プロゲーマーと来場者が共闘!
2015年2月1日、日本でのe-sports普及を目指して活動するJCGは、闘会議2015のゲーム実況ストリート・e-sportsブースにおいて、PC用オンラインゲーム『League of Legends』(以下、LoL)のオフラインイベントを開催した。イベントにはプロとして活動する強豪プレイヤーも登場。来場者と即席チームを結成し、オンライン上の相手と対戦を楽しんだ。
『LoL』はチームでの連携が非常に重要なタイトルだ。トップ選手とボイスチャットで情報交換をしたり、後ろに控えたKazu氏の指示に従って試合を進めるなど、プロチームの戦いかたを擬似的に体感できた。参加者にとって貴重な経験だっただろう(実際の試合でマネージャーやアナリストが指示を出すのはキャラクター選択時くらいだが)。
世界のe-sports事情とそれぞれのe-sports観
試合の合間にはe-sportsに関するトークセッションが実施された。ひとつ目のテーマは“海外のe-sportsシーン”。日本ではまだまだ発展途上なe-sports文化だが、アジア圏や北米、ヨーロッパでは絶大な人気を誇っている。とくに最大の大会“World Championship Series”の規模は、e-sportsに興味がない人でも「うおお・・・」と感嘆するレベルだ。
ふたつ目は“e-sports実況やチームマネジメント”について。本日の出演者に加えてe-sportsに縁のあるゲストが登壇し、それぞれのe-sports観を語った。apaMEN選手は「『LoL』は人生です」と断言し、ヨーロッパの『LoL』シーンを見つめてきた帰国子女のKazu氏は「勝ちたい気持ちは日本やアジアのほうが強いと感じます」と、心強い発言をしてくれた。
人によって多少の差異はあるものの、e-sportsや『LoL』への向き合いかたは真剣そのもの。プレイスタイルや考えかたに共感できる選手を応援するのもスポーツ観戦の楽しみかたのひとつだ。
今回のイベントに協力した2チームは、タイプの異なるプロチームだ。DetonatioN FMではゲームプレイそのものに給与が発生。CROOZ Rascal Jesterの場合は全員がCROOZ株式会社に所属して、働きながら『LoL』の腕を磨いている(実業団形式に近い)。活動のスタイルは異なるものの、e-sportsの発展にかける熱意は同じ。少しでもe-sportsや『LoL』に興味があるのなら、まずはこの2チームの動向に注目するのがおすすめだ。