有名アニソンをYouTube動画でチェック!
YouTubeで見られる新旧さまざまなアニソンから1曲をピックアップし、その曲にまつわる情報をお届けする本企画。
今回注目したのは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2のエンディングテーマ『Red:birthmark』(レッド:バースマーク)です。アイナ・ジ・エンドさんが歌う美しくも切ない世界に、何やら不穏な描写が……?
CD『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Original Soundtrack』(Amazon)ミオリネと踊るのはスレッタ……なの?
衝撃のラストで視聴者から大きな反響(悲鳴?)が上がったテレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season1。
待望のSeason2も毎回怒涛の展開で、これからどうなっていくのかまったく予想がつきません。今回ご紹介する『Red:birthmark』は、そんなSeason2のエンディングテーマです。
アイナ・ジ・エンドさんの独特のビブラートがきいた歌声が、切なさの中に美しさを感じさせる本曲。ドレスを着たスレッタとミオリネが踊るシーンなど映像も美しく作られているのですが、よく見ると不穏な描写が散りばめられているのに気がつきました。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 エンディング映像(ノンクレジット)|アイナ・ジ・エンド「Red:birthmark」
冒頭、闇の中でミオリネを探すスレッタが振り向くと、そこにはガンダム“エアリアル”が。スレッタとエアリアルが手を取り合う――と思いきやエアリアルがスレッタを突き刺します! Season1からスレッタがエアリアルを信頼している描写が綴られてきていたので、かなり衝撃的な描写です。
そして直後、スレッタの体には、ガンド技術を用いたモビルスーツのパイロットを襲う負荷“データストーム”の影響で出る“あざ”が現れます。スレッタにはデータストームの影響は出ないはずなのになぜ……?
その後も複数の“ガンビット”とともに踊るスレッタが気がつけば5人に増えていたり、5人のはずなのにピースサインを合わせる手は9本だったりと不思議な描写が続きます(誰の手なん!?)。
何よりいちばん気になるのが、エンディング後半で手を取りあい踊るスレッタとミオリネの映像。仲よさげに踊るドレス姿のふたりは、一見華やかで平和的な光景にも見えるのですが……。
スレッタは穏やかな笑みを浮かべているのに対して、ミオリネの表情はどことなく不安げです。作中よりもかなり大人びて見えるスレッタの表情も気になるところ。さらに曲のラストでスレッタと見つめ合うミオリネの手がすこし震えているように見えるなど、不穏さをいろいろと感じ取れてしまい、胸のざわつきが止まりません。私の考え過ぎでしょうか。
視聴者の不安を煽りながらも不思議と美しいエンディングテーマ『Red:birthmark』。現在、YouTubeのガンダムチャンネルではノンクレジット映像が配信中なので、ぜひチェックしてくださいね。
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