本作のキーパーソン“ハンサム・ジャック”を紹介
2KおよびGearbox Softwareは、本日2014年10月30日発売のプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『ボーダーランズ プリシークエル』について、キーパーソンとなる“ハンサム・ジャック”の情報を公開した。
『ボーダーランズ』シリーズ最新作『ボーダーランズ プリシークエル』は、『ボーダーランズ』と『ボーダーランズ2』のあいだの出来事が描かれている。『ボーダーランズ2』の敵役、ハンサム・ジャックがのし上がっていくストーリーで、本作で活躍する4人のVaultハンターを雇い入れるのがこのハンサム・ジャック。今回、この“ハンサム・ジャック”とは一体どんなヤツなのかを紹介するぞ。
■ジャックはどんな男?
ハイペリオン社(パンドラの資源に目をつけた企業のひとつ)がパンドラを開拓するにあたって、エルビスがカギとなるに違いない――ヘリオス・プロジェクトの主任であるプログラマー、ジャックはそう考えていた。ジャックは巨大な基地の設備を使って、ヴォルトの秘密を解き明かすチャンスを得ていた。彼は根っからの皮肉屋であり、好かれる人間とは言えない。
ジャックの仕事への熱意やハイペリオンへの忠誠心は疑いようもないが、自分の方が賢いという態度がにじみ出ているのか、なにかと上司の神経を逆なですることが多い。
■暴君もかつては下っ端……
近い将来、パンドラの暴君となる自称“ハイペリオンのCEO”ハンサム・ジャックについて詳しく知る者はあまりいない。彼はかつて、ハイペリオン社のプログラマーとして働いていた。しかし上司たちは彼を軽視し、名前をろくに覚えようともせず“ジョン”と呼んでいたのであった。当時のハイペリオン社の会長は、ジャックが会社のために命をおとしてもなんとも思わなかっただろう。
■善か悪か?
大悪党のジャックもただの人間だ。これはゲーム中ヴォルト・ハンターが倒れた彼を蘇生しなけれラバならないシーンにも表れている。ザコの兵士に追い込まれるジャックを助けることによって、凍てついたヴォルト・ハンターの心に憐れみが芽生えたのかもしれない。このとき彼に手を差し伸べなければ、ヴォルト・ハンターは強烈な戦いに身を置かずに済んだだろう……。
ハンサムジャックは、ハイペリオン社への忠誠心に支えられ、自分に従う者のための楽園を作り出そうしている。ヴォルト・ハンターはそんな彼の愛(あるいは狂気)に魅入られていっしょに戦うことになる。脱出ルートが次々と爆破されていく中、ジャックの宿敵ザーピドン大佐率いる謎の部隊からヘリオス宇宙ステーションを守るために……。
■ジャックの末路
作中、大量の兵士を相手にひとりで奮闘する姿や、ヴォルト・ハンターを月面に逃がすために基地に残る姿を見ていると、ジャックはじつはいい人なのでは? という気持ちになるはずだ。しかし正気を失いイリジウムをむすもうとした彼は、顔に大きなヴォルト・シンボルを焼きつけられてしまう。こうしてジャックは『ボーダランス2』登場時のように顔に仮面を縫いつけていることになってのである。
■君の味方は誰だ?
プレイヤーはジャックの歪んだ過去と狂気への道のりを知った上で、パンドラの危機を救うため彼と強力できるのか? 今作はただのシューティングゲームではなく、なにが“善”で、なにが“悪”がという葛藤を描くゲームでもある。善人が悪人のように振る舞い、悪人が善人のように振る舞う中、いったい誰を信じるべきなのだろう?