2024年1月26日(金)~28日(日)、“東京eスポーツフェスタ2024”が開催される。東京ビッグサイトで開催される本イベントは見どころが満載だ。

 何よりもうれしいのは事前登録不要&入場無料ということ。メインイベントのゲーム大会はもちろん、ゲーム好きなアーティストたちによるライブパフォーマンスを楽しめるのも魅力的。

 多数のアニメやゲームに楽曲を提供するヒゲドライバー氏、2023年の紅白歌合戦でYOASOBIとコラボしたREAL AKIBA BOYZ(リアルアキバボーイズ)など、出演者はとても豪華。

『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
この記事は『東京eスポーツフェスタ』の提供でお送りします。

 広告だからと言って無理に持ち上げているわけではない。実力派アーティストのライブを無料で観覧できるのだから、シンプルにお得だろう。

 ふらりと遊びに行ってゲーム大会を見学し、気が向いたら音楽カルチャーに触れるなど、ゲームを知らない人でも楽しめる大型イベントなのである。

 とはいえ、最大限に楽しむには、やはりゲーム系の企画に参加したいところ。メインどころの競技大会は以下の6タイトルで開催される。

 中でも『太鼓の達人』と『モンスト』は親子部門が用意されており、事前リアル予選が1月7日(日)に開催された。会場は東京・京王百貨店新宿店4FのLounge K。

 会場には予選会のほかにゲーム体験会のスペースも併設。日曜日ということもあってか、親子で来場してゲームを楽しむ微笑ましい光景が多く見られた。

『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
親子でゲームを自由に楽しむ。この体験会の雰囲気ゲームの本質なのかもしれない。

eスポーツの“e”はエンジョイの“e”

 事前予選に、お堅い雰囲気はゼロ。会場に訪れた親子連れがゲームをわいわいと楽しむという、微笑ましい空気に始終包まれていた。とくに『太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル』は身体を動かすゲームということもあり、体験スペースでは家族や兄弟、カップルなど、多くの来場者が本作を楽しんでいた。

『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
体験スペースではスタッフがプレイ方法をレクチャー。
『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
『太鼓の達人』はゲームルールがわかりやすく有名な楽曲も多い。多くの来場者がすぐにプレイになじめていた印象だ。

 体験会の来場者には『太鼓の達人』シリーズや『モンスターストライク』に初めて触れるというお子さんが多かった。逆にお父さん、お母さんが昔プレイしていたというケースもあった。

 そのため、最初はお父さんとお母さんがけん引して協力プレイするのだが、やはりお子さんの吸収力はすばらしい。1プレイほどでルールを把握し、すぐに親御さんに追いつくのである。親子でいっしょにゲームを楽しむ光景の、何とすてきなことか。

『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
『太鼓の達人』は2種類の叩き分けを、『モンスト』は味方キャラにぶつけるという基礎を覚えれば十分に楽しめる。初めてプレイする人も、すぐに順応できていた模様。

 筆者は正直なところ、予選ということで会場はもうちょっとお堅い雰囲気になるかと思っていた。なにしろ“eスポーツ”と銘打つイベントだ。それだけで多少の緊張を感じることもあるだろう。

 だが、実際に会場に足を運んでみると、堅いどころかとても穏やかだった。ふつうに楽しくプレイするだけでは終わらず、お父さんのほうの太鼓も叩き出すお子さんも出現。ある意味、決勝大会でのスーパープレイよりも予想の斜め上をいく展開に、つい微笑ましい気持ちになった。こうして笑えるのもゲームのいいところだ。

『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
ほとんどのお子さんは椅子に座らず、『太鼓の達人』を立ってノリノリでプレイ。全身でゲームを楽しんでもらえたようだ。

 親子でゲームを楽しんでいる様子を見ていると、不思議とこちらの心も温まる。もちろん競うのもやり込むのも楽しいが、これくらい気軽でいいのである。ゲームとの接し方はどこまでも自由だと改めて思い出せた。

 そもそもスポーツという面から考えてみても、たとえばプロ野球やメジャーリーグだけが野球のすべてではない。少年野球に草野球、休日に親子でやるキャッチボールも野球だ。それ自体に優劣はない。eスポーツでも同じことが言えるかと思う。

『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
『太鼓の達人』ならバチの持ちかたやプレイの魅せかた、『モンスト』なら使用キャラなど、プレイスタイルは自由なのだ。ゲーセンで画面に背中を向けて超絶プレイを魅せる『太鼓の達人』プレイヤーもいましたなあ。

 東京eスポーツフェスタ2024はその名の通りeスポーツのイベントだ。筆者はガチの試合を取材することも多いので身構えてしまったが、競技性以外の部分に対しても期待がふくらみ始めた。

 決勝大会の当日にはこちらの予選会場と同じようなゲーム体験スペースが設けられるほか、大会以外のゲームイベントやプロeスポーツチームとの交流、勉強になるセミナーなど開催される。東京eスポーツフェスタの場合、eスポーツのeはエンタメのe、エンジョイのeとも言えるだろう。

『太鼓の達人』『モンスト』を親子でプレイ。ほっこりeスポーツを全身で浴びると健康にいい【東京eスポーツフェスタ2024予選会リポート】
予選会では東京eスポーツフェスタ2024の開催主旨が早くも体現されていた。大会当日は入場無料ということで、ゲームの懐の広さを再確認したい人はお気軽にお立ち寄りあれ。

参加エントリーがまだ間に合う大会もあり

 予選のエントリーが終了しているタイトルもあるが、当日予選のエントリーを受け付けるものもある。参加枠の空き状況やキャンセル次第では飛び入り参加ができる場合もある。

 これら6タイトル以外にも、京王電鉄主催の『ストリートファイター6』大会など、複数の大会が開催される。興味がある皆さんは各タイトルの大会概要や告知を確認し、東京ビッグサイトまで足を運んでほしい。

『太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル』

  • 当日予選 事前エントリー:2024年1月21日(日)23時59分まで
  • 会場での当日エントリー:2024年1月28日(日)11時~12時
  • 大会規約
  • 大会マニュアル

『モンスターストライク』

  • エントリー受付:2024年1月21日(日)23時59分まで
  • 会場での当日エントリー:2024年1月28日(日)10時

※キャンセル者や当日の空き枠により当日参加可能(先着順)
※上記の空き枠の有無は1月22日(月)に発表

『WBSC eBASEBALL パワフルプロ野球』

  • 会場での当日エントリー:2024年1月27日(土)9時

※出場枠に空きがある場合のみ

『パズル&ドラゴンズ』

  • 会場での当日エントリー:2024年1月27日(土)10時~11時15分

※会場内パズドラ大会エリアにて当日参加受付(先着順)あり
※当日参加受付可能数は予選通過者・キャンセル者の人数によって前後