『スマブラ』参戦も話題に!

 1998年(平成10年)12月6日は、ニンテンドウ64用ソフト『バンジョーとカズーイの大冒険』が発売された日。今年で発売から25周年を迎えました。

 『スーパードンキーコング』シリーズに登場したディディーコングが主役の3Dレースゲーム『ディディーコングレーシング』に登場した心やさしいオスのクマ・バンジョーとおしゃべりなメスのトリ・カズーイを主人公にしたアクションゲーム。バンジョーの妹であるチューティが魔女のグランチルダに連れ去られたことにより、彼女を救い出すストーリーが展開されます。

『バンジョーとカズーイの大冒険』25周年。心やさしいクマとおしゃべりりなトリのコンビが活躍するアクション! 高難度のアクションや謎解き、レア社らしいブラックユーモアが魅力【今日は何の日?】

 動物のほか、鍋やホウキといった無生物も人格があるかわいらしい世界観であるものの、グロテスクなデザインのキャラクターが登場したり、下品なゲップやおならの効果音がよく鳴ったりとレア社らしい少し不気味なところも。そのブラックユーモアな部分も魅力です。

 個人的にはゲームオーバー画面で救うことができなかったチューティが化け物の姿で登場する演出が軽くトラウマになっています……。

 アクション部分は『スーパーマリオ64』と同じような箱庭タイプで、ステージ内に散らばった“ジグソー”と“オンプ“を収集して、一定数を集めると次のステージへの道が開くという方式。

『バンジョーとカズーイの大冒険』25周年。心やさしいクマとおしゃべりりなトリのコンビが活躍するアクション! 高難度のアクションや謎解き、レア社らしいブラックユーモアが魅力【今日は何の日?】

 バンジョーがカズーイを背負っており、タッグを組んで行動するのが特徴です。『スーパードンキーコング』にも協力アクションがありましたが、『バンジョーとカズーイの大冒険』は、つねに一心同体。お互いの特徴を活かしたさまざまなアクションを駆使してステージを進んでいくことになります。

 バンジョーが前転して攻撃する“ローリングアタック”やジャンプ中にカズーイのハネを使ってしばらく浮く“はばたきジャンプ”といった基本アクションのほか、空中でカズーイが急降下アタックする“くちばしバスター”、ふだんは背負われているカズーイがバンジョーを背負って走る“カズーイダッシュ”といった新しいアクションも覚えていきます。

 ゲーム中に集めたタマゴを使ったアクションで、おしりの方向にタマゴを発射する“おケツタマゴ”は技名のネーミングセンスも合わせて好きでしたね。

『バンジョーとカズーイの大冒険』25周年。心やさしいクマとおしゃべりりなトリのコンビが活躍するアクション! 高難度のアクションや謎解き、レア社らしいブラックユーモアが魅力【今日は何の日?】

 バリエーション豊かな9つのステージも見どころ。一面が雪に覆われた“フローズンズンやま”や砂漠の“ゴビバレーさばく”、不気味な雰囲気の“マッドナイトまんしょん”といったものがあり、その中でも四季を巡る“カッチコッチなもり”は春の場所で種を撒くと夏の場所で芽が出てくるなどギミックも凝っていておもしろかったですね。

 ゲームをクリアーするために必要なジグソーとオンプが膨大だったり、各ステージのアクションや謎解きが高難度だったりと、かなり歯応えのある作品になっています。とくに“グランチルダのクイズショー”が泣いちゃうぐらい難しかった……。

『バンジョーとカズーイの大冒険』25周年。心やさしいクマとおしゃべりりなトリのコンビが活躍するアクション! 高難度のアクションや謎解き、レア社らしいブラックユーモアが魅力【今日は何の日?】

 2019年6月12日には『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』第3弾のDLCファイターとして登場することが発表され、ファンを湧かせました。レア社がマイクロソフトに買収されて以降、シリーズはXbox系で展開していたので、彼らが帰ってきてくれてうれしかった人も多いハズ。

 『スマブラSP』でこの作品を知った人は、ぜひオリジナルも触ってみてほしいですね。現在はNintendo Switch Onlineの“ニンテンドウ64 ニンテンドースイッチオンライン”で配信されています。

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