推理アドベンチャーの文法としては一般的だが、科学捜査のギミックや演出がとてもリアルで“シミュレーション”と謳っているのもうなずける。実写を多用しつつ、現実世界で起きた出来事をモチーフにした物語は非常に没入感が高い作り。捜査がリアルな反面、証拠を見つけ出す地道なプレイは作業的に感じることもあるけれど、細かい手間を含めて楽しめるなら。テレビドラマを観ているようなプレイ感が◎。
週刊ファミ通1850号より
超常現象が絡む事件は興味深く、俄然捜査にも力が入る。実写とのミックスは雰囲気とも合っていて、違和感はなかったですね。若干地味に感じつつも、解析作業中は刑事あるいは探偵になったようでドキドキ。捜査している感覚をしっかり味わえるし、推理力を試されるのもいい。報告書の正誤をきちんと示してくれるのは助かりました。仲間との相談中などフルボイスでないのが惜しく感じます。
週刊ファミ通1850号より
超常現象をモチーフにした事件を解明していくシナリオに好奇心が刺激されます。実写映像が多く使われているリアルな雰囲気もいい。解析機材を使って防犯カメラの映像などを捜査したり、ダークウェブ上で仲間に協力してもらったりして情報を集め、エビデンスボードで推理を進めていく工程はワクワクできる。動画の解析時に早送りの速度を2倍速までしか速められないのは、少しもどかしいときも。
週刊ファミ通1850号より
基本的に事務所内で完結、捜査は証拠品の分析が主体というスタイルが新鮮。防犯カメラの映像などに実写がふんだんに使われているのも驚きです。ショッキングな事件に挑む一方で、近年の日本に似た世界が舞台だったりと、リアルとフィクションのさじ加減がいいですね。味方のハッカーが万能すぎたり、一部の気づきにくい表示など、気になる部分はあるけれど、結末が知りたくて突き進んでしまう作品。
週刊ファミ通1850号より