PSストアで買っておきたいゲームソフト47選！ PSアーカイブタイトルや、PS3ダウンロード専用タイトルを忘れずにゲットしておくべし

　2006年11月11日、プレイステーション3（PS3）の発売にあわせて、ゲームや追加コンテンツなどを販売するオンラインサービス“プレイステーションストア”（以下、PSストア）がオープンしました。ソニーコンピュータエンタテインメント（SIE）はその後、プレイステーション・ポータブル（PSP）、プレイステーション Vita（PS Vita）の発売とともに、ストアも各ハードに対応していき、現在はプレイステーション4やプレイステーション5でもサービス中。皆さんPSストアをたくさん活用していることと思います。

　そんな歴史あるPSストアですが、PSP向けのストアサービスが終了することをご存知でしょうか？　本来であれば、PS3、PS Vita向けのストアサービス販売も2021年夏に終了する予定でしたが、多くのファンの声を受け、PS3、PS Vitaのストアサービスは継続されることになりました。

　とはいえ、PSPは予定通り2021年7月2日にストアが終了するほか（PSP本体からのコンテンツ購入は2016年3月31日時点で終了しています）、いまのところPS3、PS Vita向けのストアサービスが終了される日程は発表されていないものの、いずれ終了する日は来るはずです。

　ただし、サービス終了後も1度購入したソフトは再ダウンロードが可能というわけで、本記事では筆者が独断で選んだ、買っておくべきソフト47選をお届け。選出理由としては、“プレミア価格が付いてしまっていて、手軽には手に入りにくいもの”、“他ハードへ移植・リマスターなどが行われておらず、気軽に遊びにくいもの”、“ダウンロード専用タイトルなので、ダウンロードしないと今後2度と遊べない可能性があるもの”という3つの基準を設けました。と言いつつ、だいたい筆者の趣味嗜好が混じっています！　「あれがないじゃん！」、「これがあるだろ！」という声は大歓迎です（正直僕もそう思っていますので）。

　なお、ご存知でない人もいるかと思いますが、2020年10月27日より、PCまたはモバイルからはPSP、PS3、PS Vitaのゲームおよび追加アイテムの購入ができなくなりました。そのため、購入するには各ハードのPSストアから、検索などで目的のタイトルにたどり着くしかありません。

PSタイトル

　PSストアでは、初代PSタイトルがゲームアーカイブスとして遊べます。対応ハードはPS3、PSP、PS Vita、PS Vita TV。買っておけばどのハードでもダウンロードして遊ぶことができます。皆さんもお気に入りのタイトルがそれぞれあると思いますので、いまのうちに購入しておくのがオススメです。

悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ

　KONAMIのアクションゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズの中でも屈指の評価を誇るX68000版『悪魔城ドラキュラ』を移植したのが、『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』です。プレイヤーはシモン・ベルモンドを操作し、ムチやクロスなどを駆使して打倒・ドラキュラを目指します。忠実再現のオリジナルモードのほか、サウンドやグラフィックなどを変更したアレンジモードを搭載。

　そもそもX68000版『悪魔城ドラキュラ』をいま遊ぶのが難しいですし、『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』自体もそこそこプレミア状態。間違いなく楽しめるタイトルなので（難度はやや高めですが）、超オススメです。BGMがまたいいんですよ！

アストロノーカ

　エニックス（現スクウェア・エニックス）が発売した、農業ゲームで、プレイヤーは宇宙の果ての小惑星に移住し、ヘルパーロボットのピート君とともに、野菜作りに励みます。しかし農園には野菜を荒らす害獣・バブーが出現。プレイヤーは農園を守るためにトラップを仕掛けて、農園を守りながら宇宙イチの野菜作りを目指します。

　『スターオーシャン セカンドストーリー』に体験版が付いていたことでも知られる本作。種の交配や収穫タイミングなどといった奥深い野菜作りのゲーム性と、頭を使うトラップバトルがミックスされた評価の高い1本です。ゲーム好きならば遊んでおくべき！

LSD

　パッケージの帯に“こんなのゲームじゃない”と書かれていたほどに、ゲームと言えるのか怪しい1本。プレイヤーは目的もなく、ただただ夢の世界を主観視点で彷徨います。夢の世界は支離滅裂で、現実的な世界もあればサイケデリックな世界など多種多彩。

　探索しているうちに、キャラクターやイベントに遭遇することもあり、そのたびに何かしらの現象が起こるのです。クリアーという概念もなければ、ゲームオーバーもありません（記憶を消されるという概念はありますが）。ただただメチャクチャになった世界を旅する、アートとも言えるし、人によってはホラーゲームに見えるかも。そんな本作は超プレミア価格が付いており、場合によってはプレイステーション5のほうが安いかもしれません。

学校であった怖い話S

　スーパーファミコンで発売された『学校であった怖い話』をリメイクした、『学校であった怖い話S』。プレイヤーは新聞部に所属する高校生となり、さまざまな生徒たちから怪談話を取材していきます。全70本実写ベースのグラフィックを採用した、ホラーテキストアドベンチャーです。

　6人の生徒から怪談話を聞き出すわけですが、何人目に選んだかによって語られる物語が違うというのがポイント。最後に選んだ生徒によって、さらに7つ目の会談が語られます。つまり基本的にはひとり7話ずつ持っていることになりますし、特定の選びかたや結末によって見られる、隠しシナリオも用意されています。さらに『学校であった怖い話S』では主人公を男性・女性から選べるようになり、どちらかでないと見られない物語も存在し、計70本の怖い話が楽しめるようになりました。

　ちょっと小綺麗になったこともあり、スーパーファミコン版の持つ独特の怖さは個人的には薄れてしまったように感じますが、それでも怖いものは怖い。本作は本来プレミア化していたタイトルですが、ゲームアーカイブスの登場により落ち着いたという経緯を持っています。今後またプレミア化してしまう可能性もあるので、手に入れておくのがオススメです。

QUIZ なないろDREAMS 虹色町の奇跡

　同名のアーケードタイトルの移植作品で、カプコンが発売した美少女恋愛×すごろく×クイズゲーム『QUIZ なないろDREAMS 虹色町の奇跡』。有野課長でおなじみの“ゲームセンターCX”でも取り扱われたことがあるので、知っている人も少なくないのではないでしょうか。

　すごろくで止まったマスにいるヒロインのクイズに答えていき、クリアーしていくとその女の子の好感度がアップ。最後のクイズに答えたあとに、任意の女の子に告白するというシステムです。

　カプコンは『カプコンアーケードスタジアム』なども現在配信中のため、もしかしたら今後移植される可能性もありますが、じつはアーケード版と家庭用版ではヒロインの名前が違う問題などがありまして（詳細は伏せますが）、ちょっと難しいのかなという印象。ですので、PS版を購入しておくといいと思います。ちなみに対戦格闘ゲームの、Wii版『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』には、ヒロインのひとり・想鐘サキがプレイアブルキャラクターとして登場しましたね。

ガンパレード・マーチ

　舞台は幻獣と呼ばれる謎の生物に人類が襲われ、人間の住める地域は北アメリカ、南アメリカ、南アフリカ、そして日本のみになってしまった世界。九州・熊本には防衛ラインが敷かれ、さらに徴兵制度により14歳までの少年少女たちも兵士として駆り出されることに。学園生活を送りながらも、戦争に備える日々を送ります。

　プレイヤーは少年兵・少女兵となり、特定の期間まで生き残るのが目的。基本的には士魂号と呼ばれる、いわゆる人型巨大ロボットを駆使して幻獣と戦うのですが、必ずしも戦闘員になるわけではないのがポイント。プレイヤーは自由に学園生活を楽しむことができ、整備士になって裏方として活躍したり、歩兵として参戦、はたまた、戦争すら無視して恋愛に勤しむなど、さまざまなプレイが可能です。

　ほかの生徒や先生たちはすべてAIで管理されており、キャラクターたちの性格ごとに異なる行動を起こすので、絶えず人間関係などが変化していくのが魅力。最初は主人公的存在の少年パイロット・速水厚志しか遊べませんが、1周クリアーするとさらに4人のキャラクターでプレイ可能に。さらに22人で……おっと。

　ちなみに2001年に電撃PlayStation編集部が制作した、攻略＆設定資料集＆特別クリアーデータが封入された『電撃ガンパレード・マーチ 復刻版』（PS3、PSP向けのPlayView対応コンテンツ）も配信終了になります。合わせて購入しておくといいでしょう。

私立ジャスティス学園 熱血青春日記 2

　カプコンの放った対戦格闘ゲーム『ジャスティス学園』シリーズの2作目。もともとはアーケードの対戦格闘ゲームなのですが、PS版『私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES』のオマケ（本編とも言えますが）として、育成恋愛学園シミュレーション“熱血青春日記”が登場。

　『私立ジャスティス学園 熱血青春日記 2』はそれをさらにパワーアップさせた、対戦格闘×育成×恋愛ゲームなのです。プレイヤーは太陽学園高等部、五輪高等学校など、超個性豊かな高校に入学し、学園生活を送りながらも格闘バトルを展開。さらには友だちと友情を深め合ったり、異性（同性でもいい場合もある！）との恋愛を楽しめます。

　さくらが登場するなど、『ストリートファイター』シリーズとつながりも深く、『ストリートファイターV チャンピオンエディション』にはヒロインのひとり・風間あきらが追加キャラクターで配信されることも告知されています。まだまだ根強いファンも多い本作ですので、買っておいて損はありません。続編はまだか！

奏（騒）楽都市OSAKA

　異世界の日本の架空都市OSAKAを舞台にしたシミュレーションアドベンチャー。OSAKAでは学生間によるネットニュース甲子園のようなものが開催され、優勝チームには、全世界に言葉を発信できる世界最大最強出力の広告塔“BABEL”の使用権が与えられるという、異色の世界観が魅力です。

　基本的にはメンバーに命令しながら、OSAKAで起きた事件や行事などを取材して、記事を作成していくというゲームになっており、シミュレーション要素が強いです。また、強烈な世界観からくり出される珍事の数々は、独特の楽しさがあります。『境界線上のホライゾン』などでも知られる川上稔先生のライトノベル『都市』シリーズから派生したゲームで、固有名詞が多いですが、ゲーム内の辞書とにらめっこしながら楽しむといいでしょう。

双界儀

　スクウェア（現スクウェア・エニックス）が発売した3Dアクションゲーム。舞台は現代の日本でありながらも、陰陽道や神話などがミックスされた独特の世界。あるとき日本各地に赤い柱“ガラン石”が立ち並び、さらに“寄り神”と呼ばれる怪物まで出現しました。プレイヤーは主人公の真武居直柔とその仲間たちとともに、寄り神や紫微仙と呼ばれる敵組織と戦っていきます。

　アクションの操作性は現代の観点……どころか、当時としてもクセがあって慣れるまでたいへんですが、ガラン石を破壊する収集要素や爽快な超必殺技なども用意されていて、やり応えは高いです。作り込まれた世界観や物語もさることながら、『聖剣伝説2』などで知られる菊田裕樹氏作曲によるBGMが非常に秀逸。最初のステージである“極月 珠洲”の『Quake』は異国情緒あふれるコーラスとメロディがなんともたまりません。

　移植やリマスターなどは難しいのかな、ということもありつつ、個人的なオススメタイトルです。

デザエモン+

　自分でシューティングゲームを制作できるソフトウェア『デザエモン』シリーズの3作目。正確に言うとゲーム制作ツールになります。基本的にはドットを打ち込んでのグラフィックから、BGMの制作などが行えます。一応、いくつかサンプルゲームが遊べるので、単純にシューティングゲームとして買うのもいいでしょう。

　最大のオススメ理由は、メモリーカード容量について。本作は1ゲームセーブするとメモリーカードの全15ブロックを埋めることになるため、『デザエモン+』専用メモリーカードと化します。ですが仮想メモリーカードならば、気軽にセーブができるわけです（ディスクでもいいじゃんって話でもありますが）。なお、パワーアップしつつも、一部が簡略化された最終作『デザエモン Kids！』も配信されていますよ！

ときめきメモリアル2 コナミ ザ・ベスト

　恋愛シミュレーションゲームの金字塔・『ときめきメモリアル』シリーズの2作目。高校生活三年間を通して、勉強や部活、学校行事、そしてヒロインとの恋愛を送るのは『ときめきメモリアル』シリーズの恒例。『ときめきメモリアル2』ではさらに幼少期からの物語が登場し、その行動によって高校生活やヒロインたちとのイベントが変化するという特徴があります。

　また、新たに音声合成システム“EVS”が採用されています。これは、入力した名前をヒロインたちが呼んでくれるという、当時としては画期的なシステム。ゲーム単体だとヒロイン2名のみが対応していますが、同じくPSストアに発売されている『ときめきメモリアル2 EVSアペンドディスク』を購入すれば、全ヒロインがEVSに対応するので、ぜひ合わせてご購入を。

　移植などもおそらくないと思われるほか、本作はEVSでメモリーカードの容量をメチャクチャに使います。仮想メモリーカードじゃなければとてもたいへんなので、PS3などのハードで遊ぶのが吉。ちなみに“コナミ ザ・ベスト”版は、無印版からバグなどが修正されたバージョンです。

東京魔人學園剣風帖

　今井秋芳氏が監督を務める『東京魔人學園伝奇』シリーズの1作目。プレイヤーは東京・新宿区にある真神学園に転入してきた主人公・緋勇龍麻（名前・あだ名変更可能）となり、学園生活を送ります。しかしひょんなことから奇怪な事件に巻き込まれ、ときには特殊な能力を持つ生徒などと出会うことに。物語は次第に大きな真相へと迫っていき、主人公たちの大きな宿命も明かされていきます。

　アドベンチャーパートでは選択肢のほか、9つの感情でキャラクターとコミュニケーションを取る“感情入力システム”で、喜怒哀楽などの感情を選んでいくことで、登場人物たちの好感度などが変化するのがポイント。バトルパートはターン制のシミュレーションバトルで、キャラクターに指示を出しながらマス目を移動したり、多彩な攻撃をくり出すシンプルなもの。

　いまなお根強い人気を誇る『東京魔人學園伝奇』シリーズ初代でありながら、秀逸な物語や学園生活らしさは本作の大きな魅力。クラスメートであり相棒的存在の蓬莱寺京一は、友情的にも愛情的にも誰でも好きになること間違いナシです。

　ファンディスクでありつつも、本作の前日譚が語られる『東京魔人學園朧綺譚』もPSストアで販売されているほか、続編であり、本作の登場人物たちの先祖たちが登場する『東京魔人學園外法帖』も販売中。ぜひ合わせて購入してみてはいかがでしょうか。

　ちなみにゲームアーカイブス版について公式に“『東京魔人學園』シリーズについてのご注意”という注意事項があるので、遊ぶ際には確認しておいてください。

ハームフルパーク

　舞台は超巨大遊園地ハームフルパーク。ある日、ロボット軍団に占拠されてしまい、なんと50万人もの人間が人質として囚われてしまいます。そんな人質たちを、姉妹がロボバイクに乗って救出を目指す横スクロールシューティングゲームです。一見テーマが重いように見えますが、世界観はかなりコミカル。

　ゲームシステムはシンプルで、ボムやパワーアップアイテムがあるほか、4種の武器にいつでも切り替えられるのが特徴。シチュエーションに合わせて武器をチェンジして、ステージを進んでいきましょう。

　最大のポイントは、本作はPSストアで販売されているタイトルの中で、おそらくもっともプレミアタイトルだということ。調べていただければ、驚く値段で取引されているのがわかるはずです。

パネキット

　パネルのパーツと、ジェットや車輪などのパーツを組み合わせて、クルマ、飛行機、ヘリコプター、はたまた潜水艦や変形ロボットなど、何でも組み立てられるモノづくり系ゲーム。それが『パネキット』です。

　5つの島を舞台に、プレイヤーは島に用意された競技に挑戦していきます。たとえばタイムアタックレース、トリックを決めるというものや、サッカー的なミニゲームなどのバラエティ豊かな競技があり、それらをクリアーすることで新たなパーツや、プリセット（お手本用設計図）を入手できます。その競技をクリアーするため、そして島の開拓のためにさまざまなパーツを使って、自分だけのマシンを作るのが、本作の魅力であり、醍醐味なのです。

　ゲーム的にもおもしろい作品なのでオススメですが、本作も一時期プレミア化していました。PSストアでの販売が終了すると、またプレミア化してしまう可能性があるので、この機会を忘れずにゲットしておきましょう。

漂流記

　PCゲームで人気を博したサバイバルシミュレーションゲーム『無人島物語』シリーズの4作目を、家庭用にリメイクした『漂流記』。舞台となるのは飛行機事故に遭遇した主人公が流れ着いた孤島。同じく流れ着いた仲間たちとともに、孤島の脱出を目指します。

　プレイヤーはふたり1組のパーティを操作し、島の探索や食料をはじめとするアイテムの確保などを行って、装備を作ったり、生活レベルを上げながら、孤島の謎に迫っていきます。ほかの2パーティには指示を出すことで、資材を集めてもらったりすることも可能です。ヒロインとの恋愛要素もあるほか、脱出タイミングや方法などで結果が変わる、マルチエンディングが採用されています。

　本作の流れを汲むタイトルとして『デザーテッドアイランド』（メッチャシブいオジサンたちのサバイバル）、『TOYS DREAM』（サバイバルではないですが、クリエイトのおもしろさはバツグン）もオススメです。

ブシドーブレード弐

　スクウェアが発売した剣戟対戦格闘ゲームで、最大の特徴は刃がクリーンヒットすれば、相手を一撃で倒せること。刀を振るうごとに緊張感の走る、まさに真剣勝負が楽しめるタイトルです。

　武器は一般的な日本刀である打刀や、巨大な野太刀、槍や薙刀などさまざま。使用するキャラクターによって得意武器が決まっていて、キャラクター×武器によって性能が変わるのが特徴。たとえば非力な女性キャラクターの場合、重い野太刀を振るうのが遅くなってしまうといった要素もあります。さらには砂かけ、サブウェポンの使用、負傷によるパワーダウンなど、システムも意欲的なものが満載です。

　ストーリーモードでは鳴鏡心当流と捨陰党といった、ふたつの組織の抗争をさまざまなキャラクターで味わえます。前作『ブシドーブレード』もオススメですが、マップを自由に歩き回って戦うシステムや、武士道に反するとゲームオーバーとなる要素など、遊びやすさは『ブシドーブレード弐』のほうが圧倒的に上。気になる人はぜひ前作にも手を出してみてください。

フロントミッション2

　スクウェア・エニックスのロボットシミュレーションRPG『フロントミッション』シリーズの2作目。2102年、O.C.U.小国で起こったクーデターを舞台に、O.C.U.の兵士である主人公・アッシュたちの戦いを描きます。“ドラマティックシミュレーションRPG”と銘打たれたように、壮大な物語が展開されるのが魅力。

　『フロントミッション』シリーズは、近未来の戦闘用ロボット“ヴァンツァー”を駆使して戦うシミュレーション。初代は2Dで、そして2作目ではマップや、バトルシーンが3Dとなりました。いま見るとさすがに綺麗とは言い難いですが、当時は燃えたものです。特徴的なのが、ヴァンツァーのカスタマイズ。ヴァンツァーは胴体、腕、脚部、武器などに分かれており、それらを自由に組み合わせて、自分だけのヴァンツァー部隊を作りあげるのが醍醐味。

　そして最大のポイントなのですが、初代PSで本作を遊ぶと、バトルやヴァンツァーのセットアップなど、とにかくロードがとても長く、ぶっちゃけテンポがかなり悪いのが気になるところでした。ですがPS3、PSP、PS Vitaのダウンロード版はそのロード時間が短縮されるので、ゲームアーカイブス版がオススメなわけです。

　ちなみに続編である『フロントミッション3』もあり、そちらもオススメ（和樹の無双ぶりが大好き）。こちらは元からロードが短いので、必ず買っておくべきというほどではありませんが。

ポリスノーツ

　現・コジマプロダクションの小島秀夫監督が、KONAMI在籍時代に制作したアドベンチャーゲーム。前身的タイトル『スナッチャー』に引き続き、映画的な演出が多彩に盛り込まれたSFストーリーが展開されていきます。

　舞台は2040年の近未来。プレイヤーは元ポリスノーツ（宇宙飛行士兼警官）であり、事件によって数十年コールドスリープしていたジョナサン・イングラムの視点から物語を進めていきます。コールドスリープから目覚めたころには、すでに妻も仕事も失ったジョナサン。現在は探偵業を営んでいるジョナサンでしたが、あるとき元妻のロレイン・北条から、再婚相手の行方を捜してほしいとの依頼を受けるのですが……？

　『ポリスノーツ』はPC-9821版や3DO版などが存在しますが、現在手軽に遊べるのはPS版になるでしょう。とくにプレミアタイトルというわけではないですが、買っておいて損はないと思います。

ライジング ザン ザ・サムライガンマン

　青い瞳のガンマンが、海を渡って武者修行。極めし銃と刀にて、この世に無用の悪を討つ――。昔の映画などによくあった、アメリカから見たヘンな日本的な世界を舞台に、ハチャメチャなバトルをくり広げるアクションゲーム『ライジング ザン ザ・サムライガンマン』。

　プレイヤーは銃による射撃と、日本刀による斬撃を得意とする主人公・斬を操作して、ジパングを占領し、さらにはアメリカの侵略をも企てている暗殺団“邪火龍（ジャッカル）”と対決していきます。銃撃や斬撃によって敵を倒していけば、ステージ最後にボスが登場。ボスを倒せば“トドメ・ファイナル”！　

　刀を振り回してヘリコプターのように飛び回ったり、敵たちの音声が「ゴワゴワゴワ！ゴワスデゴワス！」などといった日本語っぽい何かで展開されることや、“成敗”でフィニッシュするところで「セィ～バイッ！」とアメリカンな日本語を披露したりと、とにかく全編通して何だかおバカ！

　こちらのタイトルも、好きな人は一生手放したくないタイトルであることからか、そこそこのプレミアタイトルです。影山ヒロノブ氏によるテーマソングも熱いですよ。

リンダキューブ アゲイン

　『俺の屍を越えてゆけ』などで知られる、桝田省治氏が放つサイコスリラーハンティングRPG『リンダキューブ アゲイン』。PCエンジンにて発売された『リンダキューブ』のリメイクタイトルです。アニメーションやシナリオが追加されたほか、難易度選択などもあります。

　舞台となるのはネオケニアと呼ばれる地球によく似た惑星で、数年後に隕石が衝突してしまいます。主人公のケンと、ヒロインのリンダが、動物のつがいを保護して箱舟と呼ばれる宇宙船に一定数納め、惑星からの脱出を目指します。シナリオは4つ用意されており、AとBはある程度ルートに沿った物語が展開しますが、最終的な目標はどのシナリオでも同じ。

　動物からは食料や装備などを作ることが可能で、多彩な動物たちを狩るサバイバルRPGとも言えるでしょう。最大の魅力はその物語。シナリオA、シナリオB、シナリオCはどれも別の設定で描かれるわけですが、これがどれも別角度から世界を描いていて、メチャクチャ興味深い内容となっているのです。

　ほかにも移植されているハードはありますが、どれも古いハードであるため、PSストアで買っておいて損はないと思います。ちなみにちょっとオトナ向けのシナリオ＆描写で、15歳以上対象となっています。

PS2タイトル

　PS2のゲームは比較的プレミアソフトも少ないですし、どちらかというと現行機に移植などがないタイトルを選出しました。なお、PS2タイトルの対応ハードはPS3のみとなっています。

CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001

　『ストリートファイター』シリーズなどで知られるカプコンと、『餓狼伝説』シリーズなどで知られるSNKがタッグを組み、両社のキャラクターたちがバトルをくり広げる夢の対戦格闘ゲーム第2弾。『私立ジャスティス学園』や『月華の剣士』からのキャラクターが登場したほか、『龍虎の拳』の藤堂竜白などマニアックなキャラクターなども登場し、対戦格闘ゲームファンを唸らせました。

　キャラクターの強さをチームに割り振る“フリーレシオシステム”や、各タイトルのシステムを模したものを選択する“グルーヴシステム”など、独自の要素も満載。いまなお根強い人気を誇る対戦格闘ゲームで、対戦ツールとしても優れています。ネット対戦などはありませんが、購入しておいてみてはいかがでしょうか。

機甲装兵アーモダイン

　アーモダインと呼ばれる人型ロボットを駆使し、火星からの侵略者と戦うシミュレーションRPG『機甲装兵アーモダイン』。プレイヤーはパイロットではなく部隊の指揮官として、仲間たちに指示を出したり、機体の編成をしたりしていきます。

　最大の特徴は、メンバーの育成管理もする必要があること。たとえば訓練や休養といった指示を出しながら、育成しなくてはなりません。また、メンバーには信頼度があり、信頼されていないと指示に従ってくれないことも。メンバーのルーム管理もあり、仲の悪いメンバーを隣接させると悪い効果が起きたりと、その管理がおもしろいところです。

　知名度はあまり高くないかもしれませんが、独自のおもしろさがあるので、育成ゲームやロボットゲームが好きな方はぜひ遊んでみてください。

グラディウスV

　横スクロール型シューティングゲームの金字塔『グラディウス』シリーズの、ナンバリングタイトル5作目であり、最終作。開発は『斑鳩』などでも知られるトレジャーが担当しています。

　パワーアップアイテムとオプションを駆使したゲーム性はそのままに、本作では新たにオプションを操作できるシステムを搭載。これにより多彩な戦略が取れるようになり、攻略の楽しさが倍増しました。ステージの演出や、秀逸なBGMなども大きな魅力です。

　シューティングゲーマーならばすでに持っている人も多いかと思いますが、もし持っていなければ忘れずに購入しておきたいタイトルです。

SIREN

　ソニー・コンピュータエンタテインメント（現ソニー・インタラクティブエンタテインメント）より発売されたホラーゲーム。舞台である羽生蛇村で起きる奇怪なできごとを、複数人の主人公の視点から描いていくアドベンチャーゲームです。

　ジャパニーズホラーらしいおどろおどろしい世界観が特徴で、多数の視点と時間軸によって語られるストーリーが魅力。ゲームはステージによって終了条件を達成することで進んでいきます。キャラクターによっては攻撃アクションもありますが、アクションよりも敵から逃けることを目的していることが多いです。中には攻撃手段を持たないキャラクターもいるため、そのぶん怖さも倍増……！　あ、いちばん怖いのは相方の“顔の裏”が見えた瞬間です。

絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-

　災害に巻き込まれた都市からの脱出を図る『絶体絶命都市』シリーズの2作目。大水害により崩壊した都市を舞台に、冬と水で凍える身体を温めながら進んでいくアドベンチャーゲームです。

　本作最大の特徴は、複数主人公の視点から描かれる物語で、ほかの主人公で取った行動が、べつの主人公の展開にも影響すること。『絶体絶命都市』シリーズの特徴である、膨大な選択肢が、うまく絡み合ってゲームが進んでいきます。

　水の表現が多いことからPS2でプレイした際は処理落ちも多かったのですが、PS3だとある程度軽減されたり……されなかったり（笑）。地震をテーマにした初代『絶体絶命都市』もオススメです。

電脳戦機バーチャロン マーズ

　戦闘用ロボット・バーチャロイドで戦う対戦型アクション『電脳戦機バーチャロン』シリーズをベースにした、ミッションクリアー型のアクションアドベンチャーゲーム。ストーリーモードに値する“ドラマチックモード”のほか、アーケードモードのような“チャレンジモード”と、対戦モードがあります。

　もとのシステムが2:2の対戦ゲーム（本作は初のチームバトル『電脳戦機バーチャロン フォース』をベースにしています）ということもあり、かなり複雑な操作性かつ、アクションゲームとして遊ぶにはやや向いていないわけですが（オート操作モードにするとある程度快適）、多彩に用意されたミッションへ挑むことができます。強力な主人公機であるテムジン707Sやテムジン747Jなどで、敵をバッタバッタと倒せるのはとても爽快です。

　対戦ツールとしてはPS4にて発売された歴代3作品が遊べる『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995～2001』のほうが研ぎ澄まされていますし、オンライン対戦もあるのでそちらでいいと思います。ただ、『電脳戦機バーチャロン マーズ』はドラマチックモードが魅力。その背景設定などが垣間見えるストーリーや、登場人物たちの掛け合いが楽しめるのです。

風雨来記

　使用されている背景はほとんどが実写となっていることが特徴の、旅をテーマにしたアドベンチャーゲーム。舞台は北海道で、主人公の相馬 轍はかけだしのルポライター。バイクで北海道の各所を移動しながら北海道を取材していきます。これまでは旅行記がメインの主人公でしたが、インターネット部門でトップを取るために、取材をしながらブログを更新していくという感じ。

　旅先では、魅力的な女性たちと出会うこともあります。本作は恋愛ゲーム、美少女ゲームに分類されると思いますが……まぁ詳しくは言えませんが、オトナな恋愛がくり広げられていくのも特徴です。記事作りが楽しいだけでなく、読者からの反応もうれしかったりと、独特の要素が人気となっています。

　同じくゲームアーカイブスに続編の『風雨来記2』（舞台は沖縄）があるので、こちらもオススメ。ちなみに、シリーズ最新作『風雨来記4』が2021年7月8日に発売予定ですよ。

ロマンシング サガ -ミンストレルソング-

　スクウェア・エニックスの『ロマンシング サ・ガ』をPS2にてリメイクしたのが、『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』。ストーリーなどはだいたい同じですが、戦闘システムが大きく変わり、キャラクターデザインなども一新されました。

　8人の主人公からひとりを選び、自分だけの道筋で物語が進んでいくフリーシナリオシステムは健在。ほかの『サガ』シリーズより継承された“閃き”や“連携”などのシステムや、多数の新要素も盛り込まれました。もととなる『ロマンシング サ・ガ』シリーズはゲーム内では説明不足な部分も多く、遊びにくい部分もありましたが、本作ではチュートリアル要素を多く含み、かなり遊びやすくなった印象です。

　『サガ フロンティア リマスター』など、昨今活発な『サガ』シリーズ。もしかしたら将来的に移植される可能性も無きにしもあらず、というところですが現状買っておいても損はない……はず！　いや移植されてほしいですけどね。

PSPタイトル

　PSPはダウンロード専用タイトルもなく、そこまで高値で取引されているタイトルも少ないです（限定版などは別として）。ダウンロードしておいたら楽かも、というようなタイトルをさくっと紹介しましょう。対応ハードはPSP、PS Vita、PS Vita TVです。

ウォーシップガンナー2 ポータブル

　仮想世界を舞台に、プレイヤーは軍艦の艦長となり、数々の任務を遂行するミッションクリアー型の海戦アクションゲーム。最大の特徴は、自身で艦船を設計できること。兵装から設備や船体などを開発して開放していき、選んだ船体に自由に配置・装備が可能です。

　基本的には現実的な兵器がほとんどですが、中にはドリル戦艦、ふたつの戦艦がくっついた船体などブッとんだものもあり、波動砲なども撃てるようになったりと、非現実的な海戦バトルも最終的に楽しめるのがポイント。

　知名度は低めなタイトルではありますが、個人的にオススメなので挙げてみました。

機動戦士ガンダム 新ギレンの野望

　アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズをベースに、一年戦争や第二次ネオ・ジオン抗争を、まさに宇宙規模でくり広げる戦略シミュレーションゲーム。『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダム0083』などの人物・機体も含まれているため、幅広いガンダムファンに楽しめるタイトルとなっています。

　『ギレンの野望』シリーズは総帥として全ユニット・基地などのに命令を出すゲームですが、本作ではアムロ・レイのみでプレイするなど、新たにプレイシナリオが用意され、遊ぶ敷居がグッと低くなりました。

　いまのところ『ギレンの野望』シリーズ最新作となっていることや、PSP専用タイトルであることから、ダウンロードしてみてもいいんじゃないでしょうか。

ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー

　『FF』シリーズのキャラクターたちが一堂に会する夢の対戦アクションゲーム。本作は2作目ですが、前作のシナリオもアレンジされて入っているため、1本でも十分に楽しめます（もちろんしっかりとシナリオを楽しみたければ、前作のパワーアップバージョンのPSP版『ディシディア ファイナルファンタジー ユニバーサルチューニング』もぜひ）。

　本作もPSPのみの発売となっており、おそらく移植もないのではないでしょうか。最新作である『ディシディア ファイナルファンタジーNT』がありますが、設定などはつながっています。『ディシディア ファイナルファンタジーNT』から始めた人や、まだ遊んだことがない人は、これを機会に遊んでみてほしいです。

ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション

　『FFIV』とその続編である『FFIV ジ・アフター』を1本にまとめ、さらにその間の新たな物語“インタールード”まで盛り込まれた、まさに『FFIV』好きにはたまらないコンプリートタイトルです。

　『FFIV』はニンテンドーDSでリメイクされたバージョンがスマホやPC（Steam）でリリースされていますが、こちらはオリジナル版に準じつつ、グラフィックなどをアレンジしたものです。“インタールード”はファン必見なので、本作もぜひ遊んでほしいです。

ペルソナ3 ポータブル

　『ペルソナ』シリーズの、ナンバリング3作目『ペルソナ3』（PS2）の、最終バージョンが、PSPで発売された『ペルソナ3 ポータブル』です。追加要素があったり、削除された要素もあったりしますが、大きな特徴として女性主人公でも遊べるようになりました。

　同じくPS2で発売された『ペルソナ4』の最終バージョンである『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』も、PS Vitaで遊びたい人はダウンロードしておきましょう。なお、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』はPC（Steam）版があるので遊びやすいかと思いますが、いまのところ『ペルソナ3 ポータブル』のPC版はありません。そういったこともあり、選出しました。

勇者のくせになまいきだ。

　ダンジョンを作って、迫りくる勇者たちを倒して世界征服をするシミュレーションゲーム。そのシンプルで奥深いゲーム性や、かわいらしいグラフィック、そしてノイジークロークによる味わい深いBGMが話題を集め、のちにシリーズ作品が多数登場するほどの人気を博しました。

　続編の『勇者のくせになまいきだor2』、『勇者のくせになまいきだ:3D』と合わせて、遊んだことがない人はぜひダウンロードしてみましょう。

ワールド･ネバーランド ～ククリア王国物語～

　架空の王国の住民となり、その一生どころか、産まれた子どもとしてもプレイできる架空人生シミュレーションゲーム『ワールド・ネバーランド』シリーズをご存知でしょうか。シリーズ作の中で、PSPでは最後に発売されたのが、『ワールド･ネバーランド ～ククリア王国物語～』です。

　プレイヤーはククリア王国の国民となり、仕事をしてお金を稼ぐのもよし、恋愛を経て結婚するもよし、武術に励むのもよしと、自由気ままな生活が楽しめます。このプレイスタイルはシリーズ初代から変わりません。タイトルによっていろいろと異なる点もありますが、魅力は変わりません。個人的なオススメタイトルといった感じです。

PS3タイトル

　PS3には、ダウンロード専用タイトルがいくつかありますので、そちらをピックアップしてご紹介。なお、PS3向けのストアサービスが終了すると、もっとたくさんダウンロードできなくなるタイトルがあります……！　ちなみにですが、ダウンロードコンテンツ（DLC）も購入できなくなるのでご注意を。持っているゲームでまだ購入していないDLCがあるという場合は、2度と手に入らない可能性もありますよ!!

　なお、定額制ゲームサービス“Play Station Now”に加入していれば、一部タイトルはクラウドゲーミングで遊ぶことが可能です。

悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair

　『悪魔城ドラキュラ』シリーズのキャラクターたち（『月風魔伝』の風魔もいますが）が集結し、好きなキャラクターを選んで巨大なマップの攻略に挑むアクションゲーム。オンラインプレイに対応しており、最大6人で超巨大マップを協力しながら攻略するのがいちばんの醍醐味です。

　装備や能力などの収集要素が多彩で、ステージ数は膨大というわけではないのですが、各ステージでドロップアイテムも違ったりと、何度も何度も遊べてしまうハック＆スラッシュ要素が魅力です。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』で活躍中のシモン（ドットですけど）や、リヒター（ア゛ル゛カ゛ードォ゛！）も使えますよ。

　PS3版移植タイトルでして、筆者はもとのXbox 360版をやり込んでいたわけですが、本作が遊べなくなるんて超もったいないことです。そして、まだ遊んだことがない人は間違いなく遊んだほうがいいと思います！　次回作、いつかよろ色即是空。

ゴミ箱 -GOMIBAKO-

　『ゴミ箱 -GOMIBAKO-』は落ちモノパズルゲームという感じで、ゴミ箱にどんどんゴミを入れていき、ステージクリアーを目指すゲームです。

　各ゴミには燃えやすいもの、壊れやすいもの、腐りやすいものなどのタイプがあり、それぞれ対処が異なります。たとえば、トイレットペーパーに火の付いたタバコを近づけて落とすと、ゴミ全体に燃え広がってくれたりと、ゴミどうしでさまざまな関係性があるわけです。

　正直、難度はかなり高いですが、唯一無二のゲーム性を誇り、いまなおやっても楽しめること間違いナシです。

ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 4

　ガンシューティングゲーム『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』のナンバリング4作目にあたる『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 4』。シリーズ史上最多となる大量のゾンビの群れに、政府機関AMS所属の特殊工作員、ジェームズとケイトが立ち向かいます。

　ほかにもナンバリングタイトル3作目の『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3』も同じく、ダウンロード専用タイトルです。ガンシューやゾンビが好きという人は忘れずにダウンロードしておきましょう。

ジェットセットラジオ

　ドリームキャストにて発売されたストリート系ラクガキアクション『ジェットセットラジオ』。プレイヤーはスケートシューズで走行するキャラクターたちを操作しながら、指定の場所にグラフティ（スプレーで描くラクガキ）をしていきます。ポップでカッコイイグラフィックや、ヒップホップなBGMも魅力のひとつです。

　なおPS Vita版もあり、PS Vita版のみ自分で撮影した画像をグラフティに使用可能です。どちらをダウンロードしておくのかは、お好みで。

ソウルキャリバーII HD ONLINE

　剣戟対戦格闘ゲーム『ソウルキャリバー』シリーズ2作目のHD対応＆オンライン対戦機能を搭載したバージョン。PS3限定のダウンロードゲームで、PS3向けのストアサービスが終了する前に購入しておかないと、2度と遊ぶことができない可能性が高いです。

　対戦のほかにも、武器収集が楽しいひとり用モード“ウェポンマスターモード”も搭載。なお、PSタイトルということで、ゲストキャラクターに『鉄拳』シリーズの三島平八がいます（オリジナルのゲームキューブ版では『ゼルダの伝説』シリーズのリンク、Xbox版ではアメコミのスポーンが使えました）。

鉄拳5 DARK RESURRECTION ONLINE

　『鉄拳5』からキャラクターが追加されたパワーアップバージョン『鉄拳5 DARK RESURRECTION』にオンライン対戦や、トーレニングモードを搭載したのが本作です。

　こちらもPS3限定のダウンロードゲームなので、PS3向けのストアサービスが終了する前に購入しておかないと2度と遊ぶことができない可能性大です（上記の『ソウルキャリバーII』もそうですが、オリジナル版でのオフライン対戦、アーケード版での対戦は可能かと思います。アーケードについては設置店舗の問題もあるかと思います）。

MODEL2 3タイトルパック

　50選とか言っておきながらコレはタイトルというよりコレクションパックなのですが、セガのアーケード基板“MODEL2”にてリリースされたタイトル3本をまとめて購入できるパック。3D対戦格闘ゲーム『バーチャファイター2』、『ファイティングバイパーズ』、『ソニック・ザ・ファイターズ』がセットになって購入できます。

　ネット対戦に対応しており、他ハードでも遊べると言えば遊べますが、対戦格闘ゲーム好きなら持っておいて損はないでしょう。……PS3オススメ、対戦格闘ゲームが多い気がしますね（笑）。

ラチェット&クランク FUTURE外伝 海賊ダークウォーターの秘宝

　『ラチェット＆クランク』シリーズとしては初の配信専用タイトルで、その名の通りPS3で発売された『ラチェット&クランク FUTURE』の外伝となっています。さらには続編の『ラチェット&クランク FUTURE2』に続き、こちらも配信専用タイトル『ラチェット&クランク INTO THE NEXUS』も存在。すべてひっくるめて『ラチェット&クランク FUTURE』シリーズとなっているため、2度と遊べないかもしれないのは非常にもったいない。

　また、ダウンロードすればPS3でもPS Vitaでも遊べるようになる配信専用タイトル『ラチェット&クランク 銀河戦隊Qフォース』もあります。こちらも買わないともう遊べなくなるかも……！

PS Vitaタイトル

　PS Vitaは基本的にパッケージ版も販売されており、ダウンロード専用タイトルというのは少ないほうです（基本無料系のタイトルは多かったですけどね）。その中でも注目すべきタイトルをご紹介しましょう。

朧村正

　いきなりダウンロード専用タイトルではないのですが、美麗な2Dグラフィックで有名な、ヴァニラウェア開発によるアクションRPG『朧村正』。Wii版のパワーアップバージョンで、和風な世界観を舞台に、妖刀をめぐる物語や妖怪たちとの戦いが描かれました。PS Vita版にはDLCがあり、新主人公4人による4つの短編シナリオが楽しめます。

　ここが最大の問題です。PSストアのPS Vita向けのサービスが終了すると、先述の通りDLCが買えなくなるので、2度と遊べない可能性が出てくるのです。ダウンロードコード付きパッケージ版『朧村正+元禄怪奇譚 DLC 全四篇プロダクトコード入りパッケージ』もありますが、こちらはプロダクトコードの有効期限が2025年3月18日まで。

　本編は遊んだことがない人はもちろん、DLCだけ遊んだことがないという人も、いますぐ買うべき！

俺に働けって言われても 乙 HD

　PSPで発売されていたRPG『俺に働けって言われても』を、リメイクした『俺に働けって言われても 乙』を、さらにPS Vita向けにブラッシュアップしたのが本作。

　引きこもりの主人公が、冒険者を雇い、チームを編成し、派遣するダンジョンを決定し、ダンジョンを探索する冒険者をただ眺め、彼らが持ち帰った戦利品を売ってお金を稼ぐという異色のスタイルで、一部のRPGファンを虜にしたタイトルです。

　続編である『俺に働けって言われても 酉』も含め、『俺働』シリーズはすべてPSハードのみでの展開となっています。

聖剣伝説 ～ファイナルファンタジー外伝～

　ゲームボーイで発売された、『聖剣伝説』シリーズの初代である『聖剣伝説 ～ファイナルファンタジー外伝～』を3Dにリメイクしたタイトル。

　オリジナル版の魅力はそのままに、初代『聖剣伝説』のアクション性やストーリーを楽しめるようになっており、『聖剣伝説2』のシステムをアレンジしたハーフリングコマンドなどが登場。BGMはアレンジ版ですが、ゲームボーイ版にも変更可能です。

　スマホでも遊べますが、家庭用ゲーム機で遊びたいという人はPS Vita版がオススメ。

PCエンジン

　最後になりますが、ゲームアーカイブスではPCエンジンアーカイブスも発売されています。PCエンジンといえば、2020年3月にPCエンジンタイトルを多数収録した“PCエンジン mini”が発売されましたね。ゲームアーカイブスにはminiにも含まれていないタイトルがいくつかあるんです。といっても今回は1本だけ紹介しましょう。

天外魔境 ZIRIA

　『天外魔境』シリーズの記念すべき1作目で、豪華声優陣によるボイスやアニメーション演出、坂本龍一氏が作曲したメインテーマなど、当時としては画期的な要素が盛りだくさんに詰め込まれたRPG『天外魔境 ZIRIA』。プレイヤーは火の勇者の末裔である少年・自来也（ジライア）を操作し、舞台となるジパングを混乱の世に貶めようとしている大門教という組織と戦っていきます。

　“PCエンジン mini”には収録されていませんし、『天外魔境 ZIRIA』が収録されていたPSPタイトル『PC Engine Best Collection 天外魔境コレクション』はダウンロード版がありません。PSP、PS3、PS Vita向けのストアサービスが終了する前に購入しておかないと、遊ぶのはかなり難しくなるでしょう。