クロスレビュー
アイテム名や呪文名の表記から、街や迷宮内での各種機能、さらにヒントの有無まで、プレイ設定を細かくカスタマイズできる幅広さが◎。また、Apple II版のゲーム画面をオーバーラップ表示させることができるなど並々ならぬこだわりも。コアなファンにとっては細かな箇所で気になることもあるとは思うけど、初心者向けの入門作品としては遊びやすい。敵のアニメーションも細かくて目で楽しめる。
週刊ファミ通1850号より
初代作品をプレイできることに歓喜。設定が細かく、いじればApple II版などに寄せられるのがいいですね。ある程度の便利機能も使えますが、現代風の快適なプレイができるわけではない点は要注意かな。キャラ作成しやすい配慮と敵の図鑑機能は非常にうれしいポイント。迷宮内や敵のビジュアルが3Dになり、雰囲気と迫力が増してよかった。反面、移動時のレスポンスや戦闘速度が若干気掛かり。
週刊ファミ通1850号より
グラフィックがリッチになったフルリメイクは、重厚なファンタジーの空気感がしっかり感じられる。プレイの根幹の部分は昔のままだけど、“オールドスクール設定”により、仕様や遊びやすさを現代的な調整に細かく変更可能なのがありがたい。戦闘時のアニメーションや、戦闘開始前と終了後のわずかな待ち時間が、若干テンポを損ねてしまうので、高速化や演出のスキップが可能だとなおよかった。
週刊ファミ通1850号より
現代のプレイヤー向けに調整されつつも、各種設定をカスタマイズすれば原作らしさも再現できるというフォローがいいですね。とはいえ、カジュアルな設定で遊んでも、『Wizardry』ならではの緊張感や、ロストしたときのやるせなさなど、冒険のドラマは十分に味わえました。UIなどはもっと振り切って扱いやすくしてもよかったかな。戦闘突入時などのアニメーションも高速化できれば、とも。
週刊ファミ通1850号より
クロスレビュー