶのかはすべてプレイヤーに委ねられており、目的はとくにありません。そのため、人を選ぶゲームではありますが、細かく動くキャラクターたたちを眺めるのが好きな人にはオススメ。多彩なコマンドを試しながら、ぜひ遊んでみてください。

WorldBox - God Simulator

  • メーカー:Maxim Karpenko
  • 配信日:備考欄参照
  • 価格:備考欄参照
  • ジャンル:シミュレーション
  • CERO:ーー
  • 備考:iOS版、Android版は2018年10月2日配信開始。価格は基本プレイ無料(アイテム課金制)。PC版は早期アクセス中で、2021年12月3日配信開始。価格は2050円[税込]
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