ニコニコ超会議2015に1.3tのローションがやってきた
2015年4月25日~26日、ドワンゴ及びニワンゴは動画サービス“niconico”の超巨大イベント“ニコニコ超会議2015”を開催した。
NHN PlayArtの“超HangameLiveブース”では、メイン企画として“N.W.G.(ぬるぬるレスリンググランプリ)”を実施。大量のローションにまみれながら男どうしがぶつかり合う、夢のような、もしくは悪夢のような企画である。激闘の模様をリポートする。
大物選手が頂点の座をかけて戦う
まずは競技ルールの解説を。1対1で組み合い、相手の背中に隠された文字を読み上げれば勝ちとなる。試合時間は120秒。決着がつかなかった場合はユーザーアンケートに委ねられる(延長戦の場合もあり)。打撃や直立、仰向けで寝転がったりして相手との接触を避ける行為は、基本的には反則だ。
このレスリングに近いスポーツをローションプールのなかで行うのが、ぬるぬるレスリングだ。そんな企画をなぜハンゲームが実行するのか。なぜ社長は承認のハンコを押したのか。人生には無理にでも納得しなければいけないときもある。それが生きていくということだ。
いちおう、わずかながらにゲームとのつながりはある。出場選手は『ドラゴンネスト』や『チョコットランド』といったハンゲームタイトルの看板を背負っており、勝利するとそのタイトルのユーザーが恩恵を受けられるのだ。これなら視聴者も応援というかたちで試合に参加できる。
そして、注目すべきは出場選手の豪華さである。
【N.W.G.出場選手(敬称略)】
ハンゲ太郎(ハンゲームのイベント担当)
エスパー伊藤(芸人・高能力者)
クロちゃん(芸人)
響(芸人)
レディビアード(パフォーマー)
小川直也(格闘家)
ハンゲ太郎選手はハンゲームのイベント担当者なので出場するのは当然だろう。芸人3組のぬるぬるレスリングとの相性のよさは言わずもがな。レディビアード選手はプロレスラーとしも活動しているから、まぁわかる。
気になるのは小川直也選手だ。選手一覧を見たとき「えっ」と二度見し、受け止め切れなくて思わずノートPCをいったん閉じた。
小川直也選手と言えば、全日本柔道選手権7回優勝、バルセロナオリンピック銀メダルなど輝かしい実績を誇る格闘家だ。この企画のオファーを受けたということは、体だけでなく人間性そのものがでかいのだろう。