エレクトロニック・アーツが、ミリタリーFPS『バトルフィールド 2042』で来月に予定しているシーズン1開始に向け、今後の改善方針などを公開した。マップ改善のほか、本作の3つある主要モードのひとつ“ハザードゾーン”の追加開発を停止するといった内容が含まれている。
多岐にわたる内容から注目すべきトピックをまとめると以下の通り。全体的な傾向としては、遮蔽物の追加によるマップ改善、よりコンパクトで戦術的な戦いへの方向性(64人戦向きの設計や32人ラッシュの正式化)、旧作コンテンツが遊べる『バトルフィールド ポータル』からのコンテンツの流入などが挙げられるだろう。
ちなみに開発が公開している映像は約15分半もあるので、手っ取り早くチェックしたい人はアニメーションGIFが多数掲載されている英語の公式記事を合わせて確認するのをオススメしたい。
- マップについて
- シーズンで新しいマップを入れるだけでなく、既存マップの改善も行う
- 128人戦がなくなるわけではないものの、そこにとらわれずに開発を行っていく
- カレイドスコープマップの変更
- マップ内各所に破壊可能な遮蔽物を追加
- フラッグ位置を変更。公園(B1/B2)に野外前線基地ができたのに合わせて位置変更、F(屋上)/G(タワー)も調整
- リニューアルマップの変更
- シーズン1から少し後にリリース予定
- 従来のAとEを削除してマップ中央部に集中する形にした
- 発電所エリアは各種障害物を増やし、砂漠エリアも起伏をつけて射線を遮れるようにした
- 中央のビル内部にも障害物を増やしている
- モードについて
- 128人のコンクエストをなくすわけではない。PS5/XSX|S/PC版ではコンクエストの大規模マッチの最適化を行っていく
- 一方でブレイクスルーで128人戦の廃止を発表したように、より64人マッチに適したもっと戦術的なものにしていく
- 新コンテンツや今後のアップデートのいくつかでは、ローンチ時のコンテンツよりもセクターやキャプチャーポイントが少ないといった方向性になりうる
- ブレイクスルーについて
- 64人戦への特化により、もっと前線での戦術的な攻防にフォーカスした作りにできる
- ハザードゾーンについて
- なくなりはしないがアクティブな開発は止めて、将来的にリリースするマップは対応しない
- BFポータルからの旧作コンテンツの正式化
- 32人のラッシュ戦を公式モードに入れていく。BFポータルのマップはシーズン1から全面戦争モードにもっと入ってくる
- コアのゲームプレイの改善
- スペシャリストの改善に取り掛かっている。まずはビジュアルをより戦場にいる感じに。セリフもそぐわないものは削ってアップデートしていく。コスメティックアイテム(外見カスタマイズ用のアイテム)も、もっとミリタリーテーマに沿ったものに
- スペシャリストのゲームプレイ面の改善はまだ大きな変化を模索している。中途半端な決定はしたくない。またボリスのタレットの下方修正のようなバランス調整は続けていく。バラエティのあるバランスの取れたゲームプレイを提供するのが目標
- (他人が見た時の)三人称視点からのアニメーションを改善。より自然な動きに。曲がりながら走る時はその方向に傾くので動きが予測しやすくなる
- 銃の調整は続けていく
- また武器とガジェットはシーズンごとにも追加される
- クラシックな武器も全面戦争モードに入れていくが、これには時間がかかる
- 成長要素の中にちゃんと組み込み、2042のガンプレイの中に正しく調整して入れるようにする。外見カスタマイズもふさわしいものにする
- チームプレイの改善
- シーズン1を通じてユーザーインターフェースを改善し、フレンドがどこで戦っているかを把握したり、新たなモードを探したり、飛び込む前に何が予期されるかよりわかりやすくする
- パフォーマンスの改善
- 0.4.0アップデートではCPU使用率や入力遅延、よりスムーズな挙動の改善などが得られた。シーズン1を通じて取り組んでいく
Ahead of the Season 1 launch next month, learn about what we've been working on for #Battlefield 2042.
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— Battlefield (@Battlefield)
2022-05-25 00:18:56