つねに最高峰に君臨するオンラインゲームの金字塔
サービス開始から5年目に突入したいまもなお、さらなる進化を遂げ、多くのプレイヤーを惹きつけてやまないシミュレーションRPG『ブラウザ三国志』。栄枯必衰が常のオンラインゲームのなかでも、とくにタイトルが多く、入れ替わりの激しい、基本プレイ無料のブラウザゲームというカテゴリーにあっては、驚愕に値する長寿タイトルと言える。
本作は、劉備・曹操・孫権など名だたる君主と、武力に優れ、智謀知略に長けた武将たちの活躍と戦いを描いた古代中国の物語、”三国志演義”をモチーフとしたシミュレーションRPGだ。プレイヤーは、この世界のひとりの君主となって富国強兵に臨み、配下たる武将を集め、志をともにする同胞(=他のプレイヤー)と共闘し、中国大陸の覇者を目指す。
圧倒的な力をもってほかを牛耳るか、交渉に望みを託し生き残りに専念するか、それとも戦争のない平穏な時代を過ごすことになるのか……。全プレイヤーの思惑がぶつかり合うため、二度と同じ展開にはならない、さまざまな歴史を体験できるのが、本作の醍醐味のひとつだ。
多くのプレイヤーが、それぞれのスタイルで
オンラインゲームの命綱は、“プレイヤー人口”。これに尽きる。ほかのプレイヤーがいるからこそ、共闘や敵対の関係が生まれ、予期せぬことも起こる。人間どうしのせめぎ合いだからこそ喜怒哀楽が激しく刺激され、プレイの意欲も沸く(逆のケースがあることも否定はしないが)。
もちろん、人口が多ければメーカー側の収益にもつながり、それがサービスの向上などプレイヤー側にも還元され・・・と、好循環が形成されていく。
では、『ブラウザ三国志』を見てみるとどうか。現在、合計50を超えるサーバー(=ひとつの世界)には、それぞれ2000人以上の君主が存在。少なく見積もっても半数前後のプレイヤーがアクティブに楽しんでいる状況がうかがえる。
1年半プレイを続けている筆者の実感として、当時からこの状況にほとんど変化はない。どのようなスタイルで遊んでいても、つねにほかのプレイヤーの動向が目に入ってくる。
辞める人は必ずいる。しかし、それを補うかのように新規プレイヤーの参戦があり、または複数のサーバーで遊ぶ人が増えている。この状況が、少なくとも1年半は続いているということだ。その理由はさまざまだが、これについては機会を改めてお伝えしたい。
2013年下半期は注目のアップデートが続々実施!
5月11日に、5年目突入を記念して開催されたイベントにて、2013年中に実施予定のアップデート情報が公開された。“天覇争乱”と名づけられ、4回に分けて実施されるこの大型アップデートの内容と、イベントでのコメントなどを改めてまとめておく。
■7月実施予定【乱の章】
ワールドの大統合。最大16ワールドまでの統合が実現可能に。新マップの追加も検討中。
「統合時のワールドボーナスについて、新しいワールドが不利になりがちな状況の是正も検討中」
■9月実施予定【覇の章】
魏・呉・蜀・他に続く第5の勢力として”覇”を実装。
「覇の武将と同名のほかの勢力武将は、重複してデッキに入れることもできる」
「覇の武将は最初から3つのスキルを持たせる予定」
「単純に強いカードではない。幅を広げる存在になるように調整する」
■10月実施予定【争の章】
新兵種の追加。
「“盾兵”は防御特化の防御専用兵種。上位は“重盾兵”」
「“大剣兵”を実装。盾兵のアンチ的な存在になる」
■12月実施予定【天の章】
武将カードの装備品として“装具”を実装。1度使うと消滅する。スキルより強力な性能を持つものもあるようだ。
「武将の新たな使い道を模索できるようになる」
ファミ通.comでは、このアップデートの進捗状況や、開発者インタビューなど、今後も『ブラウザ三国志』の最新情報をお届けしていく予定だ。期待して待つべし!