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本稿ではライターおすすめのマンガ作品『ダイヤモンドの功罪』を紹介する。
最大50%還元“集英社春マン!!”セール 『ダイヤモンドの功罪 1』(Kindle版)の購入はこちら(Amazon.co.jp)人間関係が常に怖い
ただ一生懸命スポーツに打ち込んで楽しみたい。子どもらしい健全で当たり前な思いだろう。
平井大橋氏が描く『ダイヤモンドの功罪』の主人公・綾瀬川次郎もそんな思いを抱く少年のひとり。しかし彼は才能に溢れすぎたがゆえに人生の壁に激突。読者はその苦悩に苦しめられ、彼の成長と幸せを願わずにはいられなくなる。
あらすじ
主人公の綾瀬川次郎は一般家庭の小学生。どんな習い事・スポーツも上達が早く、初心者ながら経験者を圧倒してしまうほどの運動の才能に恵まれていた。
その才能は周りの大人たちが思わずもてはやしてしまうほど。しかし、そんな綾瀬川を面白いと周囲の子どもは思わず、綾瀬川自身もその軋轢を受けて孤立。スポーツ体験をしてはすぐにやめてしまっていた。
そんなある日、“野球”と弱小野球クラブの“足立バンビーズ”に出会ったことが転機に。チームスポーツということや友人のイガの存在もあり、野球を楽しんでいたが、またもやその輝かしい才能が爆発。監督の説得を受け渋々U-12日本代表の選考へ。見事合格しエースとしてピッチャーをやることになるが、その才能ゆえ代表チームでも問題に巻き込まれる。
やはりメインは人間ドラマ
“野球青春劇”と銘打つ本作だが、やはりメインは綾瀬川の才能に惑わされる人たちの人間ドラマだろうか。上を目指して才能を伸ばしてほしい大人。弱小チームに残らせていることに罪悪感を覚える親友。采配の納得いかないチームメイト。誰もが綾瀬川を中心に狂わされる。
綾瀬川の未熟でちぐはぐな精神性がヤキモキさせるポイントだろう。やけになって背番号を譲ろうとする、対戦相手に同情し舐めプを提案してしまうなど、子どもらしい未熟な考えが彼の周囲を泥沼化させる。
本気で勝って上を目指したい代表チームと楽しければいいと思っている綾瀬川。この時点で考え方のすれ違いが起きているので仕方ないのだが、それにしたって周りの大人ももう少し気を利かせて動いてくれないものか。
誰か悪者がいれば存分に恨めるがそんな人も残念ながらいない。野球においては全く心配いらないのに、人間関係がずっと不穏だ。怖すぎて会話のシーンは常に心臓を掴まれているような感覚に襲われる。
野球よりも人間関係が気になるという、スポーツマンガとは思えない一作。筆者は少なくとも綾瀬川のハッピーエンドを見届けるまでは読み続けるつもりだ。
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