『ゴースト・オブ・ツシマ』大型無料アプデが10月17日（土）配信！ オンライン協力型マルチや二周目（ニューゲームプラス）など数々の新要素が追加

　ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、PS4用ソフト『Ghost of Tsushima（ゴースト・オブ・ツシマ）』について、2020年10月17日（土）に大型アップデート（メジャーアップデートVersion 1.1）を配信することを発表した。

　配信されるのは、従来のシングルプレイモードへの追加要素や2周目（ニューゲームプラス）のほか、PS Plus加入者向けのオンライン協力型マルチプレイモード“Legends（冥人奇譚）”など。

オンライン協力型マルチプレイモード Legends（冥人奇譚）

　オンライン協力型マルチプレイコンテンツは、今年8月に存在が明かされていたもので、ゲーム本編で展開された境井 仁と仲間たちの物語とは大きく異なり、対馬の民のあいだで語り継がれてきた伝説に登場する “4人の冥人” の戦いを描く新モード。舞台となる日本の古い民話や伝説をモチーフとした怪奇と幻想の世界で、仲間たちと共に協力プレイと戦闘アクションが楽しめる。

　コンテンツには、2人プレイのストーリーミッション｢奇譚｣と、4人プレイのサバイバルミッション｢九死｣が収録。また、レイドミッション｢大禍｣が後日配信する予定とのこと。

4つのキャラクタータイプについて

　オンラインマルチプレイでは、プレイヤーは侍・弓取・牢人・刺客という4種のキャラクタータイプの中からひとつをセレクト。独自の特技や奥義を活かしてバトルに参加することになる。各キャラクタータイプの特徴は以下のとおり。

侍

　侍は、正面切って戦い、その場を守る役目。体力を保ちながら、間近の敵を斬り裂く。多勢の敵には、奥義｢八幡の怒り｣を使った八幡の加護による神速の連撃で、敵を撫で切りにすることも。

弓取

　弓取は、彼方から味方を助け、敵を射貫く役目。破裂矢によって敵の勢いを止めたり、乱戦のさなかには、奥義｢内経の眼｣で矢継ぎ早に矢を放って敵の頭を貫いたりといった活躍が可能だ。

牢人

　牢人は、奥義の｢伊邪那美の息吹｣で倒れた仲間を全員蘇生することができる。また、牢人の特技である犬の式神の召喚も特徴だ。

刺客

　命取りとなるような一撃を放ちたいプレイヤーは、刺客がおすすめ。奥義の｢闇烏｣は戦場を股にかけて影を縫い、敵の虚を突くことができる。

ゲームモード

｢奇譚｣(ストーリーミッション)
　2人プレイ用のストーリーミッション｢奇譚｣では、行善による“対馬であった真の事”の語りを体験していく。高い難易度を解放することができれば、そこで、新たな敵や手ごわい敵と出会い、ボーナス目標が与えられ、貴重な褒美を得ることができる。

｢九死｣(サバイバルミッション)
　｢九死｣では、ほかの3人のプレイヤーと組んで対馬の各地で要所を守りながら押し寄せる敵勢を撃退しなければならない。プレイヤーたちは“恵み”を使って、“近くの敵を炎上”や“熊の式神を召喚”などの助けを得ることが可能。長く生き延びるほど、また、多くのボーナス目標を完了するほど、一層多くの褒美を得られる。

｢大禍｣(レイド)
　舞台となるのは、般若のつかさどる国。これまでに鍛え上げた技量を備え、集めた最良の武具を身に着け、屈強なる仲間3人と力を合わせて、対馬を襲った災厄の深奥へと足を踏み入れることに……。｢大禍｣は三幕からなる危険な旅路で、最上の絆と連携で結ばれた4人組でなくては踏破することができない。｢大禍｣の配信は、Legends（冥人奇譚）の配信から数週間後が予定されている。

その他の機能

　Legends（冥人奇譚）には、ほかにもいくつかの機能が収録。本編で楽しみのひとつであったフォトモードはこちらのコンテンツでも使用可能に（仲間がその設定に同意してくれた場合）。また、たくさんの装具が用意されており、それらには課金要素はなく、すべてはゲームプレイによって入手可能とのこと。また、Legends（冥人奇譚）で獲得できる新たなトロフィーも追加される（本編のトロフィーとは区別され、本編のプラチナトロフィー獲得条件には変更なし）。

シングルプレイ（本編）の追加要素

　今回のアップデートは、オンラインマルチ要素だけでなく、シングルプレイ（本編）に関する更新も追加される。

二周目（ニューゲームプラス）

　本編をクリア済みのプレイヤーは、｢二周目｣で仁之道を再度歩むことができるようになる。二周目は、オープンワールド開始時点（ハーンとの最初の対決の直後）からゲームがスタート。前回のクリアーまでに獲得した技・兵具・装具はすべて所持した状態だが、難易度も上昇している（メニューで難易度を下げることも可能）。

　また、二周目では新たな馬に乗る機会も。これは、燃えるような赤いたてがみを持ち、特製の鞍をつけた特別な馬とのこと。ほかにも、極めて強大な力を持つ護符が新登場。その力で、必殺の一撃を見舞ったり、これまでとは違った方法で敵と対峙できるようだ。なお、刀、弓、装束の性能をさらに上げることも可能になる。

　二周目プレイについても、専用の新トロフィーが追加。こちらについても、本編トロフィーとは区別され、本編のプラチナトロフィー獲得条件には変更がない。

　加えて、このコンテンツ限定で、「幻の花」と呼ばれる新たな花が入手できるようになる。この花は、二周目プレイで有明に登場する奇妙な面をつけた商人が求めているもので、集めた幻の花と交換に、装束を新たな色で染めたり、初回プレイのものよりも精巧に仕上げられた二周目専用の装いを入手したりできる。そのほか、商人は、新しい強大な力の護符も扱っており、これらの護符を使えば新たな戦いかたを編み出したり、挑戦ができるようになるようだ。

そのほかの機能

　今回のアップデートでは装備の登録が行えるように。この機能を使用すれば、それぞれの装束や鎧にどの護符などを使うのかを登録し、プレイスタイルなどに合わせて簡単に切り替えられるようになる。また、保存したゲームをロードするときに、これまでの通算プレイ時間が表示されるようになったり、フォトモードにも新要素を追加されるなど、多くの更新が行われるようだ。これらの要素は、二週目だけでなく、一週目のシングルプレイ（本編）でも利用可能とのこと。

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週刊ファミ通10/15発売号は『ゴースト・オブ・ツシマ』特集

　週刊ファミ通 2020年10月29日号（10月15日発売）では、『ゴースト・オブ・ツシマ』の特集を掲載。作品世界の礎となった美麗なアートワークを開発者のコメントとともに紹介する企画など大ボリュームでお届け！