ブロッコリーより、2021年3月18日に発売されたNintendo Switch用ソフト『ジャックジャンヌ』は、歌劇学校を舞台に、個性豊かなキャラクターが織り成す青春群像劇が楽しめるシミュレーションゲーム。『東京喰種トーキョーグール』の作者として知られる人気マンガ家の石田スイ氏が、キャラクターデザインだけではなく、原作やシナリオなども手掛ける話題作だ。
物語の舞台となるユニヴェール歌劇学校は、男性だけで構成された劇団・玉阪座の役者を育成しながら、公演も行う教育機関。女性でありながら、同校への入学を特別に許可された主人公の立花希佐は、周囲に性別を隠しながら夢を追い求めて奔走する。
歌劇学校での生活は、日常パートと公演パートを通して展開。主人公の希佐は、1年の最後に行われる最終公演で主演になることを目指して日々のレッスンに励んでいく。本稿では、各パートの特徴を解説するとともに、クォーツのクラスメイトたちと絆を深める方法などを紹介しよう。
日常パート：稽古に励みながら級友と親睦を深めよう
日常パートではレッスンに励みながら、クラスメイトやライバルクラスの生徒たちと交流できる。レッスンの数は、ランニングや座学、歌唱など6種類。レッスンの内容に応じて主人公のパラメータが上昇し、公演の成績に影響するほか、クラスメイトたちとのイベントが発生することも。
本作は20種類以上ものエンディングが用意されており、特定の条件を満たすと個別のルートに分岐し、異なる展開が楽しめる。キャラクターとの親密度と主人公のパラメータが一定以上になると、該当者との“親密度シナリオ”が発生する。12月のある時期の段階で、親密度シナリオを5本目まで発生させていると、そのキャラクターのルートに進める。ただし、親密度シナリオは、それぞれ発生する期間が決まっている。条件を満たしていても、期間外では発生しないので注意。
高科更文は舞踏、睦実 介は魅力、根地黒門は表現、白田美ツ騎は歌唱、織巻寿々は精神、世長創司郎は読解のパラメータを上げて親密度を高めると、イベントが展開する。なお、キャラクタールートに進むなら、対応した能力を優先して上げる一点集中型のほうが攻略しやすい。もちろん、ほかのパラメータもある程度上げたほうがいいものの、平均的に上げていかなくても、各公演の個人賞で金賞を獲得できるので、ご安心を。
公演パート：レッスンを重ねてきらめくステージへ
公演パートの舞台は、脚本、楽曲、衣装、ダンスに至るまで、すべて本格的。5つの舞台を通して、生徒たちの新たな魅力を発見できる。また、舞台の華である歌とダンスは、簡単な操作でプレイできる2種類のリズムアクションで表現されている。
公演後は、主人公のパラメータやリズムアクションの成績によって、クラス賞や個人賞が決まる。クラス賞は、リズムアクションの成績が大きく影響する。すべての楽曲をSS評価でクリアーするのが理想だが、難度は評価に影響しないので、不安な人はいちばん簡単なノーマルを選ぶといい。また、個人賞が取れるかどうかは、公演直前に担任の江西録朗先生が教えてくれる。先生のコメントを参考に、力不足のときはパラメータ上げに励もう。
隠し要素：難易度“ジャックジャンヌ”
公演中のリズムアクションで選べる難易度は、ノーマル、ハード、エキスパートの3種類だが、これよりも難度の高い“ジャックジャンヌ”が用意されている。最高難度は、楽曲ごとに設定された条件を満たすと解放される隠し要素。ある条件を満たすと、ギャラリーのリズムアクションに追加され、プレイできるようになる。
なお、ジャックジャンヌは最高難度なだけあって、ノーツの数が多く、配置も複雑。高評価でクリアーしたいなら、とにかく練習あるのみだが、プレイするのが難しいときはノーツの速度を調整するのも手。速度を速めると、ノーツの間隔が広くなるぶん、確認しやすくなる。ノーツが詰まって見えるときは調整してみよう。また、パートナーには3回だけミスをグッドにしてくれる美ツ騎か更文がオススメ。
