国内外に向けて“2.5次元ミュージカル”の認知をPR!
日本2.5次元ミュージカル協会は、本日2017年4月25日より、毎月25日を“2.5D(次元)の日”と認定し、FRESH!にて同協会オフィシャル番組を配信することを発表した。加えて、マンガやアニメ、ゲームといった二次元作品を原作とした舞台作品・ミュージカル作品“2.5次元ミュージカル”の各種プロモーション活動を行う“2.5Dアンバサダー”を任命。舞台『パタリロ!』などの出演経験もある俳優の加藤諒が、今後1年間“2.5Dアンバサダー”に就任することとなった。
本日4月25日には、東京・HARAJUKU Abema Studioにて2.5Dアンバサダー就任式およびマスコミ発表会が開催。加藤自身も登壇し、意気込みを語った。
なおFRESH!での番組(配信ページはこちら)は本日4月25日から毎月25日に配信され、第1回は舞台『パタリロ!』から加藤、佐奈宏紀、細貝圭が出演する。番組では2.5次元ミュージカルのラインアップや稽古リポート、チケット情報、DVD&Blu-ray発売情報といったオフィシャル情報が発信される予定だ。
発表会ではまず、日本2.5次元ミュージカル協会の代表理事を務める松田誠氏が登壇。2014年3月の設立以来、4年目を迎える同協会について「おかげさまで4年目を迎え、無料メールマガジン(2.5フレンズ)は5万人を超える会員がいる。2.5次元ミュージカルは年間で100タイトル以上が上演されており、認知が上がっていると言われていますが、一般の方にはまだまだ知られていないことがある。協会として、このジャンルを世の中に広めていくのがミッション」と、“2.5Dの日”制定および2.5Dアンバサダー任命の意図を解説した。
そんな松田から直々に2.5Dアンバサダーに任命されたのは、テレビドラマや映画、バラエティなどで活躍する一方、『NARUTO -ナルト-』や『ライチ☆光クラブ』、『パタリロ!』を原作にした2.5次元ミュージカルに出演してきた加藤諒。松田氏いわく「メジャーとコアの両方を持っている数少ない役者さん」とのことで、このたびの就任と相なった。
ちなみに松田氏は2.5次元ミュージカルを「キャラクターがもともとあるもので、ふつうの演劇とはちょっと違う」とした上で「2.5次元はキャラクターが生きていて、さらに役者が生きるのがおもしろさのひとつ。どちらかだけではダメで、諒くんは両方を兼ね備えている役者さん」と、2.5次元ミュージカルのキャストとしての加藤にも太鼓判を押した。
加藤は、2.5次元の魅力を「ふだん舞台を観に行かない方にも興味を持っていただけて、初めて舞台の世界に入る入り口になっているなと思います。マンガは世界でも盛り上がっているので、海外の方々が観にきても楽しめるはず」と熱弁。マンガやアニメ、ゲームが題材となっている2.5次元ミュージカルは、一見敷居の高い舞台というエンターテインメントのハードルを下げる役割も担っているのだ。近年は海外公演も人気を博しているほか、来日して観劇を楽しむ海外のファンも多い2.5次元ミュージカル。積極的な海外進出とインバウンド需要への対応の両面から、海外に向けた発信も進められている。
ちなみに加藤が2.5次元ミュージカルを演じる際に心がけていることは「原作好きの方を傷つけたくない。マンガからのインスピレーションを大事に演じています。生身の人間がやると難しいこともありますが、なるべく自然に見せられるように」とのこと。そんな加藤が主演を務めた舞台『パタリロ!』は原作者の魔夜峰央氏も絶賛だったそうで、協会の理事を務める一方、舞台をプロデュースする立場の松田氏も「マンガはもともとゼロから作られたものですから、マンガ家は神様。神様の気持ちを大事にしようといつも言っています」と、2.5次元ミュージカルならではの持論を披露していた。
近年は“2.5次元”という言葉が広まり、テレビなど既存メディアからの注目も集めていることについて、松田氏は「とてもありがたいこと。もっともっと広まってほしい」としつつ、「最終的な目標は劇場に来てもらうこと」と断言。今後アンバサダーとして活動する加藤も「2.5次元を広めるために劇場に足を運びたい。いろいろな作品を観て、Twitterなどで広めていけたら」と意気込みを語った。ちなみに加藤が2.5次元ミュージカルとしてやってみたい役は「おぼっちゃまくん」とのこと。もしかしたら今後、加藤主演の舞台『おぼっちゃまくん』が実現するかも!?
日本2.5次元ミュージカル協会は今後、国内で2.5次元ミュージカルの認知を広げる活動はもちろん、海外公演やインバウンド施策といった海外に向けた展開・支援も積極的に行う予定。加藤も「日本だけでなく、2.5次元ミュージカルを世界に発信できる手助けができたらいいなと思っています。一生懸命がんばります!」とアピールし、発表会を締めくくった。