高解像度対応で、より美しくなったグラフィック
プレイステーション3版とXbox 360版が大ヒット中、サバイバルホラーの金字塔『バイオハザード6』。そのPC版が、ついに発売を迎えた。さっそく本作をプレイしてみたので、そのプレイリポートをお届けしよう。
まずは、キャンペーンをプレイ。PC版では、最大で2560×1600のサイズに対応しているということもあり、グラフィックが超美麗! ジュアヴォがグロテスクに変異する様子や、レオンの汗の滴りなどもハッキリ見えるほどのクオリティーだ。家庭用ゲーム機版で何度も駆け抜けたトールオークスやイドニア共和国の風景も、高解像度だと初めて降り立った地のように思える。また、TPSの腕前が微妙な記者にとって、遠くの敵がクッキリ見えるのもうれしかったりする。
キャンペーンは、各キャラクターのシナリオ序盤をそれぞれプレイしてみた。ジェイク編を進めていくと、クリーチャー“ウスタナク”が登場したのだが、さすがは高解像度。ジェイク目がけてダッシュしてくるウスタナクの迫力は、家庭用機版以上だ。また、その後のシーンで登場する超巨大クリーチャー“オグロマン”の迫力もハンパない! 解像度はモニター環境に合わせて選択可能だが、本作の“恐怖”をより味わいたい人は、できるだけハイスペックなマシンに加えて、解像度の高いモニターも用意することをオススメしたい。ちなみに、家庭用ゲーム機版の要素はすべて入っており、カメラの調整機能はもちろん、チャプターの詳細な選択やエイダ編も最初から選択可能だ。
新モード“ザ・マーセナリーズ アンリミテッド”をプレイ!
制限時間内にクリーチャーとひたすら戦うモード“ザ・マーセナリーズ”に加えて、PC版のオリジナル要素“アンリミテッド”が追加されている。これは、基本的なルールは従来の“ザ・マーセナリーズ”と同じだが、敵の数が非常に多いとのこと。家庭用版で“ザ・マーセナリーズ”をそこそこやり込んだ記者としては、挑戦しないわけにはいかない!
というわけで、ターチィ通りのステージでプレイを開始。どうやら、アイテムやコンボボーナスなどの配置は、従来と変わらない様子。このステージの基本は、コンボを開始する前にアイテムを回収することなので、さっそくステージ内を駆け回っていると、すぐに異変に気付いた。これまでは敵がいなかった歩道橋や通路などにゾンビがぞろぞろと出現。しかも、数が尋常じゃない! もう、通勤時間の山手線の乗客が、全員ゾンビになったくらいのレベルだ。ゾンビを1体ずつカウンターを狙って……などと、悠長なことはしていられないので、手当たりしだいにハンドガンを連射し、よろけた敵に体術を仕掛けていく。敵が多いのでコンボはつなぎやすかったが、圧倒的なクリーチャーの量にとうとう記者のレオンが撃沈。しかし、これはやり込み甲斐がありそうだ。
というわけで、PC版の各種モードをひと通り触れてみたが、高解像度対応になっただけでなく、“ザ・マーセナリーズ アンリミテッド”の追加やエクストラコンテンツ用追加マップが元から入っている点がうれしすぎる! 結論としては、「家庭用機版をプレイした人も買い」。もちろん、『バイオハザード6』をプレイしたことがない人にもオススメだ。4月5日からは、“ザ・マーセナリーズ アンリミテッド”で『LEFT 4 DEAD 2』のキャラクターも使えるとのことで、今後も楽しみが尽きない!
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