古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回お届けするのは、功夫アクション『Sifu』。おすすめするのは、“カンフー映画も好き”という友野辰貴。
映画のようなスタイリッシュな功夫アクション
味方はおらず、武器は己の肉体と功夫(カンフー)で鍛えた技のみ。敵は大勢で、気を抜けば一瞬でやられる状況が続くアクション『Sifu』。
本作は、固く強力な敵が、ときに囲い込み、ときに罠のように待ち伏せしてくる高難度ゲームで、敗北の度にその経験をつぎのプレイに活かす、いわゆる“死にゲー”だ。体力バーギリギリになるピンチにすぐ陥るため、背中がヒリヒリする緊張感の中で敵と戦うスリルも味わえる一作。クールなアクションが、映画の主人公気分を味わわせてくれるため、カンフー映画好きにもオススメだ。
父の亡骸を前に少年は復讐を誓う
タイトルの“師父(Sifu)”とは、父、または武術を教えてくれる師匠のこと。ある雨の夜、師父を殺された主人公。兄弟子・ヤンを始めとする5人の襲撃者たちを倒し、師父の仇をとるため、主人公はカンフーの腕を磨く。襲撃者たちは強敵ばかり。倒すには自分も達人になるしかない。
◆敵は全員なぎ倒せ
死ぬ度に老いていく身体
死んでも生き返れる神秘の力が眠る、主人公の御守り。戦いに敗れてもこの力で蘇れるが、代償に年齢が増加する。また、連続で死亡する度に“死亡カウンター”が増加。そのぶん復活時により年をとっていく。何歳でクリアーできるかは己の腕次第だ。
◆若者と老人それぞれメリットも
実戦を積んで強くなれ
大量に出てくるふつうの敵でさえ強いため、攻略が難しい本作。敵に囲まれてタコ殴りに遭うだけですぐに死んでしまうため、気がついたらもう老人
になっていたなんてこともしばしば。攻略のコツは、リズムゲームのように同じステージをくり返しプレイすること。どこで戦うのがベストか、敵は何人現れるかなどを見極めれば、ノーミスクリアーも夢じゃない。
◆囲まれないよう立ち回れ
◆武器を使って戦いを有利に
◆体勢を崩してトドメをさせ!
◆道中の社を見逃すな!
◆技能習得でより強く
敵の種類や攻撃パターンを見極めろ
敵が使用する技や攻撃パターンを覚えると、反撃のチャンスが生まれやすくなる。どんなコンボをくり出すのか、注意すべき攻撃はどれか、見極めれば敵に楽勝できるはずだ。
■ギャング
序盤もっとも登場する敵。基本的に単調な殴り攻撃が多いため、対応は楽なほうだ。ただし、中にはテイクダウンを1度防いでくる猛者もいる。
■閃脚
上段、下段への攻撃を織り交ぜた多彩な足技が得意な敵。こちらを転ばせてくる足払いをくらうと、超強力な追撃がくるので要注意だ。
■大男
こちらの攻撃ではひるみにくく、そのうえ体力も多い敵。つかみ攻撃は非常に強力でガード不可の厄介な攻撃となっている。なお、打撃系の武器攻撃に弱い。
Sifu
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC
- メーカー:Sloclap
- 発売日:2022年2月8日発売
- 価格:各4180円[税込]
- ジャンル:アクション
- 対象年齢:CERO 15歳以上対象/IARC 16歳以上対象
- 備考:Xbox Series X|S版、Xbox One版、PC版はダウンロード専売 プレイステーション5、プレイステーション4パッケージ版『Sifu: Vengeance Edition』はH2 INTERACTIVEより2022年7月28日発売で5980円[税込]、Nintendo Switch版はH2 INTERACTIVEより2022年12月1日発売で5280円[税込]、Xbox Series X|S版、Xbox One版は3月28日発売で4650円[税込]