トミュリス率いるスキタイの特色を紹介
2KならびにFiraxis Gamesは、2016年10月21日発売予定のPC用ターン制ストラテジーゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』について、スキタイが登場し、トミュリスがそのリーダーに決定したことを発表した。
以下、リリースより。
2KならびにFiraxis Gamesは、これまで数々の栄誉に輝いてきたターン制ストラテジーゲームシリーズの最新作となる、PC用ゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』において、スキタイが登場し、トミュリスがそのリーダーに決定したことをお知らせいたします。また、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』のスキタイを紹介する最新動画も公開いたしましたので、併せてお知らせいたします。
■トミュリスについて
トミュリスは紀元前530年ごろ、族長だった夫の死を受けて、牧歌的な遊牧民族の指導者の座に就いた女性です。彼女の活躍は、ヘロドトス、ストラボン、ポリュアイノス、カッシオドルス、ヨルダネスといった古代の偉大な作家たちの作品で取り上げられています。
トミュリスの最も有名な逸話には、ペルシアの指導者キュロス大王が登場します。この王はトミュリスの民を侵略し、支配下に置こうと目論んでいました。あるとき、キュロスとその配下の軍は、スキタイの領域にある無人のキャンプに、ワインをたっぷり用意して並べました。 トミュリスの息子が率いるスキタイの軍は、このワインを見つけて口にします。ところがアルコールに慣れていなかった彼らは、酔いつぶれて前後不覚に眠ってしまいました。こうしてペルシア軍は敵が無力になったところを襲い、トミュリスの息子を捕虜にしたのです。
これに怒ったトミュリスは、キュロスに戦いを挑みました。その戦いでキュロスとその軍勢は敗北し、キュロス王本人を含めて多大な犠牲者を出しました。トミュリスは戦死したキュロスの屍を運ばせると、首を跳ねて胴体を磔にしました。また、跳ねた首を人の血で満たした酒袋に放り込んで、こう言ったとされます。「私は、血を求めるそなたを血に飽かせてやると言った。その約束を果たしてやる」と。
■スキタイの固定ユニット
固有ユニット:サカ族弓騎兵
サカ族弓騎兵は、開けた平地で戦う能力に秀でており、列を作って進む兵士や荷車を襲い、たいへん恐れられました。ただし、正面からの戦いで特に卓越した部隊というわけではありません。サカ族弓騎兵はキルティングされたズボンと前の開いたチュニック、先端の細い帽子が特徴です。
固有区域:クルガン
クルガンとは、一言で言うと死者を埋葬する土の塚です。立派なものになると、土台の部分が幅500メートル、高さ27メートルを越えるものもあります。なだらかに起伏したステップの地形で、クルガンはたいへん目立つ人工物です。近くを通る者に、そこで眠る重要人物を偲ばせました。