2023年11月10日に発売される新型プレイステーション5(PS5)。Ultra HD Blu-rayディスクドライブは着脱可能となり、本体内蔵のSSDストレージが825GBから1TBへと増加した。
この記事では発売前に編集部に届いた新型PS5(CFI-2000)を使用し、前モデル(CFI-1000番台)と比較していく。
なお、記事内には比較対象としてCFI-1000、CFI-1100、CFI-1200が登場する。お手持ちのPS5の型番を調べるには本体底面を確認してほしい。
※本稿では株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントから商品の提供を受けている。
価格:ディスクドライブ搭載モデルが約6500円アップ、非搭載モデルが約10000円アップ
- ディスクドライブ搭載モデル
60478円[税込]⇒66980円[税込]
- デジタル・エディション(ディスクドライブ非搭載モデル)
49478円[税込]⇒59980円[税込]
サイズ:新型になって高さは約3.2cm、奥行きは約4.4cm小型化
従来モデルと比較すると30%以上の小型化を謳っている新型PS5だが、実際の数値はどうなのだろうか。公式サイトから確認できるセーフティガイドの数値をもとにまとめてみた。
CFI-1000とCFI-2000のサイズ比較
- ディスクドライブ搭載モデルの外形寸法
約390mm×104mm×260mm(幅×高さ×奥行き)⇒約358mm×96mm×216mm
※最大突起部除く。
- デジタル・エディション(ディスクドライブ非搭載モデル)
約390mm×92mm×260mm(幅×高さ×奥行き)⇒約358mm×80mm×216mm
※最大突起部除く。
※サイズについてはCFI-1000~1200に変化がないため、各型番での記載はなし。
実際に確認してみて
高さはそこまで変化しているという印象はなかった。もちろん、並べてみると高さに違いがあることはわかるが、驚くほど小さくなっているわけではない感じだ。
どちらかといえば、奥行きが短縮されたことで全体像がスリムになった印象のほうが強い。
重さ:新型になって約1kg軽量化
ディスクドライブ搭載モデルが18%、デジタル・エディションが24%の軽量化を謳っている。こちらも公式サイトから確認できるセーフティガイドの数値をもとにまとめてみた。
CFI-1000とCFI-2000の重量比較
- ディスクドライブ搭載モデル
約4.5kg⇒約3.2kg
- デジタル・エディション(ディスクドライブ非搭載モデル)
約3.9kg⇒約2.6kg
CFI-1100とCFI-2000の重量比較
- ディスクドライブ搭載モデル
約4.2kg⇒約3.2kg
- デジタル・エディション(ディスクドライブ非搭載モデル)
約3.6kg⇒約2.6kg
CFI-1200とCFI-2000の重量比較
- ディスクドライブ搭載モデル
約3.9kg⇒約3.2kg
- デジタル・エディション(ディスクドライブ非搭載モデル)
約3.4kg⇒約2.6kg
実際に確認してみて
実際にCFI-1000A(ディスクドライブ搭載モデル)を持ち上げた後に新型を持ち上げると、約1.3kgの差があるため、さすがに軽量化されたと感じる。ただ、CFI-1200を持っているユーザーであれば、そこまで驚くほど軽量化されたわけではない。
入出力:前面のUSB Type-A端子が廃止となり、USB Type-Cに統一
入出力面では前面にあったUSB Type-A端子がなくなり、USB Type-Cが2個ある形に変更。片方はUSB Type-C 端子 (SuperSpeed USB 10Gbps)で、もう一方がUSB Type-C 端子 (Hi-Speed USB)となる。
背面のUSB Type-A端子は健在で、背面に関しては各配置が変更となっている。
CFI-1000Aでは上からUSB Type-A、LAN、HDMI、電源だったのが、新型では上からHDMI、LAN、USB Type-A、電源となっている。
背面の入出力に関しては前モデルよりも比較的にポジションが上に移っているのも印象的だ。
また、細かい変更ではあるが、ディスク取り出しボタンが変更となっている。前モデルでは電源ボタン上部に位置していたが、新型ではディスクドライブの下部に付く形になっている。
これはUltra HD Blu-rayディスクドライブが着脱可能になったことと関係があると思うのだが、たまに発生していた電源ボタンとディスク取り出しボタンの押し間違いも新型では回避できそうな変更となった。
実際にUltra HD Blu-rayディスクドライブを外してみた
新型はUltra HD Blu-rayディスクドライブを着脱可能。ということで、実際に外してみることに。
以下で手順を説明していこう。ちなみに工具などは必要ないので、安心してほしい。
まずはディスクドライブ側を上にして、本体を横に置いてあげよう。カバーを取り外すため、少し力を入れてツメを外す。
カバーが取り外せたら、ディスクドライブが登場。ディスクドライブ部分に矢印のマークがあるので、そこに指をひっかける。
簡単に取れた。以上がUltra HD Blu-rayディスクドライブの取り外し方だ。装着する場合はこれと逆の手順を行えば問題ないだろう。
細かいポイント:カバーの変更やちょっとした遊び心も
新型ではカバーの材質が上下で異なっている。ちょうど、横線が入るようなデザインから上が反射するような素材、下が以前のモデルと同様のマットな質感の素材。
遠目で見た感じでは反射素材もよい感じではあるが、人によっては少しホコリなどが気になるかなといった印象。なお、新型に対応したカバーは2024年初頭に販売される。
また、本体の下部のほうにはおなじみの△○×□マークがひっそりとデザインされている。
PS5 新モデル概要
- 外形寸法(最大突起部除く):約358mm×96mm×216mm (幅×高さ×奥行)
- 質量:約3.2 kg
-
CPU:
- x86-64-AMD Ryzen “Zen 2”
- 8コア / 16 スレッド
- 周波数:最大 3.5GHz まで可変
-
GPU:
- AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine
- レイトレーシング アクセラレーション
- 周波数:最大 2.23GHz まで可変 (10.3 TFLOPS)
-
システムメモリ:
- GDDR6 16GB
- バンド幅:448GB/s
-
SSD:
- 1TB
- 読み込み速度:5.5GB/s Read Bandwidth (Raw)
- PS5ゲームディスク:Ultra HD Blu-ray(各ディスク最大容量100GB)
-
BD/DVDドライブ:
- ディスクドライブ端子
- ディスクドライブ付属
- 映像出力:4K 120Hz TV、8K TV、VRR対応 (specified by HDMI ver.2.1)
- オーディオ:“Tempest” 3D オーディオ技術
-
入出力(前面):
- USB Type-C 端子 (SuperSpeed USB 10Gbps)
- USB Type-C 端子 (Hi-Speed USB)
- 入出力(背面):USB Type-A 端子 (SuperSpeed USB 10Gbps) x2
-
通信:
- Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)
- Wi-fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax
PS5 デジタル・エディション 新モデル概要
- 外形寸法(最大突起部除く):約358mm×80mm×216mm (幅×高さ×奥行)
- 質量:約2.6 kg
-
CPU:
- x86-64-AMD Ryzen “Zen 2”
- 8コア / 16 スレッド
- 周波数:最大 3.5GHz まで可変
-
GPU:
- AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine
- レイトレーシング アクセラレーション
- 周波数:最大 2.23GHz まで可変 (10.3 TFLOPS)
-
システムメモリ:
- GDDR6 16GB
- バンド幅:448GB/s
-
SSD:
- 1TB
- 読み込み速度:5.5GB/s Read Bandwidth (Raw)
- PS5ゲームディスク:Ultra HD Blu-ray(各ディスク最大容量100GB)
- BD/DVDドライブ:ディスクドライブ端子
- 映像出力:4K 120Hz TV、8K TV、VRR対応 (specified by HDMI ver.2.1)
- オーディオ:“Tempest” 3D オーディオ技術
-
入出力(前面):
- USB Type-C 端子 (SuperSpeed USB 10Gbps)
- USB Type-C 端子 (Hi-Speed USB)
- 入出力(背面):USB Type-A 端子 (SuperSpeed USB 10Gbps) x2
-
通信:
- Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)
- Wi-fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax