『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』寺田プロデューサーインタビュー
2014年12月12日23時より行われた『スーパーロボット大戦新作発表会』で、シリーズ最新作『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』が発表された。ここでは、シリーズの総合プロデューサーでもある"『スパロボ』の顔"寺田貴信プロデューサーのインタビューを掲載。
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア | 〇創聖のアクエリオン |
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★……『スーパーロボット大戦』シリーズ初登場作品
〇……『第3次スーパーロボット大戦Z』初登場作品
初回限定封入特典は『第3次スーパーロボット大戦Z 連獄篇』
初回限定の特典として、新作のオリジナルストーリー『第3次スーパーロボット大戦Z 連獄篇』がダウンロードできるプロダクトコードが封入されるぞ。『連獄篇』は、『第3次スーパーロボット大戦Z』第1部である『時獄篇』と、第2部である『天獄篇』との間を紡ぐ物語が描かれる。また、『連獄篇』は、『スーパーロボット大戦Z』シリーズおなじみのオリジナルメカ&キャラクターのみでストーリーが展開するのだ。
寺田貴信(文中:寺田)
長年『スーパーロボット大戦』シリーズを手掛けている人物。本作でも総合プロデューサーを担当。
――『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』(以下、『時獄篇』)が発売された2014年4月から約8ヵ月経ち、ついに『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』(以下、『天獄篇』)が発表となりました。いまのお気持ちをお聞かせください。
寺田貴信(以下、寺田) 2014年8月に『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END(コフィン オブ ジ エンド)』を発売しまして、そちらも『魔装機神』シリーズの最終作でした。今回の『天獄篇』も、『スパロボZ』シリーズの最終章を締める作品なので、今年はひとつの節目になる年だなと感じております。
――『第3次スパロボZ』そのものは、あらかじめ2部構成と発表されていたので、期待していたユーザーも多いと思います。『天獄篇』のタイトル自体も、『時獄篇』のクリアー時にみられる予告ムービーで判明していましたからね。ゲーム全般の作りは、『時獄篇』を踏襲しているのでしょうか。
寺田 そうですね。ゲームシステムに関しては前作を踏襲しておりますが、改良しているところもあります。たとえば、エディットBGMで武器ごとに曲が変更できるようになっています。ほかには、新規参戦作品に伴う原作再現システムの追加などもあります。
――今回『天獄篇』を生放送で発表しましたが、昨年『時獄篇』を生放送で発表したときの反応はどうだったのでしょう?
寺田 クリスマスイヴの遅い時間からのスタートだったのですが、かなり多くの方に見ていただき、手応えを感じられました。
――『時獄篇』の発売後の評判はどうだったのでしょう?
寺田 ハードの選定とか、いろいろと紆余曲折があったタイトルなんですけど、おかげさまで好評をいただき、売上もいい結果が残せました。ユーザーアンケートですと、PS Vitaでプレイされた方が思っていた以上に多かったですね。
――今回の『天獄篇』でも、『時獄篇』からのデータの引き継ぎはあるのでしょうか?
寺田 『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』、『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』のときと同様にあります。ただし、データの引継ぎではなく、クリアボーナスとして、資金やZチップ、撃墜数がボーナスとして得られる仕組みです。
――前作を遊んでいたハード(PS3かPS Vita)と同じハードでなくても、『天獄篇』ではボーナスは得られるのでしょうか?
寺田 PS3からPS Vita、その逆でも大丈夫ですので、お好きなハードで遊んでいただければと思います。
――2008年から『Z』シリーズが始動して、6年以上の歳月をかけてついに完結となりますが、ご感想は?
寺田 もともとPS2でスタートした作品ですが、展開しているうちに新ハードが登場していき、ハードの進化とともに歩んできた作品でもあります。その反面、市場の状況もあって、一貫して卓上機でリリースできなかったことは申し訳なく思っています。開発はやはり苦労しましたが、なんとか完結までこぎつけて、ひと安心しております。初期シリーズ、『α』を経て本シリーズを作ったのですが、それらともまたひと味違ったシリーズになったと思っています。
――今回はシリーズ集大成ということで、登場作品もかなり多いですね。
寺田 そうですね。『Z』シリーズでは最大級の作品数となっております。新規参戦については、『トップをねらえ2!』は『時獄篇』で『トップをねらえ!』が登場していたので予測していた方もいらっしゃったと思います。『ヱヴァンゲリオン新劇場版』も、『破』まで登場しているので、今回は新たに『Q』まで収録させていただきました。『フルメタル・パニック!』に関しては、映像化されていない原作の物語を取り扱わさせていただいておりまして、主人公機のARX‐8 レーバテインがゲーム中に登場します。そのほか、『時獄篇』からの流れを汲んでいる作品としては『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇』、『装甲騎兵ボトムズ 狐影再び』、完全な新規作品としては『翠星のガルガンティア』が挙げられます。
――『Z』シリーズでは、オリジナルキャラクターたちによるスフィアの物語が展開していますが、『天獄篇』ではどのように描かれていくのでしょうか?
寺田 今の段階で多くはお話しできませんが、スフィア関連の話は、『天獄篇』で完結いたします。
――過去の主人公たち、ランド、セツコ、クロウらは登場するのですか?
寺田 これもまだ多くはお話しできませんが、セツコとクロウは『第3次スーパーロボット大戦Z
連獄篇』に登場します。
――『連獄篇』は、初回封入特典でダウンロードできるようになるタイトルですよね。
寺田 『連獄篇』は『時獄篇』の外伝的な扱いで、『Z』シリーズのオリジナルキャラクター、メカのみで構成されているんです。『時獄篇』と『天獄篇』のあいだの話を紡ぐ、物語が展開します。
――楽しみにしております。『連獄篇』は、単品での配信予定はないんでしょうか?
寺田 ありません。なので、遊びたい方は、『天獄篇』の初回版を遊んでいただければと思います。
――最後に楽しみにしているユーザーにコメントをお願いいたします。
寺田 長年に渡って展開してきた『Z』シリーズも、ついに終結いたします。『連獄篇』と併せて『天獄篇』を楽しんでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
2014年12月18日発売の週刊ファミ通1月1・8・15日合併号で、『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』の紹介記事を掲載しているぞ! そちらもお見逃しなく!