2022年2月24日から、ポケモン初のチーム戦略バトルゲーム『ポケモンユナイト』に幻のポケモン・フーパが参戦! さらに、2022年2月27日のPokémon Dayを記念したイベントも開催中だ。
これに先駆けて、先日フーパのメディア向け試遊会が開かれ、ファミ通.comも参加させていただいた。今回は6媒体が会場に“ユナイト”し、3対3に分かれてフーパを使ったメディア対抗戦が行われた。
さらに、2022年2月27日から新登場するクイックバトル“フルスロットルバトル”も体験させてもらったので、その模様も合わせてお届けする。
『ポケモンユナイト』についてはこちらをチェック!
※記事内のゲーム画面はスマートフォン版のものです。
幻のポケモン・フーパが『ポケモンユナイト』に登場!
2022年2月24日より使用可能となっているフーパは、サポート型のポケモンだ。味方をテレポートさせるというユニークな戦いかたが特徴で、難易度は高めなものの、使いこなせれば唯一無二の活躍ができる。
通常攻撃
特性:マジシャン
フーパはレベル1、レベル3で“おどろかす”と“ねんりき”を習得。その後レベル4で“いじげんホール”か“トリック”を覚え、レベル6で“ゴーストダイブ”か“シャドーボール”を覚える。また、レベル10になると“いじげんホール”と“トリック”がアップグレードされ、レベル12で“ゴーストダイブ”と“シャドーボール”がアップグレードされる。
ねんりき
・待ち時間:9秒
効果:指定した方向にねんりきを放つ。最初に当たった相手のポケモンにダメージを与え、時間差でその場に爆発を引き起こす。爆発の範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、移動速度も少しのあいだ下げる。
いじげんホール
・待ち時間:10秒
効果:指定した場所に大きなリングを生成し、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与える。一定時間後にいじげんホール上の味方をスタート地点にワープさせ、ワープした味方は一定時間以内にワープボタンを押すことでもといた位置に戻ることができる。また味方ゴールエリアに生成した場合は、上ゴールと下ゴールをワープで移動できるようになる。
トリック
・待ち時間:7.5秒
・効果:味方のポケモン1匹とリングを使ったつながりを作る。フーパが通常攻撃やわざを使うと、その味方のポケモンからもおなじわざや攻撃が放たれる。
おどろかす
・待ち時間:6.5秒
・効果:指定した範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与え、少しのあいだ行動できなくする。
ゴーストダイブ
・待ち時間:5.5秒
・効果:指定した位置にテレポートし、そこにいる相手のポケモンにダメージと妨害効果を与える。再使用するともといた位置にワープする。
シャドーボール
・待ち時間:4.5秒
・効果:前方にシャドーボールを放ち、ダメージを与えながら、移動速度と特防を下げる。ヒットしたあと一定時間内にわざ、または強化攻撃をおなじ対象に命中させると少しのあいだそのポケモンが行動できなくなる。
ユナイトわざ:ときはなたれし光輪
効果:使用後、一定時間自身が“ときはなたれしフーパ”になる。通常攻撃が複数の対象にヒットするようになり、わざは“いじげんラッシュ”と“サイケこうせん”に変化。攻撃性能が大きく上昇する反面、ゴールはできなくなる。さらに、ユナイトわざ使用時に目の前にリングを展開。このとき味方全員の画面にワープボタンが表示され、押すとリングの位置にワープできる。
上下ルートを自由自在にワープ! チームでの連携が重要なポケモン
ここからは、実際にユナイトバトルでフーパを体験した試合の模様をお届け。ちなみに、今回はファミ通のほかに電撃オンライン、4Gamer、Gamer、IGN、インサイドの6媒体が参加。ファミ通、電撃オンライン、4GamerチームとGamer、IGN、インサイドチームに分かれてのバトルとなった(足りないメンバーは開発チームから補充)。
各媒体が1度ずつフーパを使えるように、バトルは計3回行われた。記者は1試合目にフーパを使わせてもらえることに。おすすめ表示に従い、下ルートへ向かった。
さっそくタブンネを巡っての攻防に参加するが、序盤におけるフーパの攻撃性能はそこまで高くない印象。“おどろかす”で相手の動きを止められるので、味方がダメージを出せるなら戦えるか、という感じ。
タブンネを倒すことはできたものの、手痛いダメージを受けてしまったためゴールエリアに退散。と、ここで特性のマジシャンを発動。
レベル4になったので、今回は“いじげんホール”を習得。その直後、相手のハクリューが下ルートへ奇襲をかけてきた。逃げ遅れたカビゴンを救うために“いじげんホール”を生成するが……。
記者の判断が間に合わず、味方のカビゴンはやられてしまい、記者もハクリューに倒された。しかしこの場面、相手のハクリューが見えた時点ですぐさま“いじげんホール”を使用し、カビゴンといっしょに飛び込めば、スタート地点へのワープが間に合うタイミングだったと思う。
ワープが間に合っていれば、スタート地点でHPを回復してからワープで元の位置に戻ることも可能だ。たとえばこの場面では相手のアマカジとフーパのHPが減っているので、こちらが回復してから戦えば返り討ちにすることすら可能だったかもしれない。そう考えると、フーパの持つポテンシャルの高さを感じられる。
さて、残り試合時間が7分に差し掛かり、カジリガメとロトムがマップに出現。相手がカジリガメに集まりつつあるので、こちらも集まって戦いたい。そんなときに便利なのが、“いじげんホール”だ。ゴールエリアに生成することで、上下のゴールを繋ぎ、上ルートの味方を一瞬で下ルートへ集めることができる。
……だが、1試合目ということもあり、声かけはしたものの味方がうまくワープすることができなかった。わざの待ち時間が短いぶん、ワープが使える時間の猶予も短め。フーパを使うプレイヤーに練習が必要なのはもちろんだが、味方にフーパがいるという状況に全プレイヤーが慣れていないと、フーパの真価は発揮できないだろう。
ここからは、最初に下ルートへの奇襲を成功させた相手のカイリューがグングンと育ち、縦横無尽に暴れ回る一方的な試合展開に。フーパの強みはチーム全体での素早い移動と、チームファイト中に味方をスタート地点へワープさせられること。相手より先にポジションを取ったり、1度相手にユナイトわざを使わせて離脱し、即座に復帰してチームファイトを継続したりといった動きは非常に強力だ。
ただ、孤立した相手を捕まえて倒すようなわざは持っていないので、ビハインドをひっくり返すのはやや苦手かもしれない。唯一、試合中に思いついたのはユナイトわざ“ときはなたれし光輪”の、味方を自身のもとへワープさせられる効果を利用した作戦。味方が相手を引き付けているあいだにフーパがサンダーのいるレジェンドピットへと移動し、味方をワープさせていっきにサンダーを倒すというものだ。
とっさのことだったのでうまくいかなかったが、“ときはなたれし光輪”を使った奇襲作戦は、チームで練習を積めばかなり強そうな気がする。2022年8月にロンドンで開催予定のポケモンWCS2022を始めとする公式大会などで、フーパを使ったトリッキーな戦術が見られるかも……!?
なお今回は、フーパの個性がより強くあらわれている“いじげんホール”と“ゴーストダイブ”を選択したが、“トリック”と“シャドーボール”を選択すると攻撃性能により特化したスタイルになるとのこと。おそらく主流は前者になるだろうが、後者の活用法を考えるのもおもしろそうだ。
というわけで、序盤のビハインドをなかなかひっくり返せずに初戦は敗北。いやぁ、相手のカイリュー強かったなぁ……。
って、カイリュー使ってたの、開発チームの人だった!? フーパがメインの試遊会でフーパのいるルートに真っ先に奇襲仕掛けてくるのガチすぎる……。あれ、なんかこんなこと前もあったような。
やっぱりこの人たち勝負になると夢中になりすぎる傾向があるな……。自分たちの開発するゲームが大好きなのは非常にいいことだと思いますが!!
「TPC_K許すまじ」と共通の敵を得て団結力を高めた我々は、よりコミュニケーションを密に取れるようになり、フーパの“いじげんホール”も徐々に使いこなせるようになってきた。慣れてくると、“いじげんホール”の強さがよりハッキリとわかる。チームファイト中に倒されそうになった味方がスタート地点にワープして回復して戻ってきたり、カジリガメを倒した直後にすぐさまロトムに全員がまとまって移動できたりと、これまでのユナイトバトルの常識を覆すようなポテンシャルをひしひしと感じた。
ちなみに、試合は3試合とも負けた。ふつうに相手チームのほかのメンバーも強かったです。参りました。
新クイックバトル“フルスロットルバトル”が登場!
2022年2月27日より、隔週の土、日、月曜日限定で新たなクイックバトル“フルスロットルバトル”が遊べるようになる。フルスロットルバトルでは、わざの待ち時間がふだんよりも短く設定されており、わざを連発するド派手なバトルが楽しめる。フルスロットルバトルならではの大味なコンボを探してみよう。
今回はフルスロットルバトルも特別に体験させてもらった。わざの待ち時間が短いということで、妨害効果を持つわざが連続で使えたり、逆に妨害無効効果を持っていたり、または超遠距離から一方的に攻撃し続けたりといったポケモンが有利に戦えそうだ。
というわけで、記者は“ヘビーボンバー”と“あくび”を交互に連打できそうなカビゴンを選択。行動妨害の連続で相手を動けなくして倒す作戦だ。
マップはマールスタジアムで、4対4のバトル、制限時間は5分間など、大枠のルールは既存のクイックバトル(マールスタジアム)とおなじ。ちなみに、わざの待ち時間は短くなっているが、バトルアイテムの待ち時間は変化していなかった。
カビゴンも期待通り活躍してくれたが、ほかに活躍が目立っていたのは、状態異常に関係なく“たたりめ”を連打しまくるゲンガーや“かげぶんしん”を生み出し続けるゲッコウガなど。
通常のユナイトバトルで勝つためには相手を倒すよりもポイントを稼ぐことが重要になってくるが、本モードではなかばお祭りのような感覚で相手と戦い続ける楽しさが味わえる。ランクマッチでの真剣勝負に少し疲れたら、休憩がてらプレイしてみてはいかがだろうか。一応言っておくと、この試合も我々は負けた。
Pokémon Dayイベントでフーパのユナイトライセンスをゲット!
2022年2月27日のPokémon Dayに合わせて、2022年2月24日から2022年3月14日までのあいだ、Pokémon Dayスペシャルイベントが開催中だ。イベント期間中は、本記事で紹介したフーパのレンタルライセンス(ランクマッチでは使用不可)をだれでも使うことができ、さらにイベントミッションをクリアーしていくと、フーパのユナイトライセンス(すべてのユナイトバトルで使用可能)が無料でゲットできる。
本記事でも述べたとおり、フーパは自分で使わないとしても味方にいるシチュエーションに慣れていないと連携が難しい。イベント期間中はチームにフーパがいる確率が高いはずなので、いまのうちに練習しておくのがいいだろう。なお、ゲームにログインするとイベントアイテムがもらえるキャンペーンも実施中なので、まだログインしていない人はいますぐ『ポケモンユナイト』を起動しよう!