ARIAは、プレイステーション4用ソフト『大図書館の羊飼い -Library Party-』を、2019年2月21日に発売することを明らかにした。
以下は、メーカーリリースを引用して掲載
3つの“大図書館の羊飼い”がPS4でひとつに
2013年1月にPC版にて発売し大好評を得た『大図書館の羊飼い』、同年8月にスピンアウトソフトとして発売された『大図書館の羊飼い~放課後しっぽデイズ~』、ファンディスクとして2014年3月にPC版が発売された『大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep-』。
この3本が詰め込まれた上に、本作で初登場となる新ヒロインも加わり、新規CGも加えた『大図書館の羊飼い-Library Party-』がPS Vitaにて2015年に発売されました。
そしてこの度、グラフィックを振るHD画質としたPlayStation4版が発売されます。
大図書館の羊飼い -Library Party- PS4版のポイント
特徴1 『大図書館の羊飼い』『大図書館の羊飼い~放課後しっぽデイズ』『大図書館の羊飼い-Dreaming Sheep-』以上のソフト三本分を収録した大ボリューム
おまけシナリオなどを含め、シナリオ/エンディング数は40本近い数となります。この一本で、『大図書館の羊飼い』の世界をすべて楽しむことができるでしょう。
特徴2 ARIAが描く魅力的な世界観とキャラクター
"『大図書館の羊飼い』世界の鍵を握る存在である”羊飼い”。その「真の羊飼い」とは……。魅力的なキャラクター描写に定評のあるスタッフによる、渾身の作品です。
特徴3 初回限定版には限定グッズが付属
(1)べっかんこう&夏野イオビジュアルブック 「カラフルコレクション」《追補版》
(2)オールヒロイン コースターセット
(3)一之江金魚のおやすみボイスCD
(4)小説 「金魚のAfter Party」
大図書館の羊飼い プロローグ
「汐美学園を、もっともっと楽しくしませんか?」
何か悪いものでも食べたのか、彼女──白崎つぐみは言った。
前振りがあったわけでもない。それ以前に、彼女と知り合いだったわけでもない。
唐突に、白崎は言ったのだ。
「そういう話なら、生徒会に掛け合った方がいいと思うけど」
と、喉まで出かかった言葉を腹の底まで押し戻したのは、俺──筧京太郎の悪癖だった。
情に棹させば流される、とは有名な小説の一節だが、しばらく後の俺の心境はまさにそれだ。
川の果てまで流れ流され、河口付近を漂っていた俺の周囲には、同じように流された奴らが集っていた。
桜庭玉藻、御園千莉、鈴木佳奈、高峰一景、そして、なぜか通りがかる、小太刀凪。
最高の読書空間だった部室は、もはや昼休みの教室と変わらない有様だ。
「ええと、今日の活動ですが、カフェテリアの……」
聞き慣れた台詞を、白崎つぐみが口にする。
「あ、そういえば、カフェテリアの新メニュー食べました?」
「おっ、佳奈ちゃんも気になった? あの子、可愛いよね。俺、スレンダーな子が好みでさ」
「話を逸らすな。あと高峰、鈴木はウェイトレスの話なんてしてないし、お前の好みはどうでもいい。そもそも……」
「玉藻ちゃん、話題が余計に逸れて……。ほら、御園さんがこっちを怖い目で」
「睨んでます。なので筧先輩、ここで目の覚めるようなオチを一つお願いします」
「いや、オチとか関係ないし」
今日もまた、寄り道だらけの活動が始まる──
タイトル名:大図書館の羊飼い -Library Party-
機種:PlayStation4
発売日:2019年2月21日発売予定
価格:初回限定版価格8,800円(税抜) 通常版価格6,800円(税抜) DL版価格6,000円(税抜)
CERO審査:D
ジャンル:恋愛アドベンチャー
原画:べっかんこう・夏野イオ
シナリオ:榊原拓・内田ヒロユキ・安西秀明