Twitter上の盛り上がりがひと目でわかるトレンドワード。その時は強く印象に残っても、気づけば頭から消えてしまっていますよね。そこで今回は2021年8月25日~8月31日の期間に注目し、8月30日にトレンド入りした“星間飛行”をご紹介。とあるアニメ作品で有名なワードですが、きっかけは人気マンガ『呪術廻戦』だったようで……。

『週刊少年ジャンプ』No.39 2021年9月13日号(Amazon.co.jp)

星綺羅羅の“術式名”に思わずドキっ!

 話題を呼んだのは、『週刊少年ジャンプ』39号に掲載された『呪術廻戦』第156話。本エピソードでは星綺羅羅と対峙した伏黒恵&パンダの姿が描かれ、綺羅羅が扱う“術式”の謎解きが焦点に。伏黒はとある星の存在に目をつけ、戦闘が展開していくのですが……。

 じつはこのとき、が使用していた術式の名前が“星間飛行(ラヴランデヴー)”。テレビアニメ『マクロスFRONTIER』(『マクロスF』)でランカ・リーが歌う楽曲『星間飛行』と字面が同じということもあり、Twitterには「呪術本誌読んでたら『星間飛行』の名前が出てきて2度見した」、「唐突に『マクロス』ネタをぶっこんでくる芥見下々先生、最高では?」といった反響が相次ぎました。

『呪術廻戦』で描かれた術式の名前は……とあるアニメ作品のファンを歓喜させた“星間飛行”【トレンドワード解説】
『マクロスFRONTIER』公式サイトより

 『マクロスF』といえば、『マクロス』シリーズ生誕25周年作品として2008年4月~9月にかけて放送。作中でさまざまな楽曲が奏でられ、“歌”も大きなテーマのひとつとなっている作品です。

 中でも『星間飛行』は、作詞家活動50周年トリビュートアルバムの発売も話題の作詞家松本隆氏による歌詞を始め、作曲・菅野よう子氏、歌唱はランカ・リー役の中島愛さんという布陣で作中屈指の人気を誇る楽曲だけにファンが興奮するのも無理はありません。

 またネット上には、「綺羅羅ちゃんの肩出し・ヘソ出しの衣装がランカ・リーっぽい」と深読みする人も。オマージュかは不明ながら、『呪術廻戦』が『マクロス』ファンの注目を集めたことは間違いないようです。