“男”と“女”で温度差大!? 抱腹絶倒のステージに
バンダイナムコゲームスは、2013年11月20日、“魁!!男塾 入塾式”と題して、2014年2月27日発売予定のプレイステーション3用ソフト『魁!!男塾 ~日本よ、これが男である!~』の発表会を開催した。
発表会のメインゲストは、『魁!!男塾』の大ファンで“男塾芸人”として知られる、サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけし。それぞれ、伊達は名字にちなんで“伊達臣人”、富澤は若干名字がかすっている“富樫源次”の扮装をキメて、気合いの入った表情でステージに登場した。
テレビ番組などを通じてご存じの方も多いだろうが、ふたりの『魁!!男塾』フリーク度はかなりのもの。ステージに現れるや、「いちばん好きなシーンは、大威震八連制覇の伊達臣人と男爵ディーノ戦。ディーノが速攻で負けるんですが(笑)」(伊達)、「好きな名ゼリフは田沢の“九九八十八!”です」(富澤)などなど、濃厚な『魁!!男塾』トークを連発。MCのお姉さんをはるか後方に置き去りにしつつも、会場を大いに沸かせた。
続いては、この日のもうひとりのスペシャルゲストとして、グラビアアイドルの篠崎愛が登場。レディース風の衣装で登場した篠崎は、『魁!!男塾』のことはまったく知らない、と正直にカミングアウトしつつ、台本通りに男塾入塾希望であることをアピール。サンドウィッチマンのふたりからは、即座に「男じゃないじゃん!」とNGを通告されるも、イベント後半で“入塾テスト”を実施することにして、ひとまずイベントは進行していった。
“PS3用ゲーム史上もっとも男臭く暑苦しいゲーム”とは!?
ステージにゲストが揃ったところで、『魁!!男塾 ~日本よ、これが男である!~』の開発プロデューサーを務める佐藤秀俊氏が登場し、改めて本作がどんなゲームなのかが詳しく紹介されていった。
本作は、端的に表現すると“軟弱な現代日本において、真の男をとりもどすべく、男塾のスパルタ教育を通じて男を磨く”ゲームだ。
佐藤氏いわく、こだわったポイントはふたつ。ひとつ目は、“塾生たちの熱い死闘を無駄にせず、飛び散る汗、噴き出す血。暑苦しく描く”こと。そしてもうひとつは、“個性的な塾生や、男塾名物、民明書房”をしっかり表現することなのだという。
ゲームは、“曜日教練”として全14種類のミニゲームをこなして「血と汗と涙、男のリキッドを体中から絞り出して男子力を上げ」(佐藤氏)、力、知力、根性などを鍛えていき、“武闘教練”で死闘を繰り広げる、というもの。
また、通常の授業のほかに、原作のストーリーを追体験できるストーリーイベントや、暦に合わせて発生するクリスマス、バレンタイン、七夕などの多彩なイベントも用意されているのだそうだ。
また、全150種類の“斬身苦(ギミック)”も大きな魅力。これらはフィールドのオブジェクトとして登場し、発動した際には、民明書房風の解説が表示される凝りようだ。
ちなみに、一般公募で選定された4つの斬身苦や、47都道府県代表の斬身苦(千葉県の“落花 ”なども収録されているという。また、斬身苦にはオンライン要素もあり、斬身苦を自由に配置したオリジナルのフィールドを、ネットを通じて配信することもできる。
さらに、ショップ別購入特典として、専用の斬身苦が用意されていることも発表された。気に入った斬身苦があれば、そのショップで購入するといいだろう。
そして、本作の初回特典として、サンドウィッチマンのふたりがゲーム内に登場するプロダクトコード付き塾生証が封入されることが発表された。プロダクトコードを入力することで、ゲーム内に、“伊達みきお(伊達臣人ver)”と“富澤たけし(富樫源次ver)”がプレイアブルキャラクターとして登場する。これには、「乳首の色まで再現していただいて感激です」(富澤)と、ふたりとも大感激の様子。
佐藤氏からは、「伊達さんの声録りには時間がかかりました。勝手に哀川翔さんや野村監督の物まねとかされるんで……(笑)」との裏話が披露された。残念ながら(?)、その物まねはゲーム内には登場しないが、ふたりの持ちネタである「もういいぜ!」(伊達)、「ちょっと何言ってるかわからない」(富澤)はバッチリ活かされているそうなので、サンドウィッチマンファンの人は、ぜひゲーム内で確認してみてほしい。
実機プレイで入塾テスト、その結末は……
最後に、篠崎の入塾テストという体で、実機によるプレイが披露された。今回プレイされたのは、“油風呂”、“大鐘音”、“殺シアム”の3つ。
なかなか手慣れたプレイぶりの篠崎は、“油風呂”は惜しくも失敗となったものの、“大鐘音”をノーミスでクリアーし、“殺シアム”で伊達を撃破するという予想外の大健闘を見せた。それでも伊達は「男塾に女はいらない! 不合格じゃ!」と言い張ったが、最後に決断を委ねられた佐藤氏が、「試験始める前から決めてたんですけど、合格で」とあっさり合格を宣言。
しかし土壇場で篠崎が、「すごくうれしいです。でもやっぱり、普通の女の子なので、入塾はいいです」と入塾を拒否。これに伊達が、「やめんのかよ! もういいぜ!」とお馴染みのセリフで締めて大団円となった(?)。
最後に、実機プレイも体験した篠崎は、「このゲームは本当にすごくおもしろいです。男の子は男らしいのがいちばんなので、みんなこれをやって、真の男を目指してください!」とアピール。
伊達は、「『魁!!男塾』は我々のバイブル。ゲームももちろん最高に楽しいので、入塾した気持ちになって楽しんでください。男塾を読んだことがある人は絶対ハマると思います」とコメント。富澤は、「女の子にもぜひ遊んでもらいたい。2月27日発売だし、バレンタインのお返しとして、ホワイトデーにこのゲームをプレゼントしてあげてほしいですね」と語った。