“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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漫画家
足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi
開発者からの連絡ノート
『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第43回
2024-03-26 11:00:00
【【<<「第43話」】】
【ワッパはじゃーんと登場する】
いいですよね、「じゃーん」というひらがなの擬音がじつにワッパらしいです。
暗く澱んだ空気を明るくしてくれますね。
こういうノリを持っていて一気に空気を変えられるのもリーダーとしての資質なのかもしれません。
今回、ワッパ自身の口から「旅の途中で」というセリフが飛び出していますが、旅をするということには何かの目的がありそうですよね。
現状ではまだその“旅の目的”に触れる段階ではありませんが、いつか来るそのときまでワッパのこのセリフを覚えておいてもらえるとうれしいです。
【ウソじゃないよ、殺されたんだ】
「ハンナが死んじゃったの!?」と驚くワッパのセリフに対して「ウソじゃないよ……ハンナは殺されたんだ」と言い直すマルトがいいですね。
復讐者たるものこうでないと、といった感じです。
死んだんじゃなくて、殺された、だから殺す。
こうやって復讐の連鎖は生まれていくし繰り返されるんだと思います。
「ゴメン、ハンナ、アタイ、どうやら悲しんでいる暇はなさそうだよ」
思い詰めているマルトの姿を見て、思わずそう心の中でつぶやくワッパがいい。
いま最優先すべきことが見えているワッパが頼もしく感じますね。
【「一番悲しまなきゃいけないのは君だろう?」】
言われたくないこと、言ってはならないこと、触れてはいけない部分、そういうのが剝き出しになると、ふだんは子どものように見えるマルトだってどれだけ追い詰められているかということがよくわかります。
いや、子どもだからこそこういった感情が剥き出しになってしまうのかもしれません。
半面、真剣に怒ったうえで「見損なったぞ、マルト」と言い放ち、戦線から離脱させるカイルもカッコいいですね。
ゲームソフトの方だと、『戦場のフーガ2』から新実装された“ジャッジメントシステム”によって「村を助ける or ジルを追う」という2択が迫られてプレイヤーに決断してもらう、という流れになっているのですが、マンガ版では選択肢なんかは存在しませんので今回のような表現となっています。
マンガ版の方が客観視できるようにゲームソフトよりもエグみが強くなっている部分ですね、このへんは(ゲーム版には存在しないセリフがマンガ版にはいっぱいあるのです)。
【編集部コメント】
「マンガ版の方が客観視できるようにゲームソフトよりもエグみが強くなっている部分」とありますが、たしかにそのとおりですね。
ゲームでは、プレイヤーは子どもたちを導く立場でもあるので、「どうにかこの場面を打開していかないと」という意思も働きます。マンガだからこそ描ける『戦場のフーガ』をこれからも味わっていきたいですね。
『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第44話は2024年4月2日(火)に掲載予定です。お楽しみに。