シリーズ最高傑作を最新技術で再構築

 2023年(令和5年)3月24日は、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、PC(Steam)用『バイオハザード RE:4』が発売された日。本日で発売から1周年を迎えたことになる。

『バイオハザード RE:4』が発売1周年。世界中のファンが認めた最高峰のリメイク作品。現代向けに進化したアクションやシナリオは大満足の出来映え【今日は何の日?】 記事編集に戻る

 『バイオハザード RE:4』は、カプコンから発売されたサバイバルホラーアクションゲーム。背後からの視点“ビハインドビュー”の採用など、ゲームシステムをフルモデルチェンジして国内外で高い評価を得た2005年1月27日発売の『バイオハザード4』を最新の技術を用いてリメイクした作品となっている。

 『RE』シリーズとしては2019年1月25日発売の『バイオハザード RE:2』、2020年4月3日発売の『バイオハザード RE:3』に続く3作目。ファンがずっと待ち望んでいた『バイオ4』リメイク作品だったこともあってか、『バイオハザード RE:4』は2023年12月31日現在までに世界累計販売本数700万本以上の大ヒットを記録している。

 ゲームの舞台となるのはヨーロッパの寒村。未曾有の生物災害“ラクーン事件”から6年が経過し、大統領直属のエージェントとなった主人公“レオン・S・ケネディ”が、誘拐された大統領令嬢“アシュリー・グラハム”の救出任務に就いたところから物語は始まる。寒村で目にしたのは狂気を湛えた村人たち。やがてレオンは想像を絶する過酷な戦いへと巻き込まれてしまう……。

『バイオハザード RE:4』が発売1周年。世界中のファンが認めた最高峰のリメイク作品。現代向けに進化したアクションやシナリオは大満足の出来映え【今日は何の日?】 記事編集に戻る
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 驚かされたのはやはり作品の圧倒的なクオリティー。現代向けに改良されたアクションのプレイフィールはもちろん、再構築されたシナリオや一新されたキャラクターモデリングなど、あらゆる面においてオリジナル作を凌駕していたことに衝撃を受け、また同時に安堵したのではないだろうか。

 もともとゲームキューブのオリジナル版が“傑作”と言われていただけに、ファンは生半可なリメイクでは満足できなかったはず。しかし、本作はそんな不安を払拭してファンも納得させられるクオリティーに仕上げてきたのだから驚かずにはいられない。

 謎解き要素も面倒なものはなく、遊びやすさを向上させてアクション面を際立たせてくれていたのがうれしかった。筆者的にはナイフを使ったパリィが非常に気持ちいい塩梅だと思う。ステルス要素もあり、背後からのキルや音を立てないボルトスロアーでの攻撃といったものもおもしろい。ボルトスロアーは発射後のボルト(弾)を回収して再利用できる点もお気に入りだった。

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 『バイオ4』と言えば、スペイン語の空耳ネタも有名。どう聞こえるか解釈には諸説あるが、『バイオハザード RE:4』にもしっかり残っていてうれしい。まぁ、残っているというか、たまたまそう聞こえるだけなのだが、本作の発売時にカプコンが公開した“世界名作劇場風のアニメPV”の中でも「ペラペラソース!」、「あーりえんな」、「崇めろ」、「キモイあなた」などを扱っていて、空耳が公式になったと話題になっていたのが印象深い。残念ながら現在はもうPVは観られなくなっているようだ。

 2023年4月7日には、エクストラゲーム『ザ・マーセナリーズ』が無料ダウンロードコンテンツとして配信。シリーズ恒例のミニゲームが本作でも遊べるようになったのはありがたかった。

 2023年9月21日には、プレイステーション2(PS2)版『バイオ4』で追加されたエイダを主人公とした本編のサイドストーリー“the another order”をもとにした有料DLC『セパレート ウェイズ』が配信されている。

 また、2023年12月8日には、プレイステーション VR2向けの無料DLCとして『バイオハザード RE:4 VRモード』が配信された。ストーリー全編を究極の没入感で体験できるとあって、VR2ユーザーは大満足だったのではないだろうか。

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