苦行の末に届いた、最悪の報せ

 セガより、2012年12月発売予定のプレイステーション3用ソフト『龍が如く5 夢、叶えし者』。今回は冴島大河のストーリーを紹介しよう。

■冴島大河
東城会直系冴島組組長。かつて“極道18人殺し”の汚名を着せられた男……。

「冴島大河」。かつて敵対する組織の組員を18人殺した罪で、25年もの歳月を獄中で過ごした伝説の極道。現在は直系冴島組組長として東城会に復帰したものの、彼は再び自らを「焼く」決心を固めていた。「ゴミは焼かれて焦げて真っ黒になって……。それで初めて意味がある」冴島は、みずからを受け入れてくれた東城会という組織のため、再び身を洗う道を選ぶ。

傷害罪により懲役3年。収監前の最後の夜。親友との誓いを立てた冴島は、東城会という“家族”の幸う未来を信じ、最北の地「網走」へと向かう。

それから2年……。2012年12月某日。東城会の大幹部という勲章が災いし、不必要に敵視し、危害を加えてくる囚人たちに囲まれる中、それでも冴島は、決して手を出さず、耐える日々を続けていた。全ては「親友との約束」のため。そのために冴島は、一刻も早くこの極寒の地でみずからの身を真っ新にする必要があった。何があっても手は出さない。どんなに苦しくても意思を貫く。数少ない仲間に支えられ、仮釈放が現実味を帯びてきたそのとき、冴島のこれまでの苦行を嘲笑うかのように、最悪の報せが届く。それは、身動きの取れない冴島から、大切な「家族」を奪い取るというものだった……。

自分から“家族”を奪い、親友との“夢”を壊した人物を追うため、再び野へと飛び出す冴島。目指すは北海道一の繁華街・月見野。その地で彼を待ち受けるのは、驚愕の真実だった。

▲月見野(つきみの)