ローンチに向けての戦略が明らかに!?

 2014年6月20日(金)、午前10時~11時30分、秋葉原・UDXシアターにて日本マイクロソフトによる“Xbox One 記者説明会”が開催。会見では、日本マイクロソフト 執行役 インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャーの泉水敬氏などが登壇し、9月4日に発売予定のXbox Oneに関して、日本向けタイトルやXbox Oneの楽しみかたを広げるアプリ、さらには日本市場での展開に関する最新情報が紹介される。

“Xbox One 記者説明会”のテキスト実況をお届け タイトルやサービスなど、どんな新情報が飛び出すか!?【速報】_01

 国内ローンチに向けて、ついにXbox Oneの戦略が明らかになる! ということで、Xbox Oneユーザーには極めて気になる“Xbox One 記者説明会”だが、昨今の発表会では珍しいことに、当日は生中継はないとのこと。そこで、ファミ通.comでは、「注目の会見を、いち早くユーザーの皆さんにお伝えしたい!」ということで、久しぶりにテキスト実況を敢行! “Xbox One 記者説明会”の模様をつぶさにリポートしていく。

 とはいえ、記者にとっても久しぶりのテキスト実況なので(おそらく3~4年ぶり?)、勝手が思い出せず緊張気味。さらには、アラフォー+αゆえの哀しさか、老眼のためにモニターもまともに見えず……ということで、誤字・脱字などありましたら、ご容赦のほどを。

 と、前置きが長くなりましたが、なにはともあれ、“Xbox One 記者説明会”のテキスト実況をどうぞ!



[09:52] というわけで、いよいよ午前10時より“Xbox One 記者説明会”が始まります。
[09:55] 会場は、取材陣や流通関係者でけっこうな人。今回の記者説明会に対する関心の高さを物語っています。新ハードの本格的な船出ということで、注目度も高いようです。そういえば、北米でXbox Oneが発売されてから、国内でXbox One関連の発表会があるのはこれが初めてかも。
[10:03] さあ、いよいよ記者説明会がスタート!
[10:05] 会場では、Xbox One本体のイメージ映像が流され、それに続けて、おなじみ泉水さんが登壇。
[10:06] 「Xbox Oneの詳細を日本のみなさんにお伝えするときがきました。Xbox Oneは、Xbox 360を上回るペースで売れています。今日は、Xbox Oneの日本の商品展開を中心にお話します」
[10:07] 「Xbox Oneも新世代のゲーム体験を提供するプラットフォームとして、初代Xboxからの使命は変わっていません」
[10:10] マイクロソフトが大切にしていること。 (1)圧倒的な臨場感と没入感。Xbox Oneは高度な表現を可能にして、ユーザーを主人公として引き込む (2)クラウドのパワーが実現する新しいゲーム体験。ゲームの作り手が新しいゲームの楽しさを順次追加できる。 (3)バラエティー豊かなゲームラインアップ。自分が遊びたいゲームがあるのが大切。人気シリーズや新しいタイトルを発展した体験として提供。ID@Xboxをとおして、クリエイティブな作品を数多く提供したい。
[10:10] これまでにない、まったく新しいゲーム体験をもたらす。
[10:11] Xbox Oneは映画やテレビ番組も取り込み、お好みのエンターテインメントを楽しめる。HDMIパススルーで録画した映像などを楽しめる。エンターテインメントからテレビでつかえるサービスまで楽しめる。
[10:12] KinectセンサーもXbox Oneならではの体験を提供する。
[10:14] 日本語版の実機をつかって、泉水さんが説明。日本語のUIが公開されるのは初めてかも。泉水さんが「Xbox on」というとXbox Oneが起動。泉水さん、起動してちょっと安心した様子。
[10:16] 自動サインイン。お気に入りのホーム画面がクラウドに登録されていて、どのXbox Oneで接続しても自分のホーム画面を表示できる。 音声認識でさまざまなアプリを起動させる。「Xbox テレビを見る!」、「Xbox フレンドに移動」、「Xbox アバターに移動」。など迅速に反応。日本語に対応させるにあたって、文法も対応しているとのこと。
[10:16] 日本語に反応するのが、どこか新鮮。
[10:18] おつぎは、肝心のゲームデモ。まずは、『Forza Motorsport 5』。クルマからコースまで、リアルに再現されている。ゲームの画面を録画する機能もある。過去30秒の映像が録画される機能がある。
[10:19] ゲームといっしょにアプリも起動できる。「Xbox インターネットエクスプローラーをスナップ」で分割画面が表示された。さまざまなコンテンツがXbox Oneのユーザーインターフェースで統合でき、気軽に楽しめる。
[10:20] 2014年9月4日にXbox One単体と、Xbox One+Kinectで発売することを改めて説明。明日(6月21日)から予約スタート!
[10:21] そして、肝心のゲーム紹介へ。
[10:24] 期待作のラッシュ映像。『Forza Motorsport 5』や『Dead Rising 3』、『タイタンフォール』など怒涛のラインアップが紹介。「すでに多くのメーカーさんからXbox Oneタイトルの発表をいただいております」とのこと。
[10:24] そして、セガ・名越氏が登壇。
[10:27] 「ゲームビジネスに本格的なコンソールが現れることに興奮しています。コンソールビジネスに可能性を追い求めたいので、本日来ました。Xbox Oneの機能は強いものがあるのはわかっている。MSさんが出されるハードなので、Windowsというキーワードがある。そのキーワードに絡めた機能やサービスを使った、新しいエンターテインメントをリリースすることが重要だと感じている。機会があれば、そんなサービスを提供してみたい。日本に新しい風を吹き込んでもらいたい。Windowsでなにかやりたいです」
[10:28] 泉水さん「名越さんとは付き合いが長いです。名越さんのタイトルで遊べるのを楽しみにしています」
[10:29] スクウェア・エニックス、橋本真司氏がビデオ出演。「Xbox Oneには万能感があり、大型のエンターテインメント。新しい世代のエンターテインメント。最終的にはシンプルな感動を重要に考えていきたい」
[10:31] カプコン・小野氏もビデオ出演。「感情に訴えかけるタイトルを提供したい。問われるのは技術力。今回の『デッドライジング3』では、Xbox Oneならではの機能を活かして、世界に没頭できる、それだけのポテンシャルがXbox Oneにはある。大切にしているのはエモーション。Xbox Oneを通じて体験を提供したい」
[10:34] コーエーテクモゲームスの鯉沼氏もビデオ出演。「新世代のゲームの缶詰かな。インターネットにつながっているので、そこを介してすべてがゲーム機でてきる。興味があるのはクラウド。Xbox Oneの描画機能を使って、大軍勢をリアルに表現できる。それを使って1万対1万のゲームを作ってみたい。ゲームはお客さんにお金をだして買っていただくもの。魅力のあるゲームづくりが大切。新しい体験がいくつ入れられるか。Xbox Oneのローンチに向けて、コーエーテクモもソフトを供給すべく、ソフトを制作中です」
[10:36] 『無双OROCHI2 Ultimate』の映像が!
[10:36] 9月4日、Xbox Oneと同日発売とのこと。
[10:37] 真・三国無双 7 エンパイヤーズも発売。
[10:38] MAGES. 浅田氏もビデオ出演。「Kinectの性能には驚いた。何がKinectで表現できるかは魅力に感じる。この機能は使ってほしい。いまの私たちはながら作業なので、ゲームしながら何かをするというのは、いままでは難しかったが、Xbox Oneならばそれができる。アドベンチャー好きはXbox Oneを購入してください」
[10:40] 『サイコパス』の最新映像。本作はKinect対応のXbox One専用タイトル。
[10:41] 『カオスチャイルド』、『ミステリート』もXbox One専用との文字が。
[10:42] バンダイナムコゲームスから『ドラゴンボール ゼノバース』が発表。Xbox OneとXbox 360で。
[10:43] ハムスターからは『アジト』の新作が発表。2016年春 『ズンバパーティー』もXbox Oneと同時にでるらしい。
[10:45] Xbox 360からの流れに引き続き、シューティングにも注力。 『ナツキクロニクル』 『シューティングラブ。トリロジー(仮)』 『雷電(仮)』 が発表。
[10:47] Tangoの三上氏もビデオ出演。「広大な世界を表現できるのは楽しみ、サバイバルホラーでは光と闇のコントラストが大事。現行機ではできなかったライトをたくさんおいて……ということが可能。煙のエフェクトも可能。動的なものが作りやすくなる。ゲームを楽しむユーザーにとっては、安定して信頼できるハード。すごい信頼感と安定感は個人的に感じています」
[10:47] 三上氏の『サイコブレイク』は2014年発売予定。ベセスダからは『エルダースクロールオンライン』の国内発売も決定。
[10:48] 18タイトルがローンチタイトル
[10:48] 泉水さん「多数のゲームタイトルが用意されています」
[10:51] 泉水さんも個人的に楽しみにしているという、『メタルギア ソリッド V ザ・ファントム・ペイン』の最新映像が紹介。こちらはE3で公開されたもの。なお、『メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ』はXbox One本体と同時に発売されるとのこと。
[10:54] 圧倒的な映像に会場の皆さんは見とれています。映像力が半端ありません。あ、日本語対応だ。
[10:56] ファーストパーティータイトルも充実しており、『ファントムダスト』や『ライオットアクト』も発売します、と明言。
[10:57] そして、神谷氏が手掛ける『Scalebound』の映像。当然日本展開はある模様。
[10:58] ドラゴンと協力して戦うアクション満載のゲーム。
[10:59] Xbox Oneを語るうえで欠かせないID@Xboxの説明。世界のたくさんのクリエイターの作品をXbox Oneで提供する大切な取り組み。350の企業に開発環境を提供。日本でも参入多数。
[11:00] ID@Xboxでソフトを供給する稲船さんが登壇。
[11:04] 「すばらしいラインアップで現実と違わない世界がXboxで展開されている。ぼくのほうは変わった形のゲームを紹介したい」(『Mighty No.9』の映像)「いままでみてもらったハイエンドのゲームソフトと大きく違うのは、レトロな感覚の懐かしいゲーム。ゲームが進化するとハイエンドにむかっていく。Xbox Oneの魅力はハイエンドだけにあるのではなくて、レトロな形も実現できること。インディーのように夢はあるけど力がない、というところに対応できる。『Mighty No.9』をとおして、その夢を実現したい」
[11:06] 「ゲームは、ユーザーのために作るんだとういうが、それはかわってない。ユーザーのためだけでは、おもしろいゲームができない。それにプラス作り手のやりたいことが重要。両者が合致したときに素晴らしいゲームができる。ハイエンドだけでは、素晴らしいゲームがでにくくなる。ID@Xboxは新しいハードの敷居を下げる。Xbox Oneは新しいゲームが生まれる可能性のあるハード」
[11:08] ここからは、Xbox Oneが提供するさまざまなコンテンツを扱うアプリの紹介へ。
[11:10] アプリはいままでにないゲーム体験を提供する。Xbox Oneには3つのOSがあり、そのうちのアプリ領域を用いて使う。Windowsと親和性が高い。WindowsとXbox Oneでさまざまなアプリが生まれる。共有する世界が作れる。日本でも数多くのアプリを予定。楽天SHOWTIME、Twitch、niconico、出前館。Kinectを使ったフィットネスやゴルフエクササイズなども予定している。
[11:12] もうひとつのアプリとして、『Jリーグ動画アーカイブ』の紹介。なつかしのJリーグのシーンが楽しめる。
[11:13] スペシャルゲストとして、Jリーグ名誉女子マネージャーの足立梨花さんが登壇。
[11:16] さすが、Jリーグ名誉女子マネージャーらしく、Jリーグの魅力をアピールしてくれています。
[11:18] 続いて、カラオケ@DAM。Xbox Oneの発売日より利用可能。自宅で本格的なカラオケが楽しめる。開発中の実機アプリが登場。足立さんはひとりカラオケで4時間歌うことがあるらしい。しかも週に3日。そんな方には最適のアプリかも!
[11:20] 細かな設定もできる。曲の検索をして、いま旬の『Let It Go』をかけてみたり……。ナイスチョイスですね!
[11:23] U.M.Uの紹介。ご当地アイドルを盛り上げるアプリらしいです。Xbox Oneをとおして、全国の皆さんが楽しめるアプリ。Xbox Oneを通して、ご当地アイドルを応援できる。なにやら、興味深い。
[11:29] 泉水さん「ゲームとエンターテインメントを楽しめる最高のハードとして拡充していきたい」。 今後の取り組みの一部として、感度の高いファン向けの情報拡散施策、ユーザー動線重視。店頭での広く深い展開。自社/業界/店頭での体験機会を設けるとのこと。
[11:31] 親和性の高い店舗を中心に広く展開していきたい。全国に500のデモステーションを実施予定。6月21日から、予約を受け付ける段階から順次展開していきたい。明日の予約開始にあわせてXbox One大感謝祭を東京と大阪で予定。
[11:33] というわけで、Xbox One記者会見は終了。泉水さん90分出ずっぱりでご苦労さまでしたー。