2020年4月8日、オンラインカードゲーム『ハースストーン』の新拡張版“灰に舞う降魔の狩人”がリリース。と、同時に新年度“フェニックス年”を迎えて、プレイ環境が大きく変化した。
変更点については、以前まとめた記事をお読みいただくとして、本稿では、約1週間たっぷりと遊んでみての感想、スタンダード環境の様子などをご紹介。
復帰者や新規プレイヤーが参戦する絶好のタイミング!
新拡張版開始時のお楽しみといえば、カードパックの開封。フェニックス年から、全レアリティのカードが“ダブり防止”(必要数以上の同種カードがパックから出てこない)になったこともあり、サクサクとカードが集まっていく。
筆者の場合、レアリティ“コモン”のカードは約50パック、“レア”は約90パックほど開けたときにコンプリート。リリース前に購入できた2種類のバンドル分のカードパック(145パック)を開封し終えたら、“エピック”もあと13枚で揃うところまでカードを集められた。
145パック開封後、手に入った余分なカードを一括還元すると3640魔素が手に入ったので、レジェンドなら2枚好きなものを作れる計算になる。
新規、復帰プレイヤー向けの無料デッキプレゼントのキャンペーンも合わせると、ランク戦での使用に耐えられる実践レベルのデッキは、かなり作りやすくなった。とくに、登場したばかりのデーモンハンターのカードは種類がそれほど多くないので揃えやすく、しかも強いので、かなり楽しめるはず。
報酬が増え、実力の上昇が感じやすくなったランク戦
フェニックス年からランク戦のシステムが一新。上の画像のように全員が“ブロンズ10”からスタートし、対戦に勝利して得るスターを増やしてランクを上げていく。
獲得するスターの数は、前シーズン(前の月のこと。シーズンは月ごとに切り替わる)のランクが高いほど多くなるので、実力者ほど上のランクに戻りやすく、自身の腕前の上達を実感できる作りになっている。
私は、ランク戦をサボりがちだった2020年3月シーズンのランクは7だったので、スターのボーナスは“プラチナ5”に上がった段階で終了。ここからは、1勝するごとにスターを1獲得、1敗するとスターを1失うことになった。連勝ボーナスがあるとはいえ、ここからは1勝の重みが増してくる。
デーモンハンターが楽しすぎて、気がついたらレジェンドランクへ
あまりにも強く、登場から1日で4枚ものカードが弱体化されるという前例のない措置が施されたデーモンハンター。私自身、幾度となくマッチングし、その強さを身をもって味わってきた。
そして、勝率も下がってきた“プラチナ5”を超えたあたりで、デーモンハンターに手を出してみた。
デーモンハンターは、マナ消費1でヒーローパワーが使える唯一のクラスであり、相手の体力を減らすのがとても得意。“異端者アルトルイス”の効果を活かした攻めも強烈で、“グルダンの骸骨”であらかじめコストを下げた手札を用意しておけば、とんでもない大逆転も巻き起こせる。
私が使用したのは、最序盤からガンガンと攻めるいわゆる“アグロ型”のデーモンハンター。勝つにしろ負けるにしろ、試合時間が短く、サクサクとランク戦ができ、勝率もよかったのであっというまにレジェンド目前の“ダイヤ1”まで到達。しかし、ここで対戦相手のほとんどがデーモンハンターになり、足踏みが続いた。
そこで、“ガラクロンドウォーロック”にデッキを変えたところ、予想通り連続でデーモンハンターとマッチングし、なんとかレジェンドに到達できた。新クラスということもあり、デーモンハンターの人気はしばらく続きそうだ。
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最初に紹介したように、初心者や復帰者のプレイヤーには、強力なカードがてんこ盛りのデッキが配布されるうえ、いまからでもカードが集めやすいデーモンハンターという新クラスも登場している現在の『ハースストーン』。
闘技場やバトルグラウンドなどの特殊モード、酒場の喧嘩などのランク戦以外の遊びも充実しているので、デジタルカードゲームに興味があるプレイヤーはいまこそ触ってみてほしい。