台湾最大のゲームイベントが開幕
2013年1月31日~2月4日まで5日間に渡って開催される台北ゲームショウ(台北國際電玩展)2013が、台湾・台北市の南港展覧館にて開幕した。
▲遊園地のような会場マップ。今年のテーマは「ゲームが夢を動かす」
台湾のゲーム市場はPC系が中心で、「World of Warcraft」や「League of Legends」などのオンラインゲームが人気を博している。しかし、家庭用ゲームも一般的に普及しており、コンソール機ではプレイステーション3が大きなシェアを占める。携帯ゲーム機ではプレイステーション・ポータブルが人気だが、近年はプレイステーション Vitaがじわじわと伸びている状態。ニンテンドー3DSは昨年6月から正式発売が開始されているが、独自のリージョンコードを採用しているため、対応ソフトが限定され、苦戦しているようだ。
このような台湾のゲーム市場を踏まえて、出展社の大半はPCゲームメーカーだが、ゲームショウ最大規模のブースを構えているのはソニー・コンピュータエンタテインメント傘下のSCE Taiwan。ブースの面積は会場全体の約1/5を占めるほどで、“PlayStation”ファミリーが大きな存在感を発揮していた。2008年より出展してきたMicrosoft Taiwanは、今回出展を見送っているが、出展社数は昨年より増加しており、主催側は30万人を超える入場者数を見込んでいるようだ。
▲開場前の様子。会場の外まで長蛇の列ができていた。
▲午前中から大勢の来場者で賑わっており、午後からさらに増えていった印象。ステージイベントが始まると通路が通れなくなるほど。
■SCETブースは100台以上の試遊台を出展
台北ゲームショウの最大規模を占めるSCETブースでは、PS Vitaの試遊台が50台以上に上り、とにかく目立つ。タイトルラインアップも豊富で、『SOUL SACRIFICE(ソウルサクリファイス) 』や『アサシン クリードIII レディ リバティ 』など発売前や発売中のタイトルが多数出展。PS3の試遊台も最新作はもちろん、ヘッドマウントディスプレイやドライブシミュレーターで試遊できたり、PS Moveに注目が集まっていた。
▲SCETのオープニングセレモニーでは、おなじみのPlayStationキャラクターが勢揃い。SCE Asia プレジデントの織田博之氏が中国語で挨拶を行った。
▲PS VitaとPS3の新作タイトルの試遊台をあわせて100台以上出展。多数のコンパニオンがユーザーをサポートしていた。
▲台湾ではハードの新しいカラーバリエーションが発表されたばかり。PS Vitaの新カラーは冰雪銀(アイスシルバー)、PS3は石榴紅(ガーネットレッド)と石青藍(アズライトブルー)の2種類。
▲『God of War: Ascension』は18歳以上でないと試遊できないため、クローズドブースで出展。正午過ぎには受付が終了していた。
▲中央の通路に面した場所に大画面モニターとステージを設置。昨年の2倍近いステージイベントを予定している。
▲ハードやソフト、グッズの販売コーナーも盛況。日替わりで特別価格セールを実施している。
■そのほかのブースの模様 台湾のステージは踊る!煽る!配る!
▲SCETに次ぐ規模のブースを構えていたのはベラルーシのデベロッパー、 Wargaming.net。オンラインPCゲーム『World of Tanks』のステージイベントが大いに賑わっていた。
▲台湾ゲームショウのステージイベントは、とにかく熱狂が凄まじい。イベントの冒頭には、コンパニオンがダンスで盛り上げる。
▲さらにMCがグッズを見せて、来場者を煽る。
▲そして配る。
▲ソフトやハード、周辺機器を販売するコーナー。バナナの叩き売りを彷彿とさせる威勢のいい掛け声が響く。
▲カードゲームやホビーグッズ、家電製品、オートバイの出展ブースまでもある。
▲「女僕咖啡館」。ここはメイド喫茶……ではなくて、多数のWebブラウザゲームが集まっているブース。実際にドリンクサービスがありました。
▲プロゲーマーが登場するステージイベントも盛んに行われていた。
▲韓国や中国と同じく、台湾でもPCオンラインゲームの人気がひじょうに高い。幅広い年齢層のユーザーが試遊を楽しんでいた。
■この手のイベントの華といったらもちろん……