ゲーム大好きライター陣がお気に入りのインディーゲームを紹介。今回お届けするのは、過酷なサバイバル体験ができるNintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One、PC用アクション『Green Hell(グリーンヘル)』。担当は、“[自称]ジャングルマスター”の友野辰貴

ジャングルの洗礼が主人公に迫る

 草木が生い茂るアマゾンの熱帯雨林“グリーンヘル(緑の地獄)”。本作は、そんなジャングルを舞台に、食糧なし、装備なし、援助もなしの最悪な状況で生き抜く、オープンワールドのサバイバルアクションだ。

 プレイヤーを待ち受けるのは、危険な動植物や原住民、ジャングルならではの環境などさまざま。生死の境に身を置く、過酷でスリリングなサバイバルが楽しめる。

『Green Hell』ニンテンドーeショップサイト 『Green Hell』PS Storeサイト 『Green Hell』Microsoft Storeサイト 『Green Hell』Steamサイト

美しいだけじゃないジャングルの恐怖

 カピバラなどの野生動物やカエル、鳥、魚たちが豊富に生息し、美しさすら感じるアマゾンのジャングル。観光なら楽しいが、何の準備もない状態で生き残らなくてはならないとなると話は別だろう。

 水、食料、住みかの確保さえままならない状況で、頼れるのは自分自身のみ。アクシデントに見舞われて病気や怪我にさいなまれたとしても、自分の力で生きていくしかない。たとえその先でどんな結末が待ち受けていたとしても……。

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】

主人公を襲う謎の原住民

 この地に住まう原住民たちは警戒心が強く、よそ者を見るなりすぐに襲いかかってくる。そんな原住民から逃げてもいいし倒してもいいが、相手は知性ある人間。槍やナイフ、弓矢などの道具を使ってくるためかなり手強い。彼らの道具が魅力的に見えるかもしれないが、ジャングルに慣れないうちは極力回避したほうがいいだろう。

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】

ジャングルマスター(自称)が教えるサバイバルの基本戦術

 初心者が陥りがちなデスループにハマってしまわないよう、ゲームのキモとなるサバイバルの基礎知識をレクチャー。地獄のジャングルが最高の住みやすい環境になるように、(自称)ジャングルマスターの筆者が、実用的かつ便利なテクニックもピックアップして紹介していく。

【1】バランスのいい食事

 本作では、炭水化物、水分、脂質、タンパク質の4つの栄養素に気を使った食事が重要となる。そこでオススメなのが、3つの栄養素を同時に取れるココ
ナッツ。どこにでも生息しているので、調達も非常に簡単だ。

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
栄養素の保有量は腕時計で確認可能。この場合だと水分(青)とタンパク質(赤)が不足気味だとわかる。

【2】斧と刃物は必ず常備

 サバイバルでは刃物が必要不可欠。とくに斧とナイフは、伐採や解体など、使用頻度が高いので、こまめに補充しておこう。

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
石の斧は非常に作りやすいうえ扱いやすい。なければとりあえず作っておこう。
ナイフは石ころふたつ、斧は棒と石ころで、簡易的なものが制作可能だ。

【3】見通しの悪い草むらの罠

 ジャングルには、ヘビやクモ、サソリ、カエルなど、毒を持った危険な生物たちが潜んでいる。足もとが見えない草むらにいる場合も多いため、できるだけ地面の見える場所を歩いて安全を確保しよう。

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
急いでいても安全第一。こういう草むらは避けるが吉。

【4】見逃せない便利アイテム

 マップ各所には、ジャングルの開拓者たちがやってきた痕跡がある。そういった場所では、自然界では手に入らない貴重なものも入手できる。

■見落とさないよう探索は綿密に

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
刃物や長期保存できる食糧など、人工物はどれも貴重なので極力確保しよう。
倒れたジープの横にある水筒。大量の水を運べる非常に便利なアイテムだ。

【5】拠点を確保してマイホームを作れ

 本作では、屋根や壁などを建築することで、生活拠点が制作可能。食糧を調理するためのキャンプファイアやベッド、シェルター、保管用チェスト、集水装置など、サバイバルに役立つ建築物を利用できる。面倒かもしれないが、生活を安定させないと探索も何もないので、最初は拠点の確保を目指そう。

■欲しい建物をノートから選択

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
骨組みは屋根や壁を設置するために必要な基礎となる建築物。屋根を設置すればセーブもできるうえ、たき火を雨から守ることも。

■建材を指定の場所に設置すれば

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
必要なのは丸太、長い棒、ロープ。どれもその辺の木から手に入るためすぐに作れる。

■骨組みの完成

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
骨組みは場所さえあればどの方向にも連結可能。拠点の基礎なので広めにつなげるのもアリ。

【6】狩りには槍がオススメ

 リーチが長く攻撃を当てやすい槍を使えば、狩りも非常に楽になる。大型獣など、厄介な敵はだいたい槍で対処可能なので、探索時には手に持っておこう。

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
カニなどの小さい動物を貫けば、そのまま調達できて便利だ。

■原住民との戦いでも大活躍!

『Green Hell』生き残れ、何としてでも!過酷な日々が待ち受けるオープンワールド・サバイバルアクション【とっておきインディー】
原住民たちが相手のときは、投げ槍が効果的。当ててしまえば持続ダメージで倒せるため、非常に強力だ。

Green Hell

  • メーカー:Forever Entertainment
  • 開 発:Creepy Jar
  • プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One、PC
  • 配信日:Nintendo Switch版は2021年2月10日配信、プレイステーション4版は2021年9月15日配信、Xbox One版は2021年6月10日配信、Steam版は2019年9月5日配信
  • 価 格:Nintendo Switch版は2499円[税込]、プレイステーション4版は2750円[税込]、Xbox One版は2954円[税込]、Steam版は2570円[税込]
  • ジャンル:アクション
  • CERO:17歳以上対象
  • 備 考:ダウンロード専売
とっておきインディーバックナンバー