ランボルギーニは、初のバーチャルレーシングチームを結成し、eスポーツの主要国際大会でランボルギーニを代表する公式シムレーサー3名を発表した。
今回公式シムレーサーとして選ばれたのは、ジョーダン・シェラット選手、ジャンフランコ・ジリョーリ選手、ジョルジオ・シモニーニ選手の3名。
以下、リリースを引用
ランボルギーニ初のバーチャルレーシングチーム結成、公式シムレーサー3名発表 ジョーダン・シェラット、ジャンフランコ・ジリョーリ、ジョルジオ・シモニーニがランボルギーニ代表としてスポーツ・チャンピオンシップに出場
2022年4月11日（Lanborghini presents its first ever Esports Team for virtual racing and announces the three official sim drivers日本語訳）
ランボルギーニはファクトリーチームとともにeスポーツ本格参戦の姿勢を強く示し、シムレース国際大会の2022年シーズンで同ブランドを代表する3名のシムレーサーを発表しました。
ランボルギーニは、2020年から開催しているバーチャルワンメイク選手権、The Real Raceで得た貴重な経験を基に、公式チームの立ち上げを決定しました。eスポーツチームは、絶え間ない進化と激しい競争、本物のレースに匹敵する感動のバーチャルレーシングにおけるランボルギーニの存在感を、さらに拡大する機会となります。
eスポーツの主要国際大会でランボルギーニを代表するシムレーサーとして選ばれたのは、Jordan Sherratt（ジョーダン・シェラット）、Gianfranco Giglioli（ジャンフランコ・ジリョーリ）、Giorgio Simonini（ジョルジオ・シモニーニ）の3名です。
1999年に南アフリカで生まれたシェラットは、 The Real Raceの前回大会で17レース中15レースの優勝、10回中9回のポールポジションという好成績によってランボルギーニ スポーツチームの座を獲得しました。
2020年に同選手権で3位フィニッシュを決めて注目を集め、2021年の第2回大会では欧州・中東・アフリカ地域の圧倒的な勝者となったシェラットは、過去2シーズンで見せつけたスキルでも、ランボルギーニ・ブランドの大ファンという点でも、チームを率いるメンバーとしてまさに最適です。
シェラットは次のようにコメントしています。「ランボルギーニに公式シムレーサーとして選んでもらえたなんて、まだ夢のようです。ずっとがんばってきた地道な努力や犠牲が報われ、ついに自分の夢を実現できます。私を信頼して名門ブランドの代表を託してくれたランボルギーニに感謝します」。
チームの2人目は、シムレーシングの世界で既に名を馳せている24歳のイタリア系ベネズエラ人、ジャンフランコ・ジリョーリです。 スポーツ・シリーズに当初から参戦しているバーチャルドライバーの一人で、初開催シーズンには8位に入りました。 2020年、ジリョーリはThe Real Race第1回大会で5位になったほか、同年のポルシェ E スポーツ・カレラ・カップ・イタリアでは優勝を果たしています。
ラインアップを締めくくるのは22歳のイタリア人シムレーサー、ジョルジオ・シモニーニです。シム・グリッド・ワールド・カップ2020優勝、 2020年のSRO Eスポーツ・チャンピオンシップ4位をはじめとする実績を誇り、バーチャルレーシング界で最も有望な一人です。
シェラットとジリョーリは、GTワールド・チャレンジEスポーツ・スプリント・シリーズ・ヨーロッパに出場します。その後シモニーニも合流したチームで、2022インターコンチネンタルGTチャレンジeスポーツ耐久チャンピオンシップに臨みます。
スプリント・シリーズは5つのレースから構成され、 4月6日のイタリア ミサノで幕を開けます。最後のレースは8月3日、バーチャル版のモンツァ・サーキットでグランドフィナーレが予定されています。
インターコンチネンタルGTチャレンジ スポーツ・シリーズは4月16日に開催されるオーストラリアの有名な耐久レース、バサースト12時間から始まります。このシリーズでも5ラウンドが予定されています。最終戦は8月27日のキャラミ9時間です。
シェラット、ジリョーリ、シモニーニは、運転とセットアップに関する重要情報を共有しながら、チームとして最初のイベントに向けて既にトレーニングを開始しています。シーズン中、ランボルギーニのモータースポーツに特化した部門であるSquadra Corse（スクアドラ・コルセ）のスタッフが3人をサポートし、プロジェクト専属として任命されたチームプリンシパル、ドライバーコーチ、エンジニアが、テレメトリーデータの開発と分析に関するトラックでの専門知識をバーチャルシミュレーションに活用します。
アウトモビリ・ランボルギーニのHead of MotorsportのGiorgio Sanna（ジョルジオ・サンナ）は、この刺激的な新プロジェクト始動について次のようにコメントしました。「シムレーシングは今日のモータースポーツシーンにおいて重要なプラットフォームとなっています。ビデオゲームは、実際にレースする機会のない人でもプロドライバーの気分を味わえるように生まれました。数十年の開発を経て、今やシムレーシングは本物にどんどん近づき、プロのモータースポーツに引けを取りません。さらに、シムレーシングは私たちにとって、ランボルギーニ・ブランドの将来に重要な役割を果たす車両セットアップやソフトウェアの使用など、本物のレースの基本的な要素を開発するためのツールともなっています」。
ランボルギーニは、2022年もThe Real Raceを開催します。ランボルギーニのこのワンメイク e スポーツ・シリーズの第3回大会の日程は、今後発表予定です。
