Amazonは2022年9月29日、次世代Kindle電子書籍リーダー“Kindle Scribe(キンドル スクライブ)”を発表した。価格は47980円からで、予約受付中で年内に出荷開始を予定。
書き込めるKindleで書籍に書き込み、ノートを作成
最大の特徴はペンが付属して手書き入力が可能になったこと。 電子書籍への手書き付箋の追加、 PDF等の書類へのメモ書き、 ノートやToDoリストの作成などが可能になった。これらはすべて自動的にクラウドに保存・バックアップされ、 今後のアップデートで、本体だけでなくKindleアプリからもアクセスが可能になる予定。
ペンは、シンプルに書き込める“スタンダードペン”と、消しゴム機能とショートカット機能を備えた“プレミアムペン”の2種類を用意。どちらもペアリングや充電は不要だ。
大型化してUSB-Cで充電可能に
Kindleシリーズ史上最大となる10.2インチの大型ディスプレイを搭載し、解像度は300ppi。色調調節ライト、明るさ自動調節機能付きのフロントライトを搭載しており、さまざまなシーンでも快適に読書できるように調整可能だ。ディスプレイの表面は少し摩擦のある質感で仕上げ、紙のような書き心地とのこと。
充電端子はUSB-Cを採用し、バッテリー容量は読書のみで最大12週間、 読み書きで最大3週間持続可能。
ストレージは16GB/32GB/64GBモデルをラインアップ。一般的な書籍の場合、端末本体に数千冊保存可能だ。
専用アクセサリとして、カバーを閉じるとデバイス本体が自動的にスリープモードになるカバー(税込9980円)や、交換用ペン先(税込1980円)を用意している。
Amazon純正 Kindle Scribe (2022年発売)用 ファブリックカバーの購入はこちら (Amazon.co.jp) Amazon純正 Kindle Scribe 交換用ペン先の購入はこちら (Amazon.co.jp)Kindle Scribeスペック
- ディスプレイ:10.2インチAmazonディスプレイ、解像度300ppi、フォント最適化技術、16階調グレースケール
- サイズ:196 mm x 230 mm x 5.8 mm
- 重量:433g
- 容量:16GB/32GB/64GB。端末本体に数千冊保存可能 (一般的な書籍の場合)
- クラウド:Amazonのコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能
- バッテリー:読書は1回の充電で最大12週間利用可能。手書き利用は1回の充電で最大3週間利用可能。
- 充電時間:PCからUSB経由での充電で約7時間。USB-C充電アダプター (9W) 経由での充電で約2.5時間
- wifi接続:802.11b、802.11g、または802.11n
- 対応ファイルフォーマット:Kindleフォーマット8 (AZW3)、Kindle (AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、PMP は変換して対応
- 保証とサービス:1年間限定保証付き。国内の場合、オプションで別売の延長保証を利用可能。
- 同梱内容:Kindle Scribe本体、プレミアムペン、USB-C充電ケーブル、クイックスタートガイド、交換用ペン先 (5個)、交換ツール
- ソフトウェアのセキュリティアップデート:Amazonで新品として販売された最後の日から少なくとも4年後まで保証