農耕民族としての本能を取り戻せ! お米は大事です

 本日よりロサンゼルス・コンベンションセンターで開幕したE3。マーベラス系列で日本のゲームの海外向けローカライズ作品を展開するXSEEDのブースでは、えーでるわいすのアクションゲーム『天穂のサクナヒメ』(てんすいのサクナヒメ/英題Sakuna: Of Rice and Ruin)のプレイステーション4版が出展されていた。
 本作は“サクナ”という仮称で発表され、昨年末のコミックマーケット91などでPC用の体験版が配布されていた。今回のE3では海外展開とプレイステーション4版の発表が新たなトピックスで、えーでるわいすとしては、シューティングゲーム『Astebreed』(アスタブリード)に引き続いて海外も含めた家庭用ゲーム機展開が行われることとなる。

えーでるわいすの新作アクション&農耕シム『天穂のサクナヒメ』PS4版が発表&E3に出展。日本展開も予定【E3 2017】_01

 本作の主人公は、収穫を司る女神サクナ。プレイ要素としては横スクロールのプラットフォームアクションゲームパートと、農耕生活シミュレーションパートが存在し、ダンジョンに冒険して魔物を退治したり、村で稲作などを行ったり、武器の製作や収穫物で料理を行って暮らしていく。
 今回のE3デモは前者のアクションパートに特化していたのだが、アイテム作成などに使うと思われる素材が道中で手に入ったり、ボスのカエルの油を使って揚げ物を作れることがセリフで匂わされるなど、生活パートのプレイ内容についても示唆する内容となっていた(収穫したお米を食べることで強化するという要素もあるようだ)。

えーでるわいすの新作アクション&農耕シム『天穂のサクナヒメ』PS4版が発表&E3に出展。日本展開も予定【E3 2017】_03
えーでるわいすの新作アクション&農耕シム『天穂のサクナヒメ』PS4版が発表&E3に出展。日本展開も予定【E3 2017】_05
えーでるわいすの新作アクション&農耕シム『天穂のサクナヒメ』PS4版が発表&E3に出展。日本展開も予定【E3 2017】_02

 アクションパートはシンプルな操作にまとめられており、左右移動&ジャンプ以外に、弱攻撃・強攻撃・スキル攻撃・移動や回避に使える羽衣の4種類のアクションが存在。コンボなども出しやすく、簡単に打ち上げ攻撃からの空中コンボなどが出せた。一方でマップ内の大キノコなどのオブジェクトを使って追加ダメージを与えられることもあり、コンボの掘りがいがありそう。
 特に羽衣はグラップリングフックのように移動に使うこともできるし、ボス戦などでは敵の攻撃モーションに合わせて発動してすり抜けるといったこともでき、うまく決まるとなかなか気持ちいい。

えーでるわいすの新作アクション&農耕シム『天穂のサクナヒメ』PS4版が発表&E3に出展。日本展開も予定【E3 2017】_04

 なおE3に出展されていたプレイステーション4版は、あくまでXSEEDが販売予定の北米版という扱いだったのだが、えーでるわいすに確認したところ、日本での展開も予定されているとのこと(詳細は後日発表)。「日本人なら米を食おうぜ!」というわけではないが、ゲームの中でぐらい、農耕民族&アクションゲーマーとしての本能を取り戻してみてもいいのではないだろうか。