歯をむき出しにした男から響きわたる、「ホーッホッホッホッ」という不気味な笑い声──。現在アマゾンプライムビデオでは、ブラックユーモアたっぷりのアニメ『笑ゥせぇるすまん（89～93年）【デジタルリマスター版】』が配信中。エピソード全126話を視聴できます。
【突然の☚ドーン！にご注意！】
1989年から放送された旧作アニメ #笑ゥせぇるすまん がデジタルリマスター版になって #Amazonプライムビデオ に登場✨
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一大ブームを巻き起こし… https://t.co/KxuI2nwfBs
— Amazon Prime Video（プライムビデオ） (@PrimeVideo_JP)
2017-06-19 12:00:05
同作は声優・大平透さんが声を務めた喪黒福造の存在感もあって、1990年代に一世を風靡。2017年には新作アニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』も放送され、大平さんに代わって声優・玄田哲章さんが喪黒役に起用されました。
根強い人気を誇る名作だけに、配信を楽しんだ視聴者からは「大平さんの少し早口で抑揚をつけた声の演技はさすがのひと言！」「新作よりも人間のエゴがにじみ出ていてゾクっとする」などの声が。大人も震えあがらせるほどの魅力とは、いったい？
『笑ゥせぇるすまん（89～93年）【デジタルリマスター版】』（アマゾンプライムビデオ）
同作のエピソードは大半が約10分ほど。短い尺ながら、人の心の弱さを丹念に描いているのが特徴です。たとえば第1話には真面目なサラリーマン・頼母雄介が登場。周囲から頼られてばかりで、彼は外見を取り繕う日々に疲れきっていました。
バーで偶然出会った喪黒から、“安心して甘えられる人物”を紹介された頼母。精神的に疲弊していた彼には相手が観音様のように見え、身も心もすっかり委ねることに……。
観音様の正体は太った全裸の女性で、同じく裸の頼母が「ばぶ、ばぶ」と甘える光景はじつに衝撃的。“赤ちゃん返り”という悲惨な末路に、ショックを受ける人は多いかもしれません。
全126話のうち、“神回”と名高いエピソードが第100話“今仁見手郎の秘密復讐計画表”です。タイトルにもなっている小学生・見手郎は、パっと見ただけではボソボソと話す気弱そうな少年。しかし彼は憎き相手の名前を手帳に記しており、やがて「俺の定めにより処刑しなければならない」と本性を露わにしていきます。
名を記される対象者はいじめっ子から土佐犬までさまざま。復讐時には魚拓を取るように墨で相手の型を取り、部屋に飾るという異常っぷりまで見せつけるほどです。ちなみに見手郎の声は『ONE PIECE』のルフィ役・田中真弓さんが担当。陰鬱な演技に驚く人も多いのではないでしょうか。
そんな見手郎の心のスキマに目をつけた喪黒。一方見手郎は喪黒の存在を警戒し、なんと処刑のターゲットとして対峙することに。神回の称号に相応しい展開の連続で、視聴者からは「デスノート級に恐ろしい手帳や……」、「見手郎くん小学生なのにやってること怖すぎ！」といった反響が寄せられていました。
見手郎と喪黒の対決はどのような結末を迎えるのか、その目で確かめてみては？
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
