古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回お届けするのはNintendo Switch、PC向けソフト『Wildfrost(ワイルドフロスト)』。デッキ構築型ローグライクゲームに、またひとつ名作が誕生。何度でも遊びたくなる中毒性の高さがたまらない! 担当は、“このカードが場にあると味方のハートが−2”という、まさん

 カードごとに設定された行動可能なターン数やシナジーを生む配置を考えつつ戦う、戦略的で奥深いデッキ構築型ローグライクカードゲーム『ワイルドフロスト』。何度もくり返しプレイして腕を磨き、世界を凍らせた原因に立ち向かえ!

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
仲間の配置やアイテムを意識して戦うと、戦況が大きく変わる。難しそうに見えても、慣れてくると程よく感じる絶妙なバランスだ。
『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
『Wildfrost(ワイルドフロスト)』ニンテンドーeショップサイト 『Wildfrost(ワイルドフロスト)』Steamサイト

役に立たないカードはない!? 知識を蓄えて、臨機応変にデッキ構築!

 本作では、旅を始める前に3つの種族からリーダーを選択。能力にあったデッキを構築しながら進み、奥地に待つラスボスの撃破を目指すのが目的だ。

 ただし、待ち受ける敵は、初見だと理不尽なほどに強い。入手できる手段が限られた味方やアイテムをうまく活用し、シナジーを理解しなければ、一方的にやられてしまうだろう。知識を蓄えて、絶望的な状況に対処する快感が病みつきになる作品だ。

◆戦闘中の位置変えやシナジーを意識してカードを集めよう!

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
敵は驚くほどに強く、数も多い。正面から殴り合わず、絡め手で勝てるデッキを構築しよう。

■氷づけの旅人■
いっしょに戦う仲間がいれば手数も増える!

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このマスに止まると、仲間にしたいキャラを1枚だけ選んでデッキに追加できる。誰を選ぶか悩ましい!

■お守り商人■
カードや仲間を強化するお守りを買うべし!

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カワイイお姉さんのアイコンが目印。カードを強化するお守りや、戦闘中に使うアイテムを購入できる。

■ふかふかツムリのお店■
“クラウン”などの便利アイテムが買える!

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
貴重な装備品である“クラウン”を購入できるお店。ほかの品揃えもよく、何を買うか悩んでしまいそうだ。

その一手が戦局を左右する……カウンター制ターンバトル

 敵のマスに止まると、バトルが発生。カードを配置した後、カウンターが0になったキャラから行動するターン性のバトルが展開される。同じタイミングで0になると敵が先に動くことや、エフェクト(特殊効果)などを把握しながらカードを使い、リーダーを撃破して勝利を収めよう。

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弱った味方をいつデッキに戻すか。どのカードをどの順番で使うか。たとえ、一手でも失敗は許されない。よく考えて戦い抜け!

一回勝っても終わりじゃない! 目指せ真のエンディング!

 ラスボスに勝ったプレイヤーを待ち受けるのは、さらなる絶望。つぎの周回では、ラスボスを倒した自慢のデッキが新たなラスボスとして君臨する。じつは、真の結末を迎えるには周回して条件を満たさなければならない。真のラスボスを撃破するまであきらめるな!

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
真のラスボスに挑むためには、複数の条件を満たす必要がある。光るマスがヒントになっているので、必ず立ち寄っておこう。

◆自分が作った理想のデッキが
新たなラスボスとして立ちはだかる!

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
強いデッキでクリアーすればするほど、ボス仕様の嫌らしい強敵として現れる。あまり強いボスにはしたくないが、だからと言って手は抜けない……!

◆難度を上げて周回を重ね
このループを断ち切れ!

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
周回するたびに、紫のベルが追加。これを装備すると難度が上昇する。すべて装備した最高難度で挑むことも、条件のひとつだ。

【どうしても勝てない人へのアドバイス】

【1】クラウンは最優先で買うべし!

 クラウンを装備したカードは、戦闘開始時にすぐ配置できる。アイテムにも装備できるので、“ボムの樽” や“スノーケーキ” などの強力なカードで先陣を切るのもアリだ。

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
クラウンは、戦闘中以外ならいつでも付け換えられる。デッキや戦法に合わせて切り換えよう。

【2】ボム、シュルーム、スノー、インク……状態異常こそが勝利のカギ

 状態異常を使えば、勝てそうにない強敵にも対抗できる。道中で入手した物の中から、シナジーのある状態異常デッキを組もう。

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
スノーを与えると攻撃力が上がるユキなど、状態異常と連動して効果が発動するカードも。
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攻撃するごとに追加ダメージを与えるボム。重ね掛けすれば、ボスだって木っ端みじん!

【3】お守りはキャラクター以外につけてもよし!

 装備することで追加効果の付与や強化ができるお守りは、仲間だけでなくアイテムにも装備できる。強いカードの長所を伸ばそう。

『Wildfrost(ワイルドフロスト)』脳まで凍り付くほどの難しさ!? だけど、ハマっちゃう!! デッキ構築型ローグライクカードゲーム【とっておきインディー
弱そうに見えるカードでも、相性がよいお守りと組み合わせると、意外な物が最強に!?

Wildfrost(ワイルドフロスト)

  • プラットフォーム:Nintendo Switch、PC
  • メーカー:Chucklefish
  • 開発:Deadpan Games、Gaziter
  • 発売日:2023年4月13日発売
  • 価格:各2300円[税込]
  • ジャンル:カードゲーム
  • 対象年齢:IARC 7歳以上対象
  • 備考:ダウンロード専売 PC版は4月12日発売 
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