多くのゲームファンが『テトリス』初プレイとなった作品

 1988年(昭和63年)12月22日は、ファミリーコンピュータ用『テトリス』が発売された日。本日で発売から35周年を迎えたことになる。

 ファミコン版『テトリス』は、ビーピーエス(BPS)から発売されたパズルゲーム。いまなお世界的な人気を誇る“落ちものパズル”の元祖にして最高傑作とも言える『テトリス』の初期作品だ。家庭用ゲーム機としては本作が初めての移植版となっていたため、昔からのゲームファンであれば遊んでいた人も多いのではないだろうか。

 BPS版とは若干内容が異なるのだが、北米版ファミコンであるNES版の『テトリス』は現在も大きな盛り上がりを見せており、eスポーツの世界大会“Classic Tetris World Championship”が毎年開催されているほど。

FC版『テトリス』が35周年。家庭用ゲーム機で初めて発売された『テトリス』は操作が独特だった!? 権利争奪戦を描いた映画版も話題になったばかり【今日は何の日?】

 ゲームの基本ルールは、いまも昔も変わらない。落ちてくるブロック(テトリミノ)を左右に移動させたり回転させたりしながら積み上げ、横一列に隙間なく並べてラインを消していく。プレイヤーは画面上部まで積み上げてゲームオーバーにならないように、可能な限りハイスコアを狙うことになる。

 モードはシンプルで、ひたすらラインを消していくのみなのだが、規定のライン数を消すとステージクリアーとなってリザルト画面が表示。そこでやっとスコアが加算される仕組みとなっている。0~9のステージと0~5のラウンドがあり、9ステージをクリアーするとラウンドが1上がる。ステージ9をクリアーすると何人かのキャラクターが登場し、演奏や踊りを披露してくれるデモシーンが挿入されるのがご褒美&休憩タイムだった。

 何ともユニークだったのは、BPS版独自の操作性。もっとも当時は本作しかプレイしたことがなかったのでわからなかったのだが、後継タイトルが発売されるごとに異端児になっていったという感じだろうか。

 操作は十字ボタンの下を押すとブロックが回転、Aボタンは一瞬でブロックが落下するハードドロップになっていて落下速度を上げることはできなかった。当時の筆者はX68000版をプレイしていてまったく同じ操作方法だったため違和感はなかったのだが、いま本作を遊ぶとかなり混乱しそうだ。

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 『テトリス』と言えば、タイトル画面で流れる『コロブチカ』が印象的だった。昔は学校のフォークダンスなどで使われていた楽曲だったせいかしっかりと耳に残ってしまっている。現代でもNintendo Switch Onlineの『テトリス 99』を始め、アレンジされた『コロブチカ』を聴ける機会は多いので知っている人も多いだろう。ほかにも『トロイカ』や『カリンカ』などのロシア民謡がBGMとして使われていた。

 2023年3月31日からApple TV+にて映画『テトリス』が配信されたのも記憶に新しいところ。これは実話をもとにした作品で、『テトリス』の開発者アレクセイ・パジトノフ氏や当時の任天堂社長の山内溥氏、ソ連のゴルバチョフ書記長、さらにはセガやATARIなどのメーカーも実名で登場するのがおもしろい。

 知り得なかったかつての生々しい権利争奪戦の模様が描かれているので、ゲームファンであればぜひとも見ておきたい内容となっている。主人公ヘンク・ロジャース氏(BPS創設者)が山内氏にファミコンで制作中の『テトリス』をプレゼンするシーン(PVの2:30~)は必見。

テトリス — 公式予告編 | Apple TV+

 ゲームの最新作はSUPERDELUXE GAMESから発売された各種プラットフォーム対応の『テトリス エフェクト・コネクテッド』。プレイステーションVR2に対応したプレイステーション5のパッケージ版が2023年12月21日に発売されたばかりなのでこちらもチェックしてみよう。

『テトリス エフェクト・コネクテッド』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp)

 また、ハムスターから2023年6月1日に発売されたNintendo Switch、プレイステーション4用ソフト『アーケードアーカイブス テトリス ジ・アブソリュート ザ・グランドマスター2 PLUS』もおすすめだ。

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