2023年4月28日、ソニーグループは2022年度の決算を発表した。
グループ連結売上高は11兆5398億円(前期比16.3%増)、営業利益は1兆2082億円(0.5%増)となり、売上高10兆円超は初、売上高・営業利益ともに過去最高の成績となる。
ゲーム分野は前年同期比3割増の売上3.6兆円。PS5の供給増加が奏功
ゲームファンにとって気になるゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野。売上高は3兆6446億円(前年比33%増)。アドオンコンテンツ、サードパーティのゲームソフトは販売減だったものの、為替の影響やハード(PS5)の売上増加、自社ソフト販売が増加したとしている。
ただし営業利益は961億円減の2500億円。これにはゲーム制作費のコスト増や、Bungie(バンジー)スタジオの買収にともなう費用の一部である527億円が含まれている。
今年度はさらなる増収増益を見込む
2023年度の見通しとしては、売上高はハードや周辺機器の売上増による増収、営業利益はコスト増を見込むものの、ハードの損益改善などにより増益を見込むとしている。
売上高と営業利益まとめ
各セグメントの売上高と営業利益は以下の通り。
-
ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)
売上高:3兆6446億円
営業利益:2500億円
-
音楽
売上高:1兆3806億円
営業利益:2631億円
-
映画
売上高:1兆3694億円
営業利益:1193億円
-
エンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)
売上高:2兆4760億円
営業利益:1795億円
-
イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)
売上高:1兆4022億円
営業利益:2122億円
-
金融
金融ビジネス収入:1兆4545億円
営業利益:2239億円
-
連結
売上高:11兆5398億円
営業利益:1兆2082億円