累計出荷本数1億8500万本を突破

 2013年(平成25年)10月10日は、日本でプレイステーション3版およびXbox 360版の『グランド・セフト・オートV』が発売された日。本日で発売から10周年の節目を迎えたことになる。ちなみに北米版は、ひと足早く2013年9月17日に発売されている。

『グランド・セフト・オートV』が日本発売10周年。続編『GTA VI』の発表も間近!? いまなお売れ続けるオープンワールドの代名詞的な不朽のクライムアクション【今日は何の日?】

 『グランド・セフト・オートV』は、ロックスター・ゲームスから発売されたクライムアクションゲーム。『GTA』の略称で知られるシリーズはオープンワールドゲームの代名詞的な存在だ。いまなお売れ続けていて全世界の累計出荷本数は1億8500万本を突破したというのだから驚くほかないだろう。

 わかりやすいナンバリングのプレイステーションで例えると、本作はPS3、PS4、PS5といった具合にコンソール版は3世代にわたって発売されているのもスゴイところ。テイクツー・インタラクティブ(ロックスター・ゲームスの親会社)の決算発表時のコメントによれば、アメリカで過去10年間にもっとも売れたゲームになるそうだ(※)。

※売上本数と売上金額の両方に基づく。

 ゲームの舞台となるのは、サンアンドレアス州の大都市ロスサントス。ロサンゼルスの街並みをモデルとしており、高層ビルが立ち並ぶ都市部をはじめ、周囲の山や海など美しい景観がそこかしこで観られるのが大きな特徴だ。マップサイズは『GTA』シリーズ最大の広さを誇っていたので、初めて街に降り立ったときはけっこう感動だったのではないだろうか。

 ハリウッドサインならぬ“VINEWOOD”サインがあるのもおもしろかったし、マシンに乗ってVINEWOODの看板をぶち破った人も少なくないはずだ。マシンと言えば、本作には多種多様な四輪車が登場するのはもちろん、自転車やバイクなどの二輪車、ボートや飛行機、ヘリコプター、軍用車両など、ありとあらゆる乗り物が登場。ロスサントスの街を自由に走り回れるの魅力のひとつだろう。

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 主人公は元銀行強盗のエキスパートで証人保護を受けて生活する“マイケル”、元ストリートギャングで現高級車販売店の取り立て人の“フランクリン”、かつてはマイケルと手を組んでいた犯罪者仲間の危険な男“トレバー”の3人となる。悪党でおっさんだし、日本のゲームにはあまりないタイプの主人公だったので初めて『GTA』シリーズに触れたなんて人は相当びっくりしたはず。

 本作では生活圏の異なるこの3人を任意にスイッチしながら操作していくことになるが、役割分担をして互いに協力しながらミッションをこなすのがおもしろかった。ミッション内容もメインとサブを合わせると膨大な数が用意されていて、どれもこれもが背徳的な行為ばかりなのでとにかく刺激的だった。

『グランド・セフト・オートV』が日本発売10周年。続編『GTA VI』の発表も間近!? いまなお売れ続けるオープンワールドの代名詞的な不朽のクライムアクション【今日は何の日?】
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 オンラインモードである『グランド・セフト・オート オンライン』が『GTA V』に付属していて、マルチプレイを楽しめたのも超豪華。こちらは舞台を同じくした独立モードになっており現在もサービス中。当然ながらこちらも10周年を迎えることになる(日本では2013年11月7日からサービスイン)。数々のアップデートにともなって現在は本編よりも後の世界が楽しめるようになっているとのことなので要チェックだ。

 そう言えば先日(2023年9月29日)、『GTA オンライン』の中秋節を祝うイベントの告知に使われた画像に“VI”と読み取れる文字が写っていて大きな話題となっていた。これは前述の“VINEWOOD”の文字が人物の身体で隠され“VI”部分のみが写っていたため、『GTA VI』、すなわち続編『グランド・セフト・オートVI』の発表を暗に示すものではないかとファンは騒然となった。

 しかし、現在のところ背景が『GTA VI』を示唆していたのか、その後のリアクションはなし。『GTA』シリーズ新作の開発が進んでいることだけは明らかになっているが、それが『GTA VI』なのかどうかは不明のままだ。

 2023年5月に親会社であるテイクツー・インタラクティブの決算報告の中で、2024年4月から2025年3月にかけての2025年度に大幅な売上増加を見込んでいたこともあって、今度こそ発表かとの予想が立てられたのだが……。続報を期待して待っていよう。

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