『ウマ娘』世界累計収益が約3790億円を突破。若い世代のリアル競馬ファンとCygamesファンからの支持で収益上位を安定的にキープ

『ウマ娘』世界累計収益が約3790億円を突破。若い世代のリアル競馬ファンとCygamesファンからの支持で収益上位を安定的にキープ
 Sensor Towerは、3周年を迎えたモバイル版『ウマ娘 プリティーダービー』の世界累計収益が24億ドル(約3790億円)を突破したと発表した。

 2021年2月にリリースされた同作は、サービス開始月~2024年3月までの日本におけるCygamesのモバイルゲーム別収益シェア率の72%を占め同社の収益の柱に。日本以外のアジア市場でもリリースされているが、収益の90%以上は日本からのものとなっている。

 『ウマ娘』ユーザーは一般人口との比較で、『netkeiba』や『JRAアプリ』などリアル競馬アプリの使用シェアが高め。そのため、日本ではCygamesファンに加えてリアル競馬ファンからの支持も厚いこともわかる。
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『ウマ娘』の関連商品を見る(Amazon.co.jp)以下、リリースを引用。

3周年を迎えて世界累計収益24億ドルを突破したウマ娘、日本ではCygamesファンに加えてリアル競馬ファンからの支持

3周年を迎えたモバイル版『ウマ娘 プリティーダービー』の世界累計収益が24億ドルを突破しました。同作は日本のモバイルゲームトップランキング上位の常連ですが、リアル競馬ファンからの支持が厚いこともデータ上で確認できます。

Cygamesの収益をけん引するウマ娘、3周年を迎え収益上位を安定的にキープ

2021年2月にリリースされたモバイル版『ウマ娘 プリティダービー』(Cygames)が3周年を迎えました(以降、モバイル版の内容です)。同作のパブリッシャーであるCygamesは、『グランブルーファンタジー』や『プリンセスコネクト!Re:Dive』など、複数のモバイルゲームをリリースしており、日本で高い人気を維持しています。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2021年2月から2024年3月までの日本におけるCygamesのモバイルゲーム別収益シェアで、『ウマ娘 プリティダービー』が72%を占めてトップシェアとなっており、同社の収益の柱になっていることがわかります。
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『ウマ娘 プリティーダービー』に続く収益シェア2位の『グランブルーファンタジー』、3位の『プリンセスコネクト!Re:Dive』のいずれもスクワッドRPGジャンルのモバイルゲームで、同ジャンルに強いこともデータ上で確認できます。

『ウマ娘 プリティダービー』は2024年2月24日から3周年記念イベント(第2弾)を展開しました。育成ウマ娘にTVアニメでも活躍した「ドゥラメンテ」と「イクノディクタス」が、サポートカードには「オルフェーヴル」や「ジェンティルドンナ」が登場、さらに最大120連ガチャが無料で引けるほか、ジュエルが最大8,250個もらえるなどのキャンペーンも同時にスタートしました。

Sensor Towerのデータによると、3周年記念イベント(第2弾)開始当日の2024年2月24日から日本のApp storeにおけるトップ収益ランキングで1位となりました。イベント開始前日の10位から大きく順位を上げています。その後も上位が続き、イベント開始から3月30日まではトップ10圏内をキープしています。
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『ウマ娘 プリティダービー』は、日本以外のアジア市場でもリリースされていますが、収益の90%以上は日本からのものです。日本での人気は今なお高く、Sensor Towerのデータによると2024年1月から3月までの日本のモバイルゲーム収益では、『モンスターストライク』(MIXI)に続く2位となっています。
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また、同期間における日本のモバイルゲーム収益成長量でも3位となっており、3周年を迎えた現在でも収益の成長が確認できます。

若い世代のリアル競馬ファンとCygamesファンからの支持が高いウマ娘

Sensor Towerのデータによると、過去90日間(2024年1月から3月)の『ウマ娘 プリティダービー』のユーザーは、男性78%、女性24%となっています。年齢層では25-34歳の層がトップで、次に多い19-24歳の層と合わせると全体の70%におよび、若い層からの支持が高いことがわかります。
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ペルソナを見ると、「コアゲーマー」(戦略的でハイアクションなモバイルゲームをする人たち)や「PCゲーマー」からの支持が高いことがわかります。一方、アプリのエンゲージメントでは、実際の競馬ファンからの支持が見えてきます。

Sensor Towerのデータによると、
『ウマ娘 プリティダービー』のユーザーが一般人口との比較で使用シェアが高いモバイルアプリ・ゲームでは、2位が『netkeiba』(Net Dreamers)、6位が『JRAアプリ』(Japan Racing Association)となっています。
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これら2つのアプリは実際の競馬に関連するものなので、リアル競馬ファンが『ウマ娘 プリティーダービー』をプレイしている、または『ウマ娘 プリティーダービー』のユーザーがリアルの競馬を始めていることが推察できます。実際、『ウマ娘 プリティーダービー』ではリアル競馬とのコラボを積極的に展開しており、2024年3月には「高松宮記念」や「大阪杯」に合わせた春のGIキャンペーンも実施しました。

また、モバイルゲームの観点では、トップ5内に
『プリンセスコネクト!Re:Dive』(1位)と『グランブルーファンタジー』(5位)のCygamesのタイトルがランクインしており、同社のファンが多いことも特徴と言えます。

Sensor Towerのデータによると、
『ウマ娘 プリティーダービー』のユーザーが広告を目にするチャネルとしては、X(旧:Twitter)が圧倒的で、2位のYouTubeの倍以上のインプレッションシェアとなっています。ウマ娘プロジェクト公式Xアカウントのフォロワー数は150万人を超えており(2024年3月末時点)、かなり積極的に更新されていることがわかります。

2024年5月24日からは、劇場版
『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の公開も予定されており、さらに日本での人気が高まりそうです。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
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