NVIDIAが海外で開催中のイベントGAME24で、Maxwellアーキテクチャを採用した最新カードGeForce GTX 980と970が発表された。価格はGTX 980が2048コア・メモリー4GBで549ドルから、GTX 970が1664コア・メモリー4GBで329ドルからとなっている。
コア数: 2048
クロック: ベースクロック1126MHz ブースト時1216MHz
メモリークロック:7Gbps GDDR5(標準4GB搭載)
メモリバンド幅:224GB/秒
テクスチャフィルレート:144ギガテクセル/秒
GTX 970
コア数: 1664
クロック: ベースクロック1050MHz ブースト時1178MHz
メモリークロック:7Gbps GDDR5(標準4GB搭載)
メモリバンド幅:224GB/秒
テクスチャフィルレート:109ギガテクセル/秒
MFAAやVXGI、VR最適化などさまざまな技術に対応
MaxwellではDirectX 12に対応予定で、Keplerアーキテクチャと比較して1コアあたり1.4倍、ワットあたりで2倍の性能を誇るという。
また、「MSAAの4倍近い画質をMSAAの2倍のコストで得られる」とするアンチエイリアシング技術MFAA(Multi-Frame Sampled Anti-Aliasing)や、グローバルイルミネーション(大域照明)を再現するVXGI(Voxel Global Illumination)などに対応。
解像度は4Kに対応しており、1080Pまでの対応のディスプレイなどを使用していても、内部的に4K解像度で処理を行って出力時にスケーリングさせるDSR(Dynamic Super Resolution)が使用可能で、GeForce Experienceを通じて自動的に適用される。
また、Oculus RiftなどのVR体験の質をあげるための“VR Direct”にも対応。プレイヤーの動きが映像に反映されるまでのレイテンシー(遅延)を以前よりも大きく下げるほか、SLI接続時には複数のGPUをひとつの視点に割り当て、片目分の映像をレンダリングさせて高速化する“VR SLI”が行えるという。