わかったこと全部お伝えします!

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_01

 2013年6月25日、都内にて、フロム・ソフトウェアが開催した、『DARK SOULS II(ダークソウルII)』の国内メディア、流通関係者向け試遊会。そこで体験したE3バージョンのブレイ・リポートをお届けする。
※関連記事:『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会開催 “二刀流剣士”などのプレイ動画4本も公開【動画アリ

屍をさらす試遊会の前日談

 E3でプレイヤブル公開されていたものと同等の『DARK SOULS II(ダークソウルII)』がプレイできるイベントがあるというので、とても楽しみにしていた。とはいえ、今回のイベントは、一般ユーザーの招待がなく、業界関係者のみのもの。対象のゲームは、いまや世界が注目する『DARK SOULS(ダークソウル)』の続編で、そのプレイ・リポートを書き、今回プレイしたくてもできない一般ユーザーに内容を伝えるという使命を担っているわけだから、手放しで楽しむわけにもいかない。腕前はもともと高くない(むしろヘタだ)が、ゲームの感覚を忘れていては困ると思い、前日、ひさしぶりに前作『DARK SOULS (ダークソウル)』を立ち上げて練習めいたことをしてみた。リポートを正確に伝えることにも役立つと思うので、まず、自分の前作でのプレイヤースキルを伝えておこうと思う。……『DARK SOULS II(ダークソウルII)』の内容が知りたい人は、つぎの項目を飛ばして、先に進んでください。

前日に前作をやり直してプレイヤースキルを再確認

 前作のプレイ歴は約2年間。過去にこんなにプレイしたゲームは存在しない。ほとんどヘタの横好きでプレイし続けた。さすがにそれだけやれば、ヘタな自分でも、敵の配置、動き、マップの形、効率のいい武器の強化などのゲーム内容はほとんど記憶してしまう。たしか初見ではレベル80でクリアーしたと記憶しているが、現在は、DLCの発売前のエリアなら、素性“聖職者”の初期レベル(レベル2)でクリアーできる。ま、……ボスの“四人の公王”戦では苦戦したけど。そのくせ対人では、ほとんど勝ったことはない。つまり、ゲームは覚えて勝てるが、そのじつ技術はなく、見かけ倒しのヘタレであるということだ。対人でパリィとかで勝ちたいよん。
 DLCのエリアは、週刊ファミ通で攻略記事をやらなかったこともあり、やり込みが足りていない。プライベートで遊んで、ボスのマヌスを2回倒した程度だ。レベルは49と39だったか……。感覚を取り戻すということでゲームを立ち上げてみたら、レベル18の途中データがあった。最終エリア直前のデータだった。これを使ってDLCエリアに突入。ムリかな? と思ったらなぜか最初の聖獣が3回で倒せてしまい、なんとなく、そのままアルトリウス戦までいく。そして撃破してしまった。もっとも25回戦ったが……。「よし、この勢いで明日は『DARK SOULS II(ダークソウルII)』! イケルぞ!!」と思った。でも、マヌスでボロボロなのはご想像通り。最低限必要な武器を持たせるためのステ振りをしたレベル18なので、体力、持久力には振れていない。一撃もらったら溶けてしまうから。けっきょく意気消沈して、あとは、パリィやバックスタブなどをちょちょいと確認して『DARK SOULS II(ダークソウルII)』試遊本番を向かえることになった。

待ち時間にE3バージョンの操作概要を確認

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_05
『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_06

 さて、試遊イベント当日。プレイ時間は1時間30分。たっぷりあります……と、案内状には書いてあった。けれど自分はよく知っている。初見プレイでの『DARK SOULS (ダークソウル)』の1時間30分など、あって無きが如し! そのために前日、前作でプレイを見直し、アルトリウスを倒してきたのだ。……マヌスに負けてきたけど。まあ、ありがちな初見殺しのワナさえ抜ければなんとかなるでしょ。プレイ開始まで10分ほどあったので、試遊台に置いてある操作説明のパネルを眺めていた。試遊台はプレイステーション3版だ(しめしめ)。基本操作は前作と同じ(ニヤニヤ)。新しく加わった特殊な二刀流アクションがプレイステーション3コントローラーだと△ボタン長押しに。つまり、両手持ちは従来通りの△ボタンで、長押しすると二刀流新アクションが使えると。えっと……それだけ!? つまり、前作をプレイしていれば、ふつうにプレイできる。まあ、このシリーズは、アクションこそいろいろできるけど、操作はシンプル。そこがスバラシイ。難しいゲームだとは言われるが、じつは操作は初心者でもついていけるものなのだ。ただし、とっさに使いこなせるかが問題なわけで……。

ヤバイ! アイテムや魔法は大きく変化しているぞ

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_03
『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_04

 続いて同じパネルの右に書いてあるアイテムをチェック。見知らぬアイテムがいくつかある。“雫石”は、HP回復小。“輝雫石”はHP回復大。ええ? 回復アイテムがあるのか???? 後で使ってみてわかったが、“エスト”のように瞬時にゲージが回復するのではなく、じわじわ~っと、いや、ジクッ、ジクッと回復する特性がある。緊急回復は前作同様エストで、敵のいない合間に回復するときは雫石を使うといい感じ……かな。スペルの回数を小回復する“黄昏草”、大回復する“萎びた黄昏草”というのもある。コレはまあ、わかりやすい。魔術使いや奇跡使い御用達ということ。右手武器に魔力を付加する(いわゆる魔力エンチャント)“芳しく香る粘液”……。アイテムで魔力エンチャができるということは、俗称・脳筋(ステータス割り振りで筋力特化にして魔力には振らないタイプ)でも魔力エンチャできるということですかね。おっと前作の火炎壺……ならぬ、“魔力壺”もある。これは火炎じゃなくて魔力ダメージを与えるものらしい。……なんかいろいろ変わってきた。個人的には予想より多い感じだ。
 さて、パネルのその下に書いてあるのは、魔術と奇跡の紹介。……あれ? 呪術がない? よく見ると、前作では呪術だった“火の玉”が魔術の欄に書かれている。説明には「爆発は術者も巻き込む」とも。触媒としての“呪術の火”は、なくなるんでしょうか? そのほか、“魔力の特大剣”は広範囲のなぎ払い魔法。その名もズバリ“薙ぎ払う”は、横一文字の薙ぎ払い。あとは、おなじみの“ソウルの矢”と“ソウルの槍”。これに“爆発するソウルの槍”が加わった。空中で分散する拡散攻撃タイプらしい。このバージョンで使える魔術はこんなところだ。
 つぎは奇跡。前作にもあった“生命湧き”、さらに“雷の槍”。“闇の球”はスタミナを奪う闇魔法。アレ? 奇跡のワクに入ってるけど。あとは文字通りの“肉体強化”というものも。
 やっぱり気になるのは、攻略よりも対戦で大きな影響が出そうということ。今回のバージョンではオンラインでのプレイ(侵入。共闘など)は試せないが、また新たな駆け引きが生まれるということだ。新作なので当然そうでないと困るけど。とくに、回復アイテム系の追加。HP回復、スペル回数回復の両方があり、これがアイテムとして、前作同様最大99個貯められるのなら……。まあ、前作同様、アイテムは侵入側でも使える(エストでの回復はできないが)し、……いや、その、侵入側が有利??? ……って、試遊版で言ってもしかたないことかもしれないが。前作は強武器装備+女神侵入とかで悩まされたから、つい。
 あ、ちなみに、アイテムに“人間性”がないので、気になってメーカーさんに聞いてみたが、人間性の概念はなくなったようだ。どうやら、それに変わるシステムが登場するらしい。これ、けっこう重要な新情報ですよ。

いよいよ開始! 4人のプレイヤーキャラクターから選択

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_02

 さあ、いよいよプレイ開始時間です。さっそく試遊台の椅子に座って、スタートをポチリ。前作と雰囲気はほぼ同様。細かいことだが「ポチリ」のときの「ボーン」だか、「ゴーン」だかのSEもいっしょ。プレイヤーキャラクター選択の画面になる。今回のバージョンでは、4人のキャラクターが選べた。ウォーリアー、魔法使い、テンプルナイト、二刀流騎士……。あれ? 日本語と英語バラバラで書いちゃった。でも、これが、前作での“素性”になるものだとしても、製品版になるころにはきっと正式名称は変更されているので、気にしなくていいところ。前作のE3バージョンで体験済みなので(笑)。それぞれの特徴も、詳しく書きませんが、まず、ご想像の通り。始めに書いておくと、このキャラクターたちはこのバージョンだけのルールで存在している。装備は固定。レベルもステータスも固定されている。ステータスや装備メニュー画面も開かない。だから、中身がどうなっているのかはまったく不明。この装備が初期装備かとうかも不明(たぶん違う)だ。
 とりあえずどれから遊ぼうか考えているいるうちに、テンプルナイトを選択してみた。チラっと、奇跡の“回復”使えるんじゃないか? と思ったから。でも、説明書きのところに、そもそも“回復”ってなかったと後で気がついた。それは前作での話。……というか、そもそも前日に前作を思いっきりプレイしたのがよかったのか悪かったのか……。プレイが始まって、すぐ後悔することになる。これは『DARK SOULS(ダークソウル)』じゃなくて、『DARK SOULS II(ダークソウルII)』ですから……と。

甘くねーな! 仕掛けられたワナに全部引っかかり……(笑)

 先に、大まかに進行ルートを書いちゃいます。前半は砦ステージ、後半は城ステージといった感じ。前作のE3バージョンでもそうだったので、たぶん今回もそうだと思うが、マップや敵の配置、篝火の位置などはE3バージョンだけのもの。実際のゲームのマップを流用しているものの、これと同じ構成のマップは製品版には登場しないはず。したがって、途中の敵の配置などは本編の参考程度と考えておこう。攻撃パターンや、ワナは本編にも登場するかもれないが、どこで発生するかなど、別のものになっていることも踏まえておくべし。
 さて、キャラクターを選択すると、石ブロックで囲まれたちょっとした部屋の中。前作の城下不死街の部屋を想像してください。そうそう。それをさらに薄暗くした感じ。何かの石造りの建物の中らしい(……だから最初は砦だって説明されたのに、舞い上がってすでに覚えていない)。足下に穴があり、中にはしごがある。ほかに行けそうな場所もないので、ひととおり転がったり、剣を振ったり、壁をすべて叩き回ったり(経験者は慎重なもので)した後、下りてみる。ギャラリーがいたら「早よ下りろ!」と、突っ込まれるところだ。

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_07

 当然のように、はしごで×ボタン。これでスルスル~は、お約束。けどスルスルと下りられなくてガッカリ(バージョンのせいですよね? これ)しつつ。下に到着。そこは通路の上。進行方向に向いて左側らしく、右は運河状になっている(実際には河ではなく深い凹み)。橋がかかって、運河のさらに右側の通路にも行ける。運河の淵から下をのぞき込むと、なんだか底に通路らしきものが見える。飛び降りたら即死のような気もするし、ギリギリHPが残るような気もするし……、七色石もないし(そりゃないわ!)。となると、やっぱり前作経験者なら飛び込むでしょ。まあ、即死でしたけど(テヘッ)。これが『DARK SOULS II(ダークソウルII)』で出した、最初の YOU DIEDの文字。記念みたいなもの。このシリーズを遊び慣れた自分にとってYOU DIEDの文字は、見慣れたものでホントに何とも思わなくなっている。むしろ死に様を回想して笑ってしまう。って……ぜんぜん自慢にならないけど。これは、ホントですよ。まあ、開幕なのでいろいろやりたくなるワケで。
 じゃ、先に進みますか。と、橋の向こうから戦士らしき敵が歩いてくる。倒しに向かうと、足下の死体が起き上がり挟み撃ち。2体以上同時に攻撃されると、戦いは不利になる。そしてYOU DIED。ザコとは言え容赦ない。まあ、コレもよくあるパターン。初見では、見抜き難いよねー。死体が起き上がるパターンは前作には、まったくなかったこと。ただし、『Demon's Souls(デモンズソウル)』では、あった気がするぞ。ちなみに『Demon's Souls(デモンズソウル)』は、前作『DARK SOULS(ダークソウル)』の前にフロム・ソフトウェアが手掛け、『DARK SOULS(ダークソウル)』のベースになったソフト。現在のソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアから発売されたタイトルだ(詳しくは、ネットで調べてね)。
 今回は、この起き上がる死体が、随所に配置されて悩ませてくれる。橋を渡った先にも、このエリアを出たつぎの区画にもいる。その先にも。ってか、もうデフォルトでいる(笑)。自然に目線が下に、下に……。いつのまにか前作よりも下を見て歩いているような気がする。
 ちょっと進むと、今度は暗い部屋に進む下り階段。その手前で、“たいまつを灯す”のアナウンス。右にある篝火(中間地点のアレじゃない、ふつーの篝火ネ)の前で○ボタン。たいまつを左手に持った状態。前作の“頭蓋ランタン”装備とよく似た状態になる。ただし、これはたいまつなので、盾や弓に持ち替えると火が消えてしまう。暗い場所では灯しっぱなしにしていたほうがよさそうだ。そのぶん左手はつねに塞がるので、盾が持てなくなるので難儀する。前作でローリング回避の練習をしておけばよかったと思ったが後の祭り。アクションベタは、まずこれがうまくできなくて苦労するだろう(……したし)。テンプルナイトは装備が重いし(笑)。あと、ちなみに、たいまつの灯りだが、頭蓋ランタンや太陽虫より広範囲を照すようだ。意外と安心なくらい周囲が明るくなる。
 暗い部屋の中にもうひとつ、おもしろい敵が潜んでいた。甲羅を背負った黒いカメ? ……黒ガメラ? みたいなそれ。振り下ろしと薙ぎ払いをしていくる一撃が強力。黒騎士……、というより、前作での城下不死教区にある教会で火防女の魂の前に陣取っていたバーニス騎士を思い出すといい感じ。黒いし。攻撃頻度、堅さもあれくらい。あれに甲羅を付けて、カメにして……。盾は持ってないけど、武器両手持ち(笑)。一撃喰らうと瀕死なので、パリィは怖いし(もともとたいまつなので盾もないけど)、いまこそバックスタブと、後ろに回り込む。すると、うろにズデンと倒れ込まれ、下敷きになって瀕死に。まさに思うつぼにハマる。それでYOU DIED。
 まあ、こんなものです。前半は。カメを倒して(カメは決定?)、その先の敵は、火炎壺を投げてくるし、その後ろからさらに弓を射ってくるし。暗い通路を抜けて、ようやく外に出たら、木橋があって、弓攻撃と、盾と槍の兵士に挟撃を喰らい……と見事に引っかかる。その先の砦で敵に囲まれる。前日の前作プレイは何だったのか……。初見マップじゃまったく関係ないですな。ちなみに赤い色をしたNPC3人の侵入もあった。今回もいるのか、侵入してくるNPCが(笑)。
 前作プレイが役に立たない……と言えば、敵の挙動や、自分のアクションの挙動、移動スピード、怯みの硬直時間などがまったく異なっていることに苦戦した。
 いや、当然でしょ。別のゲームなんだから。そりゃ、そうです。ごもっとも。だから、むしろ前日プレイなどしないほうがよかったというオチまでついた。

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_08

言い訳的個人的な感想など……(敗者のつぶやき その1)

 個人的な感覚なのだが、怯みの硬直が長かったような気がしてならない。いや、言い訳がしまいか。怯んだときの動きが前と異なっているせいなのかもしれないけど。とにかく感覚的には別のものだ。パリィもできずじまい。これも言い訳だけど、前作のザコ敵ならパリィしまくり。黒騎士だってパリィで倒していた。けど、タイミングが違うと、いちからやり直しみたいだなぁ。新しいゲームなのでそれはそれで楽しいが……。敵の動きも慣れるまでちょっとの時間は必要みたい。なんか闘志が漲ってくるね。
 決してダメって言いたいわけじゃなくて、むしろいいことなので誤解のないように。
 いちから、ゲームをやり直せるっていいじゃない。けっきょく持ち越せたのは“折れない心”だけだったりして。
 キャラクターの動きに関してだが、戦闘のスピードと言うのか、感じと言うのか、表現が難しいが、『Demon's Souls(デモンズソウル)』よりは遅く、前作『DARK SOULS(ダークソウル)』よりは早いというところ。スタッフに確認してみたら、そういうあたりを目指しているらしい。これは、これに慣れると快適なことは感覚としては理解できた。けど、1時間30分じゃ、やっぱり足りないよねぇ。もっと時間がほしい。せめてひと晩くれーっ。

進まないのをキャラクターのせいにして、いろいろやってみる

 一本橋のところから先の数多い敵……、のあたりで大抵YOU DIEDになる。一度ハマルと同じところで、またハマリ続けるなんてことがよくありませんか? 焦ってくると余計に。だから、せめてキャラクターを代えれば何か突破口があるのでは? ルートはわかってきたことだし。ということにして、試していない他のキャラクターで再挑戦することに。
 しかし、じつはちょっと悩みがある。新キャクターのような位置づけの二刀流キャラクター。これを使って感想を書きたいのだが、先にも書いたとおり、ローリング回避がうまくないので、使うのをためらってしまう。でも、案外うまくいくかもしれないし……。と、一念発起して(そんなに大げさなことか?)、二刀流キャクターを選択してみた。ちょっといじってみたら、あれ? 小盾も持ってるんだね。でも、せっかくだし、二刀流でいくか、と、まったくわけのわからぬことでスタート。最初の敵の攻撃をクルン、クルンとかわして「んー、意外といけるかも」と、調子に乗っていたら、運河の中へヒューっとボッシュートで、YOU DIED。足場狭いよ(笑)。
 やがてカメの攻撃をうまくかわしてその先へ。でも、ダメージもけっこう喰らっている。二刀流の攻撃は、ご想像どうり一撃はそんなに重くないようだ。というか、今回は、武器固定なのでそうなっているだけで、大剣二刀流なら強いかもしれないけどね。でも、連続ヒットで削れることは削れる。というか、アクションが変わっている(らしい)けど、見ている余裕がない。強いか? と聞かれると、うーん……。自分には向かない気がする。けど、前作で見てきた、たくさんのうまいプレイヤー。とくにいまでも忘れない、3周目の四人の公王戦で召喚した、裸にクラブのふたり組(ボクはエストを飲む役だけで勝てた)なら、カッコよく使えるんだろうなあ。
 自分なんて、一発喰らったら、怯んで硬直、つぎの攻撃も喰らってYOU DIEDだもん。自分が二刀流を使うには、ここは狭すぎる感じだ。すみません。みなさん。ほどんどお役に立てません。……これで突破ならず。

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_09

 時間が迫ってきたので、つぎは戦士を選択。まあ、オーソドックス。基本はテンプルナイトと同じだが、こっちは特大剣を持っている。って……だいぶたってから気がついた。やはり、カメで時間をとらてしまい、一本橋の弓でアウト。ここが鬼門。落ち着けばなでもないはずだが、しかも、近くに篝火があるはずだが……。
 マジで時間がなくなってきた。前作でも、ほとんどプレイしたことがない魔術師に挑戦。もうムリだろ。ところが、最初にバックスタブを決めたとき、短剣のモーションが前作にとても近く、なんかシックリきた。前日の練習がここにきて、よーやく役立ちそうだ。って、新しいモーション追加を喜ぶのがホントなのに、ダメじゃんか。すまん。けど、軽装だし、動きも速く使いやすい。さらに、意外だったのが盾。小盾かと思ったが、中盾なのか、けっこう受け能力も高い。軽いし。これなら動き回れる。そして魔法。ここで、ついに今作ならではの本領発揮! 今回は、スペル回数回復のアイテムがあるんですよ。じゃあ、けっこう遠慮無しに魔法をバリパリ使えるよね。
 自分は、もともとが貧乏性なので、ほかのRPGでも魔法をボス戦まで温存しちゃうタイプなのだ。だが、『DARK SOULS(ダークソウル)』での魔法使は、ザコも魔法で倒す必要に迫られることが多い。だから、使うのをためらっていた。叩いたほうが気楽、というワケで……。でも、使用回数が戻せるなら話は別。とにかく橋の先にいって、砦の先の集団を撃破して先に進めたい。と、いうか、見てみたい。その一心で、魔法のソウルの矢とスタブと併用してどんどん進む。とくにカメは魔法が効く、効く(笑)。 遠距離攻撃ができるので、たいまつ片手でもイケルし。スピードもシックリー。と、一本橋まできて、試遊会の時間終了。おしまいコール。って、ええええ! ……結論。テンプルナイトにこだわりすぎて、時間費やしすぎた。最初から、魔法使いを選んでいれば行けそうだった。いや、イケルぞ。あと一時間あれば……。……すみません。ヘタレなプレイで。

言い訳的個人的な感想など……(敗者のつぶやき その2)

 そんなわけで、前作をやり込んでも、今回がうまくいくワケもなく。いや、センスの問題だろうけど、無念の敗退となりました。ボスの顔くらい見られると思っていたんですけどねぇ。役に立たなくてホントすみません。ちがう意味で心が折れそうです。せめて、役に立つことを最後に書こうと思います。といっても、あくまで個人的にプレイした全体的な印象ですが……。
 スバリ! 『Demon's Souls(デモンズソウル)』と『DARK SOULS(ダークソウル)』の中間みたいな印象でした。もしくは『Demon's Souls(デモンズソウル)』から派生したふたつのタイトル、『DARK SOULS (ダークソウル)』と『DARK SOULS II(ダークソウルII)』があるみたいな感じ? 
 たしかに『DARK SOULS(ダークソウル)』の続編であることは間違いないんですけど、どこかでつねに『Demon's Souls(デモンズソウル)』を思い出す自分がいる……と。回復アイテムもふんだんにあるし……。
 今回はゲームサーバーも使うというし、オンラインプレイに期待も大きい。グラフィックも前作より、さらに磨かれてエフェクトも派手になっている(好みは分かれるかもしれないが)。そして、また、いちからプレイを積み重ねていくことになるのだろうが、いま、試遊してみて、ステ振りを自分でやってプレイしてみたくなっている。……まんまと、虜になっている自分がわかる。いや、そのまえに、このバージョンで魔法使いで、あと1時間ください。
 にしても、試遊開始直後から、フィールドが血溜まりだらけになっていくのはすごかった。
 そういえば、血溜まりに触れてリプレイを見ておけば、少しは危険回避ができたかもしれない。舞い上がっていたのか、前作プレイで自信過剰ぎみになっていたのか、すっかり忘れていた。もっとも自信なんて、パリィ失敗したときに、根本からポッキリでしたが(笑)。初心に戻って、紳士に向き合い、制覇する日を楽しみにしています。
 いや~、魔法使いだったな。アレは……。帰りの電車で5回くらいつぶやいて帰りました。

『DARK SOULS II(ダークソウルII)』メディア向け試遊会・超詳細プレイリポートをお届け!_10

text/ノンマルト小林


DARK SOULS II(ダークソウルII)
メーカー フロム・ソフトウェア
対応機種 PS3プレイステーション3 / X360Xbox 360 / PCWindows
発売日 2014年3月発売予定
価格 価格未定
ジャンル アクション・RPG
備考 マルチプレイ対応、ディレクター:谷村唯