ゲーム大好きライターが古今東西のインディーゲームを紹介。本日お届けするのはPC用ソフト『Velocity Noodle』。
Text by:由井ノコウ(ラーメンは天下一品が好き)●記事一覧
速さとラーメンを愛する男。F1を見ながらカップラーメンを食べているときに本作と出会った。角田選手がんばれ!
【ココが推し】
- サイバーパンクな世界観(カタナも謎の日本語看板もある)
- タイムアタックが楽しい硬派なプラットフォーマー
- ラーメン!
目的は迅速な配達。手段は問わない
サイバーパンクな近未来都市を舞台に、ラーメンをできるだけ早く配達する2Dアクションゲーム『Velocity Noodle』をご紹介。なぜかトラップが散りばめられた配達ルートを、主人公の特殊能力“ワープ”を駆使して駆け抜けよう。ちなみに、本作の邦題は『速度ラーメン』となっている。機械翻訳かもしれないが、サイバーパンク感が溢れる。
『Velocity Noodle』Steamサイトサイバーパンク×硬派プラットフォーマー
輝くネオン、唐突な日本語看板、なぜかフィーチャーされるラーメン。本作はオーソドックス(?)なサイバーパンクの世界観で展開するのはシンプルかつ硬派な2Dプラットフォーマーだ。難度はほどほどだが、やり込み要素も存在。
ピクセルアートで描かれたマップやキャラクターも魅力的。背景や障害物のビル群はしっかりと描き込まれているうえ、さまざまな看板が掲げてあり、配達の途中でもつい眺めたくなる。
ワープ能力を駆使してラーメン配達
本作の基本システムは、ダッシュやジャンプを用いた2Dアクション。独自性の高い要素として、刀を投げて行うワープがある。これが攻略のカギになるうえ、挙動も気持ちよく、本作の魅力になっている。
また、ギミック攻略要素はあれど基本的に戦闘はなく、目的も素早くステージをクリアーすることなので、純粋なタイムアタックが楽しめる。ゲーム性と直接関係はないが、ラーメン配達とタイムアタックの組み合わせはとても説得力がある。
配達員に立ちはだかるギミックと“A.D.S.”
配達経路には丸ノコやトゲといったワナが待ち受けているが、さらに危険なのが“A.D.S.”(アンチデリバリーサービス)の追手。デリバリーを嫌う彼らは空飛ぶクルマや“D.R.O.N.E.”を用いて配達を妨害してくる。謎が謎を呼ぶ奇妙な存在だが、そういうものだと思って切り抜けよう。D.R.O.N.E. が何の略かは、ぜひ実際に遊んで確かめてほしい。
覚えておくと便利な小技
ここでは本作の攻略に役立つ小技や注意点をレクチャー。難度はほどほどな本作だが一部難しいステージも存在するので、実際にプレイして行き詰まったら参考にしてほしい。
ダッシュでジャンプ回数回復
空中ジャンプを着地せずに連続で出せるのは通常1回までだが、壁張り付き後にジャンプし、壁に向けダッシュするとジャンプ回数が復活。
消える足場を消さずに利用
乗ると一定時間で消える足場のギミックは、じつは縁に壁張り付きをしても消えない。消える壁の場合は、上に乗っても消えない。
残機を過信するべからず
本作はライフ制だが、ダメージ後の無敵時間が短いためゴリ押しはあまり通用しない。とくにD.R.O.N.E.は容赦なく突っ込んでくるので注意。
Velocity Noodle
- メーカー:Shotgun Anaconda
- プラットフォーム:PC
- 配信日:2022年1月21日配信
- 価格:1320円[税込]
- ジャンル:アクション
- 備考:ダウンロード専売