クロスレビュー
かわいらしいピクセルアートと雰囲気のよさが大きな魅力。料理を提供する経営シミュレーションとしてはなじみやすい作りで、ひたすらにタスクをこなすのは作業的な側面もあるけど、黙々と取り組める。特定の客に対しては、好みから推測して満足する料理を出すのもおもしろい要素。DLCだったものもまとめられていて、ゲーム中のBGMを使ったリズムゲームまでプレイでき、遊び応えたっぷり。
週刊ファミ通1847号より
食材やレシピなどの“不足感”にモヤモヤしつつも、地道に日々の仕事をこなすうちに好転の兆しが見えてくる、不思議なゲームバランスです。接客パートは、キャラの移動時以外はゲーム進行が止まるので、慎重派も安心して注文パニックに陥れます(!?)。一部のコマンド確定操作がキャンセルボタン……などクセが強めのUIが気にならなければ、生粋の『東方』ファン以外でも、のどかな経営拡大物語に夢中になれます。
週刊ファミ通1847号より
時間との勝負となる運営シムとしては、決定/キャンセルボタンの統一感のなさなど、操作に引っかかりを覚えがちな点がちょっとツラい。操作方法はつねに画面に表示されていて親切なのですが、スムーズに事を運べません。『東方Project』の二次創作としては、おなじみのキャラたちの食べ物の好き嫌いを明らかにしていく楽しみがあります。「魔理沙らしい」と納得の設定があったり、意外な好みに笑ったり。
週刊ファミ通1847号より
昼に食材を収集・購入し、夜にメニューを決めて料理を作っていく、その1日のルーティーンを完璧に決めたときの達成感はクセになります。作れる料理の種類も多く、アレンジもできるので、手応えあり。挿入されるキャラのリアクションもやる気にさせます。一方、調理時と料理提供時の決定ボタンが違ったり、海藻が野菜扱いだったりするのが、注文に追われるときにミスにつながりやすく気になりました。
週刊ファミ通1847号より
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